ソリン様はパイオニアを支配したい vol.2 – クリーチャーと補助呪文

パイオニアで吸血鬼デッキを作るシリーズ2回目です、ソリン様に喜んで頂けるように頑張って行きます。
前回決定したのは下記の3点、
- 3種類のソリン様を活躍させる。
- M20ソリン様から果敢な血王をシュートして、ライフゲインでライフを奪うコンボを必殺技とする。
- デッキカラーは白黒の2色とする。
この条件を満たしつつ、相性の良いクリーチャーを選定します。
1マナクリーチャー
まずは先陣を切って戦場に降り立ち、対戦相手を睨みつける吸血鬼はこちらの2体をチョイスしてみました。
漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion
発売からしばらくして、その強さが評価され今やシングル価格が800円前後もする当たりレア。
私は予約販売の380円で買い揃えていたのでラッキーでした。
コイツは余裕でモダン級のカードパワーが有るので、取りあえず4枚採用しておけば間違い無いです。
パンプ能力は3マナもかかるものの、起動回数に制限が無いので後半トップしても普通に強いからね(=マナフラ受けに最適)、いつ引いても強いのはとても頼りになります。
なお、場に出た時に対戦相手から「シッコクかぁ…。」と言われる度にダイナマイト四国を連想してしまうのは私だけでは無いハズです。
凶月の吸血鬼/Vampire of the Dire Moon
もう1体は1マナ1/1絆魂・接死そして安い、つまり総じてコスパが高いコイツを採用してみます。
凶月は素で絆魂と接死を持っているので、基本的に相手は「ブロックしたくない」し、立ってたら「アタックしたくない」ハズです。
どちらかと言うと防御性能の方が高いので、
- ボッ立ちさせておいて相手の行動を鈍らせる。
- 除去をコイツに向けさせる。
と言う効果を狙って行く事になります。
しかしコイツのサイズが1つ上がって2/2になったとして、そこに果敢な血王が着地したとしましょう。
この状態でアタックすると「ブロックしたくない」けど、ブロックしないと「4点持っていかれる」(※2ダメージ+2ライフゲイン分のダメージ)と言う、決して無視出来ない高打点クリーチャーに変貌します。
2倍ダメージとは、かくも恐ろしい効果をもたらすのです。
難点と言うほどでも無いけど、M20ソリン様の+1/+1カウンターを乗せた時の「ターン終了時まで絆魂と接死を付与する効果」がちょっと勿体無く感じますねw
2マナクリーチャー
2マナ域からは3体のチョイス、果敢な血王とは別のギミックでマナが沢山欲しいので2体はマナブースト絡みにしました。
軍団の副官/Legion Lieutenant
大変貴重な2マナロード、吸血鬼ロードの中では最軽量らしい。
デッキ構成的に黒タッチ白ぐらいのカラーバランスになりそうなので、2ターン目に着地するかは怪しいけど、部族デッキでロードが居ないは有り得ないので採用します。
ここに《流城の隊長/Stromkirk Captain》も居ればなぁと悔やまれます。
才気ある霊基体/Gifted Aetherborn
2マナ2/3絆魂・接死と言う凄いマナレシオを持つクリーチャー、単純に凶月の上位互換って感じですね!
霊気紛争で登場して以来、実に沢山のデッキで使われて来た実績をお持ちのエリートで、実際に今のパイオニアの吸血鬼デッキでは主力を担っているそうな。
無論私もこのスペックにあやかる訳ですが、果敢な血王とは別のギミックで大量にマナが欲しいので、《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》とやらを使ってみようかなと。
かなり前に480円で叩き売られていたのを2枚買ってみたものの、一度も使った事が無いと言うニクソス童貞なんです。
取りあえずダブシンとかトリシンとかのパーマネント入れたら良いんだよね?(適当)
捕らわれの宿主/Carrier Thrall
2マナ2/1で、死亡時に1/1のエルドラージ・末裔・トークンを場に出す事が出来る吸血鬼。
何となくM20ソリン様でコイツをサクって相手に投げつけても、ボードアドバンテージを失わないって考えたら強いような気がしていたので、モダン版を作っている時に4枚買い揃えておりました。
死んだ時のオマケでパワーが1以上のトークンを出せるのはエライし、このトークンはサクればマナが出ると言うオマケ付き。
このマナもギミックに使えれば良いなと思います。
ちなみにコヤツは《アダントの先兵/Adanto Vanguard》と最後まで枠争いしていましたが、以下の理由でアダントは採用を見送りました。
- 普通に1/1に止められて死ぬか4点ペイかを選ばないといけない。
- ライフが少ない時に引くと凄い弱い。
- ライフは後述のギミックでリソースとして沢山使いたい。
スタンリーガルの頃は自分でも使ってたし、相手にも使われてたのでコイツの強さは良く知っているんだけどね。
とにかくMTGはいっぱいドローしたら強いゲーム(持論)なのでライフはそちらに注ぎ込みたいと思います。
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以上20体の精鋭達に《果敢な血王/Defiant Bloodlord》を3枚ほど加えた物がクリーチャーのリストとします。
補助呪文など
さて、残り少ないスロットには除去やハンデスなどの補助呪文を入れて行くのですが、取りあえず様子見で雑に《致命的な一押し/Fatal Push》と《思考囲い/Thoughtseize》を入れとけば何とかなるでしょう。
そんな事より、白黒デッキは得てして「ドローソースが弱い」と言う難点が常に付きまといます。
いわゆる息切れ対策をどうするか?ってのがかなり重要なのです。
モダン版では狂乱モードと《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》でコレを解決していましたが、赤は使わないと決めたし闘技場はイリーガル。
どうしよっか?
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このデッキの性質を考慮しつつ検索をかけていると、割とすぐに答えが見つかりました。
- 恐らくライフにはそれなりの余裕が出来る。
- 果敢な血王が出ていないと打点が低いから中速のデッキである。
- マナはそれなりに捻り出せそう。
ピコーン(AA略)
イクサランにはマナとライフが許す限り、何度でもスーサイド・ドローが出来る《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast》と言うドローエンジンがあるじゃないか!
この挙動はほぼネクロポーテンス、弱いハズがなかろう?
しかも裏返った後に使える起動型能力でライフゲイン出来るから、果敢な血王とコンボになると言う隠し玉まで搭載されている。
まさにこのデッキと出会う為に生まれたカード、そんな気すらするほど無駄なく使えちゃいます!
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アルゲールとの組み合わせを発見した時、パズルのピースがぴたりとハマったような感覚になりました。
デッキ構築をしていて、この瞬間が一番気持ちイイんでよねw
そして実戦に持ち込むと、高確率で打ち砕かれて「見たくもない現実」を突きつけられるまでがワンセット。
次回はこのデッキを実戦に持ち込んで、そのレポートを書く予定です。
引き続きお付き合いよろしくお願いします。
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