モダンはおもちゃ箱2 vol.3 – ボーラス様増量します

前回「対策不能なデッキ」を目指して仮組したデッキは、驚くべき事に「勝つことを放棄したデッキ」だった事が判明。
流石にこれではお話にならないため、方針を変えざるを得ないと言う事になりました。
-それから弄り倒して数日が経ち、私は一つの結論に達した。
無理だコレ!!
どういじくっても完成度が低すぎて話にならない、サイドボード15枚とっかえ作戦もメインボートとの噛み合いが悪く全くお話になりませんでした。
早い話が「失敗しちった」と言う事。
世間一般的には失敗は成功の母って言うらしいので、私は知らぬうちに「おかんを作ってしまった」と言う事になる。
えーと、ごめんなさい(反省)
タイムスパイラル
作ってみたデッキが思ってたのと違うって事は良く有る話で、ここは切り替えて次の策を講じてみよう。
経験上こう言う場合は時間を遡って「別のルートを探す」のが良い。
名付けてパラレルワールド作戦です。
もしあの時○○していたら…ってやつね、バカっぽいけどロマンがあるヤツ。
早速vol.1を見返してみましょう、なんて書いたっけな…。
今回使いたいと思ったカードはコイツ、《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》です。
最近ほとんどスタンは触ってないのに、灯争大戦は剥くのが楽しすぎて気が付くと2箱ほどベリベリと。
しかもボーラス様が2枚とも絵違いで出て来てしまったと言う。
なんか勿体ないでしょ?これ使った事無いのは。
あぁそうだったね、灯争ボーラス様が使いたかったんだ。
これが構築のキッカケ、MTGで言う所の初手にあたる。
そして2手目はどうしたかと言うと…
青と黒が使えるなら最近ご無沙汰しているアーティファクト使いたいので、それ絡みで使った事ないカードをピックアップしてみよう。
ふむふむ、恐らくオパモやバネ葉太鼓、産業の塔などで5色出しやすいってのもあってチョイスしたに違いありません。
これ実はさ、シミュレータ上でかなりぐるぐる回した(※失敗したデッキをね!)んだけど、黒のトリシン部分のせいで全然上手く払えなかったんですよ。
つまりこの2手目で既にチョイスを誤っていたと言えるのではなかろうか?
ほぼ全部間違ってるじゃねーか!と言うのは一先ず置いておくとして、5マナ呪文で1つも不特定マナが無いってのは色拘束ヤバくない?(いまさらだけどw)
やっちゃえオッサン
MTGは古来より「マナコストが支払えないなら踏み倒せば良いじゃない」と言う、伝統的かつ実用的な手段がある。
なので私もボーラス様は潔く踏み倒す方針にしようと思う。
何故なら当然の如く、私のおもちゃ箱には適任者が出番待ちしておりまして。
モダホラ発売日に即4枚購入したコイツがね!
《次元縛りの共謀者/Planebound Accomplice》
この手のカードは脊髄反射で買っちゃうよね、仕方ないよね。
こいつの評価は「場に居座る事でアドバンテージを得るプレインズウォーカーが1ターンだけ出てくるのはそんなに強く無い」との事で、滅茶苦茶安く手に入ります。
まぁそりゃそうなんだけどさ、おもちゃ箱には色々入ってる訳ですよ。
例えば《無限の日時計/Sundial of the Infinite》とかどうですかね。
赤いオッサンと日時計の2枚を場に出さねばならないため、コンボするための下準備で隙が生じてしまうが、踏み倒したプレインズウォーカーを場に定着させるのは強力、狙う価値は十分にあると思います。
ちなみに使った事ないので気付かなかったけど、この能力ってタップ無しで起動出来るのね。
てことは一気に複数枚展開出来るって事だから、色んなボーラス様をデッキに仕込んでおいた方がお得じゃん!
全部踏み倒して忠誠度全部起動とか無茶苦茶してから、エンド時に日時計で生け贄に捧げる遅延誘発型能力を吹っ飛ばすと絶望だけが残るってプラン。
こんなの絶対に面白いに決まっている。
候補カードを再考
と言う事で追加のボーラス様とか、色々シナジーがあるパーツをピックアップしてみよう。
まずこの2枚は外せないと思うので確定枠、プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalkerと王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaohです。
古来より「踏み倒すならなるべくデカくて強いヤツ」と言うのは定石なので、どどーんと激重ボーラス様2種をピックアップ。
この2枚が有ればあらゆるリソースを攻める事が出来るし、実際にこんなのが着地したら悶絶は必至。
そして…サーチだ、サーチがしたい。
今アーティファクトのサーチで盛り上がっているのは、新型ソプターコンボで活躍中らしい《ゴブリンの技師/Goblin Engineer》だろうか?
随分と値段が落ち着いたので、この機会に是非試してみようと思う。
これで日時計やら《罠の橋/Ensnaring Bridge》をサーチして墓地に叩き落し、何らかのアーティファクトをサクって場に出せば素早く盤面を作って行ける。
ただし、これだけの為に採用すると「盤面が出来上がった後は特にする事が無いカード」と言う事になってしまう。
即ちCIP能力も起動型能力も必要無い状況でトップすると、この上なく弱いカードって訳だ。
可能な限り「いつ引いても強い」のが良いなぁと思って、私は再びおもちゃ箱をガサガサとほじくり返していました。
そして運命的な1枚を発見する事になる。
うり「あっ。」(※これは本当に声が出たw)
この《胆液の水源/Ichor Wellspring》が戦場と墓地に有れば
- インスタントタイミング
- 赤1マナで起動
- 2ドロー
- 毎ターン使える
とか言うぶっ壊れドローエンジンになるじゃん!
テクニックTIPS:
ダブった日時計とか3マナ以下のアーティファクトなら何でもOKなので、胆液の水源とぐるぐるしとけば取りあえず毎ターン1ドローが可能って事は覚えておきましょう。
こっちのケースの方が圧倒的に多いだろうし。
盤面が事足りている時に技師を引いた時のCIP能力でこのカードをサーチして墓地に落とせば、コンボ成立はそんなに難しくないって考えるとマジで結婚した方が良いレベルで相性抜群ですね。
しかも、技師が居れば居るだけドロー枚数が増えて爆アド間違い無し。
出て来て1ドロー、コンボパーツを釣るための生け贄にしつつ1ドローってだけでも十分強いからマスト級のカードと考えて良さそうです。
よしよし、良い感じになってきたんじゃないかな?
また詰め込み過ぎて失敗しないかドキドキしているけど、サーチとドローエンジンが有ればある程度何とかなるのがMTGって事も学んで来たからね。
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ほぼ全部変更となりましたが、ボラース様の量は増えたのでOKでしょう!(せやろか)
次回、新たな構想で仮組み~シミュレート。
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