[イコリア:巨獣の棲処] 注目のカード – 赤

さて、イコリアの赤い注目カードの紹介です。

今回なんと!赤単色では初(多分)となる待望のカードが収録されました、これにより私の大好きなデッキがパワーアップする事間違い無しなので今からワクワクが止まりません。

どうもイコリアでは赤いカードに私好みのカードが多く収録されるようで、レビューも濃い目の内容となっています。

ゆっくりしていってね!!!

 


ドラニスの刺突者

2マナ2/2の熊さん、サイクリングする度に1点のダメージをプレイヤーに飛ばす常在型能力を持ちます。

これリビエンで使えないかな?と思いまして。

あのデッキはひたすらサイクリングするので、2ターン目のテンポを犠牲にしてでも、その後の仕込みが全部1点飛ばしになるのはかなり脅威的だと思います。

相手のライフが減って行く訳だから、結果的に《死せる生/Living End》を撃った時の決定力が向上したり、コイツ自体がすぐに除去されてもリビエンによって場に戻ってくれば、フルパンの後も「追加のダメージソース」としての脅威になる事が可能。

青いカード編でも言いましたが、サイクリングは手札に有る時に使える起動型能力なので、妨害出来る呪文が極端に少ないのです。

コイツが場に突っ立っていたら、サイクリングカードは全て

打消し辛過ぎるキャントリップ付き1点ダメージ

となるワケです。

対象を取らないのがまた、妨害のし辛さに輪をかけていますね。

そして、コイツ自体がサイクリング(1)と言う色拘束無しの1マナ起動が可能な事も見逃せないポイントです。

 


永遠羽のフェニックス

4マナ4/4の飛行を持つフェニックス、変容でちょっと変わったことが出来る。

速攻も無いし変容しないと復活自体出来ないため、正直強いとは思わないです。

しかし変容時に生成される「羽根トークン」は、墓地に居るフェニックス・カードなら何でも戦場に戻せるようなので、何かトリッキーな事が出来るかもしれない。

例えば《限りないもの、モロフォン/Morophon, the Boundless》とか《前駆ミミック/Progenitor Mimic》みたいな重量級フェニックス(笑)は、盤面に出ると強いですからね!

[2020/05/13 訂正] 多相についてルールに誤りがありました、前駆ミミックはキーワード「多相」を持っていないため、羽根トークンで引っ張ってくることは出来ません。

ご指摘ありがとうございました!

この辺りのフェニックス(笑)を1マナかつ、インスタントタイミングで戦場に戻す、と言うネタギミックで使うならそこそこ意外性があって面白いかも知れないよね。

強いかどうかは別として。

 


銅纏いののけ者、ルーカ

ダブシン5マナの新顔プレインズウォーカー、アドバンテージを取れる小プラス、盤面の質を上げる小マイナス、タイミング次第では大ダメージを対戦相手に飛ばす奥儀を持つ。

流石5マナのプレインズウォーカーだけあって、強力な能力を持っているなと言うのが第一印象、一つずつ見て行きましょう。

 

小プラス(+1)

自分のライブラリートップを3枚追放し、その中のクリーチャーカードはルーカをコントロールしている限り、いつでも唱えてよいと言うビビアン的な能力。

クリーチャーを多めに採用しておかないと「めくった3枚が全部ハズレ」とかもあり得るものの、逆に全部クリーチャーなら擬似的に手札が3枚増えるようなものなので、忠誠度を上げながら使える能力としては及第点。

 

小マイナス(-2)

このカードの最大の武器がこの小マイナス能力。

自分のコントロールしているクリーチャー1体を追放すると、そのカードより高いマナコストを持つクリーチャーが出てくるまでライブラリーをトップから公開して行って、見つかればそれを戦場に出し、残りはランダムにライブラリーボトムへ。

かの有名な《出産の殻/Birthing Pod》と、アンフェアデッキご用達の《変身/Polymorph》を足して2で割ったような能力ですが、実際は2で割るどころか大幅に強化されています。

この能力の特徴は

  • 追放したクリーチャーよりマナコストが高いクリーチャーが出てくる。
  • 同じマナコストのクリーチャーはめくれても無視する。

この2点なので、

  • デッキ内のクリーチャーを全て同じコストで統一すれば、いくらでも変身元となる「タネ」をデッキに入れられる。
  • 1~2枚だけとんでもないサイズのクリーチャーを入れておけば、必ずそれが場に出てくる事になる。

つまり何らかの対策をされても、常にBプランを遂行できるって訳です。

例えばクリーチャーを全てXコストで固めておき、普通に殴りあいしながらルーカを叩きつけて小マイナス、確定でエムラくん降臨。

例えばクリーチャーを全て2マナの妨害能力持ちクリーチャー、いわゆるヘイトベアーで固めておき、雁字搦めになっている所にルーカを叩きつけて小マイナス、確定でエムラくん降臨(※こっちの方が強そう。)

何故か2連発出来て、2連発しても忠誠度が1残るなど割とどうかしているのも強キャラ感出てる。

最近流行のジェスカイ変身で使われる《不屈の独創力/Indomitable Creativity》も、本家の変身も5マナだと考えると、ルーカの5マナは適正なんでしょうね。

めくった時に変身先を追放する恐れが有り、若干のリスクは有るものの、小プラスでタネを探しに行けるのもまた噛み合っています。

 

奥儀(-7)

自分がコントロールしているクリーチャー全てが、対戦相手に一方的な格闘を行う。

どう見ても小マイナスの方が強いです、ありがとうございます。

 


さまよう怪物、イダーロ

7マナ8/8速攻・トランプルと、良好なマナレシオを持つ巨大亀。

手札からサイクリングすると「墓地からライブラリーに戻る」誘発型能力を持ち、4回目以降の誘発はライブラリーでは無く戦場に出ると言う効果に変化する、一風変わったカード。

何かするたびにライブラリーに戻る能力と聞いて、《静める者、エトラータ/Etrata, the Silencer》を思い出しましたが、ヤツは「引き直し」が中々に大変でございました。

この「引き直し」に関してはサイクリングと言う能力と噛み合っているので、先述のドラニスの刺突者を始めとするサイクリング系カードを積みまくったアーキタイプが出て来たらフィニッシャーになれそうな可能性を感じるので、ちょっと注目と言った感じ。

 


Footfall Crater

1マナの土地用オーラ、貼り付けた土地はタップだけで対象のクリーチャーに速攻とトランプルを付与出来るようになります。

これはかなり危険なカードです、主にタイタン系を使うデッキが

出た時に○○誘発します!
コンバット入ります!!
アタックで○○誘発します!!!

と、一気に2連発してくる事が可能になってしまうので危険です。

他にも変身デッキが

ドワーフトークンに変身撃ちます!
エムラくん出ました!!
コンバット入ります!!!
アタックで滅殺6が誘発します!!!!

と、プロテクション(有色の呪文)をすり抜けて速攻を得てしまうので危険です。

とても危険です。

 

極端な例を出さなくても、実質1マナで繰り返し速攻とトランプルを付与できる、それだけでも十分役立つでしょうし、かなり強めなアンコモンだと思います。

 


Shredded Sails

2マナのオマケつきシャッター、アーティファクトを破壊するか飛行を持つクリーチャーに4点ダメージかを選べます。

これは緑の基本カード《押し潰す蔦/Crushing Vines》の亜種、1マナ軽い代わりに4点止まりとなっています(※蔦は3マナだけどフライヤーを「破壊」出来る。)

メタゲームによって左右されますが、比較対象は《削剥/Abrade》になると思うので、タフ4以下のやべぇフライヤーが多い環境なら3点止まりの削剥より優先される事も有るかも知れないので、ちょっと注目しておきたい所です。

未だに削剥って地味に高いしね。

 


Blitz of the Thunder-Raptor

2マナでクリーチャーかプレインズウォーカーに、自分の墓地にあるインスタントかソーサリーの枚数分ダメージを与え、これにより破壊されたカードは追放される。

ラブニカのギルドに居た《イゼット副長、ラル/Ral, Izzet Viceroy》の小マイナスのちょっと弱い版(※ラルは追放領域も参照出来た。)

ゆうて2マナのインスタントなので扱いやすく、イゼフェニみたいなデッキではかなりの高火力になる事が期待されます。

ただ、現在のスタン環境では灯争大戦の3テフェと3ナーセットが居座っているため、イゼフェニが再び羽ばたけるかどうかが怪しいのが難点。

逆にパイオニア以下の環境ならちょっとチャンス有りな感じがするので、注目しておいて損は無いかなと。

本体にも飛ばせたら強かったんだけど、流石にぶっ壊れか。

 


Go for Blood

やたらと注目カードが多い赤ですが、一番嬉しかったコレを紹介して〆ようと思います!

(1)(赤)で格闘出来るソーサリー!!

これですよ。

今まで赤単色のカードでは、一方的にパワー分のダメージを与える、いわゆる《一方的格闘/one-sided fight》しか無かったんだけど(たぶん)、これはパワー分のダメージを与えあう純粋な《格闘/Fight》が行えます。

これにより、ラクドスカラーのデッキに投入している「祝福されし完成」が本気出します。

想定している組み合わせは以下の通り。

 

ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator

コイツほど格闘と相性の良いクリーチャーも中々いませんね!

自分より小さいクリーチャーが相手なら、殴り掛かる前に除去しつつパーマネントを削り取るも良し。

自分より大きなクリーチャーが相手なら、まずブロックされない性質を生かして、殴って5点与えてから格闘してパーマネントを削り、稲妻で追撃して除去みたいなアクロバティックな動きでウマぶる・・・・のも良し。

祝福されし完成にはロマンが詰まっているのです!

 

稲妻の骨精霊/Lightning Skelemental

私の経験上、コイツもあまりブロックされないクリーチャーです。

6点トランプルを全て吸収出来ないなら、パーマネントを1枚犠牲にするよりライフを犠牲にする方がマシって心理でしょうか。

つまりコイツの全力をぶちこんだ後、第2メインで格闘!

手札を叩き落しつつ盤面の厄介なクリーチャーも除去、どうせターンの終了時には潰える命、心置きなく捨て駒にしてあげましょう。

 

この2枚との組み合わせが強いと思うので、とにかく格闘がしたかったんです。

でも赤黒デッキに緑を足したらデッキが歪みそうで、二の足を踏んでたらコイツが発表されたので、そりゃあもう喜びましたw

サイクリング(1)も付いてるから腐る事も無いし、ホントに良いカードを貰えました!

 

以上、イコリア注目の赤いカードレビューでした。

プレビュー2週目が始まっていますので、まだまだ増えそうな感じしますね!

次回は緑のカード紹介です。

 


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theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

10 Comments

  1. 匿名
    2020年5月10日
    Reply

    前駆ミミックは多相持ちではないため、フェニックスとして扱わないかと

    • 2020年5月11日
      Reply

      前駆ミミックはパーマネントになっていなければ(=コピー前)多相の戦士なので、墓地にある場合は全てのクリーチャータイプを持ちます。
      故にフェニックスとして対象に取ることが可能です。

      Progenitor Mimic / 前駆ミミック (4)(緑)(青)
      クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
      あなたは前駆ミミックを、これが「あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーがトークンでない場合、このクリーチャーのコピーであるトークン1体を生成する。」を持つことを除き、戦場に出ているクリーチャー1体のコピーとして戦場に出してもよい。
      0/0

      引用 – MTG Wiki

  2. 匿名
    2020年5月13日
    Reply

    クリーチャータイプである「多相の戦士/Shapeshifter」と、キーワード能力の「多相/Changeling」は違います。
    「多相」もちはすべて「多相の戦士」ですが、「多相」をもたない「~の戦士」もいます。
    そのため、たとえば「~の戦士」でしかないGRNラザーヴは、「フェニックス」として扱わず上記トークンで釣れませんが、「人間」でないため変容できます。

    そして、前駆ミミックは、「多相」をもたない「多相の戦士」です。

    • 2020年5月13日
      Reply

      詳しく調べました、サブタイプの「多相の戦士」は雰囲気付けで、キーワード能力の「多相」を持っていないと全てのクリーチャータイプは持たない、と言う事なのですね…。

      つまりラザーヴは部族ロードの恩恵なども受けれないと。

      これはテキスト欄が長くなるから省略されていると、完全に勘違いしておりましたw

      ご教授感謝します、記事は修正しておきます!

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