ソリン様はパイオニアを支配したい vol.8 – オゾパイア、出陣。

皆さんこんばんは、オゾリス・ヴァンパイアで対戦してきました!
突然パイオニアデッキを持ち込んだので、お相手は用意できなくてモダンのスリヴァーデッキでしたが、トライバル構築だしええじゃろと。
使ったリストはコチラ。
<オゾリス・ヴァンパイアver.1.1/Ozolith Vampire>
メイン (60)
土地
23枚
クリーチャー
19枚
1種類だけカードを入れ替えていますが、それ以外は前回の記事と同じ内容です。
軽く変更内容を確認してから、実戦で有効だったかを見て行こう。
かなり希少なトランプル吸血鬼
実戦前日に、更に一人回しを続けていて気付いた事が2点。
- 接死に寄せ過ぎたため、死住まいの呼び声を使った時の「接死カウンター」が大抵無駄になる。
- 2マナクリーチャーが4枚しか入っていないので、死住まいの呼び声を使うと大抵1マナクリーチャーしか戦場に戻せない。
1はちょっと勿体ないぐらいの感覚だけど、2は流石に勿体なさすぎるなって思いまして。
前回の記事で書いた「強力なクリーチャーだけど違和感がある」と思った《漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion》4枚を、トランプルと変則パンプアップを持つ《怒り刃の吸血鬼/Furyblade Vampire》4枚に変更しました。
これで回避能力と言うか、サイズアップした際に余剰ダメージを無駄なく相手に叩きこめるようになったってワケです!
2マナクリーチャーの頭数を増やしたかったのも有るし、接死とトランプルもかなり相性が良いからね。
この組み合わせはちょっと勘違いされやすいのでおさらい。
攻撃クリーチャーが接死を持つ場合、0点でない戦闘ダメージはすべて致死ダメージとして扱う。ブロック・クリーチャーに1点でも戦闘ダメージを割り振れば、残りの戦闘ダメージをどのように割り振ってもよい。
引用 – MTG Wiki
まずこれが大前提、接死持ちがブロッククリーチャーに「1点でもダメージを割り振った時点」でお前はもう死んでいる状態になる。
つまり、ブロッククリーチャー1体につき1点割り振れば後は自由だぜって事。
トランプルを持つ攻撃クリーチャーがブロックされ、しかし戦闘ダメージを割り振る段階でブロック・クリーチャーがいなければ、その戦闘ダメージはすべて攻撃した先のプレイヤーやプレインズウォーカーに割り振られる。
引用 – MTG Wiki
そしてトランプルは戦闘時の「余剰ダメージ」を相手のプレイヤーやプレインズウォーカーに割り振る能力。
ブロック指定後によく有る「ダメージ解決前にサクります」等の攻撃スカしをされても、攻撃しているクリーチャーと言う状態は変わらないため、全ての戦闘ダメージが「余剰ダメージ」となって相手に叩きこめる事になります。
プロテクションや破壊不能などによって「ダメージが軽減される」「ダメージを与えても死亡しない」状況でも、それは考慮しなくてよい。数値上そのクリーチャーのタフネス分のダメージを割り振れば、致死ダメージを割り振ったことになる。特に間違えやすい点であるので、注意すること。
引用 – MTG Wiki
これが一番勘違いされやすいポイント。
プロテクションによる軽減だろうが、破壊不能だろうが、それはダメージが与えられた「結果そうなる」と言うだけなので、ダメージの割り振りを決める段階ではどちらも効果を発揮する前となります。
つまり相手のブロッカーがプロテクションを持っていようが、破壊不能であろうが、
1点割り振って後は本体で
こう宣言すればOK、トランプル強いね!
しかしパイオニア環境でトランプルを持つ純正吸血鬼は、たったの2体しか居なくて(※モダンでも3体しか居ないw)、その中でも一番軽かったのが、今回採用した怒り刃だったと。
マッドネス!!
結果から書くと、当然のように0-2で敗北しました。
モダンのスリヴァーデッキは爆速で、3~4ターン目ぐらいにはほぼ全ての手札を吐ききるぐらいのペースで大量のスリヴァーが盤面に並びます。
こちらとはゲーム速度が違いすぎるし、全部空飛んでて、対話などせずにスレ違いのダメージレースを仕掛けてきます。
相手に干渉出来ない代わりに、更に速度が上がったマーフォークって表現が一番シックリ来ます。
絶望感が凄いな!
だがやる事はやらせて頂く、2ターン目怒り刃からの3ターン目のコンバットフェイズ。
うり「怒り刃の能力を起動して…マッドネス!」
同僚「なにそれ?」
うり「仮面舞踏会!!」
同僚「だからなにそれ?w」
対戦相手がそれぞれのカードを手に取り、テキストを読んで笑う。
ああ、なんか久々だなこの感じ。
モリモリ膨らんで行く吸血鬼をガン無視されて、相手はひたすら殴ってきます。
M20ソリン様で絆魂などを付けて粘るも、増え続けるスリヴァーに成す術無く殴り倒されました。
ゆうて後1ターン有れば勝てたんだけどね!
クリーチャーが1枚しか引けない不運の中、ここまで相手を追い詰めたのは中々凄いんじゃなかろうか。
Next game.
リセットが通れば勝てそう
相手のスリヴァーみたいに薬瓶と土地からガバガバとクリーチャーを並べるデッキは息切れも早いため、一発リセットが通れば勝てるまであると見た。
サイドイン
- 2x ヤヘンニの巧技
- 2x 丸焼き
この《丸焼き/Fry》は《不確定な船乗り/Unsettled Mariner》対策ですね、アレが出ると鬱陶しいので。
サイドアウト
- 1x オゾリス
- 1x ソリン様
- 2x 高塔の憑依者
相手が早すぎるので悠長なカードを抜き、デカブツが居なくなるならソリン様も1枚外す事に。
これでいざ2本目。
このデッキ、クリーチャー入ってる?
こちら先攻で初手オゾリス、2ターン目に才気ある霊基体、3ターン目にはソリン様を展開して霊基体にカウンターを乗せ始めます。
ソリン様の忠誠度は5、かなり硬いハズなのに返しのターンで空から5点で即座に葬られます。
プッシュ2枚でなんとかマッスル系のスリヴァーをどけて、クロックを下げるも、即座に薬瓶からお代わりで間に合わず。
まったく良いトコ無し!
あんなデッキ相手に、4マナのソーサリーが間に合うハズなかったか…。
と言うか、またクリーチャー1体しか引かなかったんだけど?
これ部族ビートデッキなんだけど??
単なる不運か、クリーチャーが少なすぎるのか。
マルコフ・クッションで1ターン消費させたにも関わらず、5ターンで瞬殺されましたとさ。
戦い終わって
初陣は2タテされて終わりましたが、それなりの手ごたえはありました。
一番の問題が「クリーチャーを引けなかった」事だから、トライバル・ウォーズ仕様で20枚以上入れるのが正解っぽいです。
同僚氏のコメントによると
仮面舞踏会だっけ?
アレ強いね、クリーチャーが3体ぐらい並んでたら間に合わなさそう。
との事。
そうね、もっと吸血鬼が並ぶ予定だったのよ。
どうあってもスレ違いの殴り合いを仕掛けてくるから、クロックのデカさが重要だと言うのに。
あとはこちらの土地の展開を見て
やたら基本土地出てくるし、そもそものゲームスピードが違いすぎて別ゲーやん?
フォーマットはやっぱり揃えた方が面白いし、パイオニアはスピリット組みたいから、しばらく待っていてちょーだい。
との事。
なるほど、《集合した中隊/Collected Company》が使いたい訳か。(※モダン級だしね!)
そしてやはり空を飛んで、スレ違いのダメージレースを仕掛けてくるんだろうな。
そこまで空を飛ぶのが好きなら《掻き集める梢/Raking Canopy》で全部撃ち落としてやろうかしら?と、薄目で身内メタ的な事を考えつつ対戦会はお開き。
以上、異種フォーマットでボロ負けしたけど中々得るものが多かった対戦の記録でした!
次回は同僚氏が組んで来るであろう、パイオニアのスピリット・カンパニー的なデッキとの対戦になると思います。
関連記事
最初の話
前の話
ディスカッション
コメント一覧
デッキ含め非常に面白いと思います!
あんまり吸血鬼じゃない黒単吸血鬼以外のデッキを模索してたので参考になります
続きが気になる^ ^
dobu bone氏>ありがとうございます、励みになります!
現在対戦環境がよろしくなくて、対戦自体が減ってしまっていて中々パイオニア戦が実現していません。
対戦の機会が出来ればすぐにでも続きを書きますので、たまに覗いて貰えればと思います!
ピンバック & トラックバック一覧
[…] ソリン様はパイオニアを支配したい vol.8 – オゾパイア、出陣。 […]