モダンはおもちゃ箱2 vol.4 – リスト完成
うり「取りあえずモダホラと灯争大戦ください。」
これは私がカードショップに行くと必ず唱える呪文で、取りあえず血清の幻視、取りあえず生、全て同じ意味で使われる言葉だ(違う)
お値段税込み1,050円で夢が買えます。
さて、今回もおもちゃ箱をひっくり返して遊びましょう。
え?中身はどうだったかって?
ははは。
—
前回のお話は構築に行き詰まり最初から全部やりなおすため、発端となった「灯争ボーラス様2枚当たったから使いたい」って条件以外を全て、なかったことにしました。
そう言えばこれさ、ボーラス様(2枚とも)もそうなんだけど灯争大戦のプレインズウォーカーってまだシングルで買った事無いのに、ストレージを整理した結果7割強が日本語絵違い版だったんですよ。
小テフェリーとかカーンとかも絵違いだったし、大人気カードのナーセットさんに至っては4/4が絵違いだったようです。
1枚だけ通常版も持ってると思ってたらカズミナさんだったし、自力で4枚引いて全部絵違いってのは中々凄い事なんじゃないかな。
折角だし使ってみようかなとテキストを改めて読んでみると、この人最初っから裏返ってるアズカンタなんだね…。
相手に2ドロー以上させない所ばかりに目が行ってましたが、2回は起動出来る訳だしそりゃ強いハズだね。
その名もスニークウォーカー
さて、全部やり直しって事で前回の記事内で方針を決め直しました。
- 灯争ボーラス様の色拘束キツ過ぎ
- コストが払えないなら踏み倒せば良いじゃん理論
- 次元縛りの共謀者で踏み倒そうぞ
- 遅延誘発のデメリットは日時計で踏み倒そうぞ
- 踏み倒すなら他のボーラス様も入れようぞ
こんな感じ。
ただただ踏み倒す事を考えた方針、そのあっけらかんと「無銭飲食します!」と宣言する様は、もはや武士並みの潔さと言えます。
いざ尋常に踏み倒し仕ります。
—
構築を進めて行きながら、どうせプレインズウォーカーは踏み倒せるしナーセットも使ってみたいから色々入れた方が捗りそうと判断し、素出しも出来るプレインズウォーカー達を色々追加。
出来上ったのがこちらになります。
デッキリスト:
<スニークウォーカー/Sneakwalker>
メイン (60)
土地
- 1x 竜髑髏の山頂
- 1x 水没した地下墓地
- 1x 廃墟の地
- 1x 氷河の城砦
- 1x アカデミーの廃墟
- 2x 血染めのぬかるみ
- 1x 溢れかえる岸辺
- 2x 汚染された三角州
- 1x 断崖の避難所
- 2x 硫黄の滝
- 1x 聖なる鋳造所
- 2x 蒸気孔
- 1x 湿った墓
- 1x 血の墓所
- 1x 神無き祭殿
- 1x 神聖なる泉
- 1x 平地
- 1x 島
- 1x 沼
- 1x 山
24枚
クリーチャー
10枚
呪文
- 2x 終止
- 1x コラガンの命令
- 1x 否定の力
- 2x 思考囲い
- 1x ゲスの玉座
- 3x 胆液の水源
- 3x 無限の日時計
- 1x 罠の橋
- 3x 覆いを割く者、ナーセット
- 1x 時を解す者、テフェリー
- 1x 大いなる創造者、カーン
- 2x ドミナリアの英雄、テフェリー
- 2x 龍神、ニコル・ボーラス
- 1x 王神、ニコル・ボーラス
- 2x プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス
26枚
サイド (15)
15枚
しばらくシミュレートで一人回ししてみた所、それなりにマトモなターンでボーラス様が着地出来る事が分かりました。
大きな理由としては、前回考察した《ゴブリンの技師/Goblin Engineer》がかなり有能で、《無限の日時計/Sundial of the Infinite》や《罠の橋/Ensnaring Bridge》のサーチ後はすぐさま《胆液の水源/Ichor Wellspring》コンボに入っておけば延々とハンドアドバンテージを得る事が出来ました。
余りにもドロー出来てしまうため、罠の橋がすぐに機能しなくなると言う問題まで発生しました。
これを主軸にしたデッキを作った方が強い気がしてならない。
折角なのでシミュレート上で気づいた小ネタも書いておこう、かなり実戦的だと思うので各自アレンジして使ってみてね。
- 罠の橋は自分のターンには不要なので相手のエンド時にサクって墓地の胆液の水源を戻して1ドロー、相手のターンに入ったら「コンバット前までどうぞ」で優先権が来たら胆液の水源をサクって罠の橋を戻して1ドロー。(※日時計なら相手のターンには要らないからと言う考え方も出来る。)
- 単体置物除去が飛んで来たらスタックで対象をサクって、墓地のアーティファクトと入れ替えればフィズる。
- 同じく墓地対策やサージカル系が飛んで来た時に本命が墓地に落ちてるならスタックで戦場に戻して回避、サージカル系ならフィズるので手札の公開やライブラリを見られたりもしない。
うーん、控えめに言って強ひ。
2体並んで毎ターン追加の4ドローとかなると、もはや手が付けられないね。
コンボパーツのサーチからドローエンジンまでこなすゴブリンエンジニアは、このデッキの心臓と言えるレベルで重要なクリーチャーとなりました。
リカバリー手段
このデッキの大きな弱点、それはどう見ても「見たら焼け系のシステムクリーチャー」ってのがバレバレな事です。
踏み倒し手段が全部処理とかされたら詰みかねないレベルです。
そこでコイツ《夕暮れヒバリ/Vesperlark》を試してみたい、これもモダホラのカードだね。
元々モダホラのプレビュー中に「1ターン目に物あさりで墓地にウルザ捨てて、2ターン目にヒバリを想起したらウルザ出てこれるやん」と言うネタを思いついて、赤いオッサンと同じく発売日に4枚購入したカードです。
幸い2体ともパワー1だし、白のシングル2マナでリアニメイトなんて破格の性能なのは疑う余地無し。
何なら飛行の2点クロックとして置きリアニとしても使えて、とにかく有能に思えます。
特に次元縛りのおじさんはタップ無しで能力を起動出来るので、リアニメイトから一気にボーラス様を複数並べて無茶苦茶して日時計でぶっ飛ばす!
なんて事が可能なので奇襲にも使えます、盤面が手遅れでなければ。
お見立ては?
一先ずこのリストで実戦に挑むつもりですが、どうしても払拭出来ない懸念点がありまして。
これ、ボーラス様がドーンと着地しても解決出来ない盤面が沢山あるんじゃね?
って言うね、致命的な懸念点がある訳ですよ。
クリーチャーの少ない相手なら何とでもなりそうだけど、人間デッキみたいに盤面がわちゃわちゃしてる相手にはリセットが無いと「で?」ってなる気がする(確信)
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》みたいなプレインズウォーカーが理想だけど、こいつがX=6とかやっちゃうとこちらのパーマネントにも甚大な被害が出ちゃうw
あれ?でも更地にプレインズウォーカーって盤面に出来るなら有りなのかな。
デカイ方のボーラス様なら生き残れるし、ニコル&ウギン兄弟が同時にコントロール下に在るなんて夢の競演は未だかつて見た事が無い気がする。
これはとてつもないロマンを感じる…(※価格調査中。)
あっ、高い!ヤメとこ!!
緑トロンが結果残してるし、しばらくは高値安定かな?
この金額出せるなら、少し足して恐血鬼を4枚買いたいし(正直者)
引き裂く方のエムラ君みたいに「一歩でも動いたら甚大な被害が出る」みたいな事がまず無いから、こう言うほぼ勝ちみたいな状況に出来るのは大事なんだけどさ。
おもちゃ箱な企画だからね、高額カードはガチ目なヤツを組む時にしか買えないフトコロ事情ってのも加味して今回は見送りです。
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次回で最終回、紆余曲折の末に出来上ったおもちゃ箱デッキ第2弾「スニークウォーカー」の初陣は果たしてどうなるのか。
乞うご期待!
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