[お知らせ] 真珠種性中耳炎について、ひとまず結論が出ました

皆さまご無沙汰しております。

MTGの話とは一切関係ないのですが、中々経験する事もないような話で「同じ病気になっちまったよ!」と言う方の参考になると思うので、折角だしアーカイブしておこうと思います。

 

以前ちょっと耳の中がおかしな事になっているよーって事で、仕事の前倒しやら、CT撮ったりなんやかんや検査受けたりして、何かとバタバタしていたので、サイトの更新頻度を下げておりました。

[お知らせ] 更新頻度の低下について – 耳やっちゃった

この件について、昨日(※2020/11/9)主治医と相談の上で、今後の方針を決定してまいりました。

 

まず、私についてくれた主治医はこの手術の執刀経験回数が数千回と言う、日本でもトップクラスのドクターだそうです。

その先生から、今回の症状や手術についての詳細説明を受けました。

内容をまとめるとこんな感じ。

  • 通常よりだいぶ大きな穴が空いているが、実は真珠種が発生するギリギリ手前の段階である。
  • 現状から良くなることは絶対に無い。
  • 悪化していくと最終的には髄膜炎などを引き起こす。
  • 手術を受ければ取り除く事は出来る。
  • ただし手術した方の耳は聞こえなくなる。(※完全に聞こえない訳では無いが、物凄い難聴になるとの事。)
  • 術後に聴力が回復するケースは1割程度しかない。

現実はかなり厳しいようです。

元より手術するものだと思っていたので「聞こえなくなります」は相当ショックを受けましたし、反対側の耳にも小さいながら穴が開き始めている(※こっちも遅かれ早かれ同じ状態になる可能性あるらしい。)と言う事がわかり、先行2ターン目にチャリスX=1を置かれた時のような絶望感に襲われました。

 

しかし、ここで先生から提案がありました。

それは「先生によって見解は異なるのですが」と言う前置きのあと、

 

今のあなたの耳の状態はまだ致命的では無く、生活に支障もきたしていないハズです。

昔は後の憂いを絶ってしまえるなら、切った方が良いと思っていましたが、長年この手術を執刀するうちに、患者さんにもっと猶予があっても良いのではないかと思うようになりました。

悪化する事は間違い無いですが、それが半年後なのか、5年後なのか、はたまた10年後なのか、それは分かりません。

分かりませんが、少なくともその間は今まで通りの生活が送れるのです。

あなたはまだ若く、ここで片耳の聴力を失ってしまうぐらいなら、手術せざるを得なくなってからでも遅くないと私は思うのです。

最終的に決めるのはあなたですが、今後は定期検診を受けながら、注意深く時期を見極めて行ってはどうでしょう?

 

突然、ヴェリアナの奥儀みたいな2択を付きつけられる形となりましたが、よくよく考えてみたら選択肢は無いような気がします。

 

聞こえなくなるのヤダ

 

シンプルにね、イヤだよねってお話で。

勝手に治る事は無いし、間違い無く悪化はするって言うクソゲー状態は脱する事は出来ないけど、その時が来るまでは今まで通りの生活が出来るって言うなら、それに縋ってみようと思った訳です。

何より、やらざるを得ない状態で受ける手術なら後悔しなくて済むってのも、精神衛生上もよろしいのかなって打算もあったり。

とにかく悪化するまで手術しないと言う決断をしました。

 

勘違いしないで欲しい事は、私のケースではまだ本格的な真珠腫の発生に至っていない(※いずれ至るのですが)と言う事と、生活に支障が無い状態であるって事と、最善手かどうかは本人の考え方によるって事。

しかしながら条件が合えば、こう言う選択肢もあるんだなって事が伝えたかったので筆をとった次第です。

片方は残ると言っても、やっぱ五感に関わる事って本能的に恐怖を感じるもんだと知ったので、他に悩んでいる方がこの記事を読んでくれたら良いなと思います。

 

重たい話になっちゃって申し訳ないですが、よくよく考えたら多少聞こえなくてもMTGは遊べるし、クソデッキも作れるし、おもしろアプリの開発だってなんの支障もなく出来るんだから、そこまで悲観することも無いような気がしなくもないねw

すったもんだ有りますが、皆さまには今後とも変わらずお付き合い頂ければ幸いです。

 

なお、同僚氏は「うりさんの耳がどうなっても、MTGの対戦は出来るよ!」と励ましてくれました。

良い事言うじゃん。

雑談

Posted by theuri