テーロス還魂記の先行プレビュー

さて、来年2020/1/24に発売されるテーロス還魂記の新カードが3枚公開されましたね。
このカード達が公開されたのはテーロス還魂記に向けての記事、<ギデオンの追悼>を書いた次の日だったので、ギリギリセーフでした!
んでまぁ公式のミスリードによる「エルズペス死亡説」から一転、
ペス「ちょっと死の国に行ってましてん!あ、これお土産ですわ(禍々しい槍)」
と言う感じでエルズペスが華麗にシャバ復帰を果たしたので、やはりギデオンもひょっこり返ってくる可能性はあると思う。
それとギデオンの追悼記事で、魂がテーロスで転生して
伝説のプレインズウォーカー — ギデオン(Gideon) 神(God)
みたいな「神タイプを持つプレインズウォーカー」が来ないかな?って妄想を書きました。
しかし未読だったテーロスのストーリを追ってみると、かつて「お祭り騒ぎをしてから神託者を一人生け贄に捧げると神になれる(※意訳)」と言う雑な儀式を行い、ホントに神様になっちゃったゼナゴスと言う新米プレインズウォーカーが既に存在していました。
そいつはプレインズウォーカーから神に転生すると
- 転生前:伝説のプレインズウォーカー — ゼナゴス(Xenagos)
- 転生後:伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)
プレインズウォーカーじゃ無くなっちゃった?
うーん、転生すると灯は消える設定なのかな。
最期までストーリー読めばもう少し分かれば良いんだけど、気になりますね。
ゆうてカーンやテフェリーみたいな「適性が有れば灯は後から入れなおせる」って設定もあるから、まだワンチャン残ってるハズです。
どっちでも良いけど。
Elspeth, Sun’s Nemesis
さて、お待ちかねの新カード情報。
1枚目は帰ってきたエルズペス、明らかに「白いの殺す兵器」のような黒い汁が滴る槍を携えての凱旋です。
しかもショーケース版の背景では、2体の巨人(=神)に槍を突き立てている壁画のようなモノが描かれている事から、
神様絶対殺すウーマン
と言うストーリー事情が読み取れますが、カード性能は如何ほどか。
《Elspeth, Sun’s Nemesis》(2)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー – エルズペス [M]-1:あなたがコントロールしているクリーチャー最大2体を対象とする。それらはターン終了時まで+2/+1の修整を受ける。
-2:白の1/1の人間・兵士・クリーチャートークンを2体生成する。
-3:あなたは5点のライフを得る。
Escape – (4)(白)(白), あなたの墓地から他のカードを4枚追放する。(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのEscapeコストで唱えてもよい)
[5]引用 – イゼット速報
あんまり神に対する殺意は無さそうに見えます。
目を引くのは《Escape》と言う新メカニズム、墓地から唱えて自身を追放するフラッシュバックとは違い、墓地から唱えて自身以外のカードを追放するため「ある程度墓地を肥やさないと使えない」ように調整した感じだろうか。
ストーリー的に死の国から現世への脱出方法を習得したみたいなフレーバーなんじゃ無いかなって思ってますが、どうでしょうね。
ペススペス「死んでも脱出したら生き返るねんで。」
すげえなテーロス次元。
取りあえず白絡みのウィニーデッキで使うと雑に強そうなカードです。
-1の強化が全体では無く2体までなので、大量のトークンを出すようなセレズニアトークン系ではちょっと噛み合わない気がする。
どちらかと言うと、除去やハンデスで能動的に墓地を肥やせて、2~3体展開するだけでそれなりに強いマルドゥ騎士みたいなデッキと凄く噛み合うんじゃなかろうか。
先制攻撃持ちや絆魂持ちを2体も+2/+1修正とかされたら、かなりキツイと思う。
-2のトークン2体生成も人間・兵士タイプってのがシナジーの可能性を感じますし、単純に2回使ってトークン4体出しても忠誠度が1残るってだけでも強力です。
《未練ある魂/Lingering Souls》って強いでしょ?だからコレも強いんじゃないかな(適当)
これでEscapeコストもダブシン4マナ据え置きだったらなぁと思うけど、自力リアニメイトって凄く厄介な能力だし、これぐらいにしとけって感じか。
皆さんもスケルトンとかが毎ターン墓地から戻ってきてチャンプブロックとかされて「イラッ」とした経験があるだろうし、軽くしちゃうとスタンでもセルフLOみたいなデッキが悪さするだろうしで調整難しそう。
ちなみに+能力が無いから、何か一つでも起動すると《探索する獣/Questing Beast》にワンパンされるので、更地に出せたとしても過信しないように。
Ashiok, Nightmare Muse
2枚目は新アショクでした、ミューズって事は詩人的なアレか。
いつも通り悪夢を具現化してるようで何よりです。
《Ashiok, Nightmare Muse》(3)(青)(黒)
伝説のプレインズウォーカー – アショク [M]+1:「このクリーチャーが攻撃かブロックするたび、各対戦相手のライブラリーの一番上から2枚のカードを追放する」を持つ青と黒の2/3のナイトメア・クリーチャー・トークンを1体生成する。
-3:土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。その後そのプレイヤーは自分の手札からカードを1枚追放する。
-7:あなたは、あなたの対戦相手がオーナーである、追放されている表向きのカードを最大3枚まで、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
[5]引用 – イゼット速報
+1能力がいきなり強い、忠誠度をプラスしながら自分を守れるプレインズウォーカーは得てして硬いのです。
そして何とも厄介な誘発型能力を持つトークンなのに、2/3と言うサイズはかなり優秀(※熊さんを止めながらライブラリを削れる)と言えます。
え?+1で3/3作れるプレインズウォーカーが居る?
はは、ヤダなぁ。
そんなヤツ居るワケないでしょ?
本当に鹿たないなキミは、アショクを差し置いて悪夢を具現化しちゃダメよ。
続いて-3、土地以外何でも触れるバウンスが強いのは2種類のテフェリーが証明していますし、オマケで追放ハンデスが付いてくるんだから弱いハズがなかろうて。
これはもう前期のスタンでトップメタの地位を築いたエスパーコントロールの5テフェの後釜として使ってねと言う事に違いありません。
実際にコイツと3テフェが並んで、除去とカウンター構えてたら吐きそうになる自信がある(やめてね?)
最期に奥儀の-7、対戦相手がオーナーである追放されているカードの中から好きなモノを3枚まで踏み倒して唱えても良い。
追放領域が「悪夢」で踏み倒しが「具現化」って事かな?
凄いセンス良いねこのデザイン、ちょっと感動したw
灯争アショクと非常に強烈なシナジーを持っているので、是非併せて使ってみたいですね!
Athreos, Shroud-Veiled
最期はボックス購入特典のカード、神様出てきましたね。
最近私がパイオニアで何とかして使おうとしているM20の《星原の神秘家/Starfield Mystic》は、テーロス再訪の為にデザインされたクリーチャーだったと理解しました。
《Athreos, Shroud-Veiled》(4)(白)(黒)
伝説のエンチャント・クリーチャー – 神 [M]破壊不能
あなたの白と黒への信心が7未満であるかぎり、Athreos, Shroud-Veiledはクリーチャーではない。
あなたの終了ステップの開始時に、他のクリーチャー1体を対象とし、その上にcoinカウンターを1個置く。
coinカウンターが置かれたクリーチャーが死亡するか追放されるたび、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。4/7
引用 – イゼット速報
うーん、効果としては凄く面白いんだけど、どんなデッキにすれば良いのかな。
折角だから星原の神秘家を4積みして、エンチャントを詰め込みまくれば何か面白い事が出来るかも知れない。
エルドレインの《きらきらするすべて/All That Glitters》にはかなり可能性を感じていますので。
ローグ目線だけど。
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以上新セットのカードの感想&考察でした!
あとがき
新しい土地のデザインがちょっとどうかと思いました。
MTGと言えば美麗なイラストも売りな訳だし、これは流石に「MTGじゃない」って思ってしまいます。
最初は信心を数えるためのトークンかと思ったよ、エネルギー貯蔵庫トークンとか毒カウンターのトークンは今でも使ってるし。