モダンはおもちゃ箱3(読み切り) – Hammerdin

皆さんこんにちは。

久々にデッキエディタをアップデートするため新機能の開発や、一部既存処理の改善やブラッシュアップなどをしております。

来週末ぐらいにはエルドレインのデータ実装の準備も有るし、スタンローテだから既存のエディタ内データどうしようかとか悶々と考えていたら…

デッキ組みたい病禁断症状

が発症しました。

 

私はアレコレ妄想しながらカードを組み合わせてニヤニヤするのが好きなヤベー奴なので、養分補給を止め過ぎると死んでしまうのです。

という訳で、深い考え無しで即興構築する悪名高き「モダンはおもちゃ箱」シリーズで、溜まりに溜まったストレスを発散する事にしました。

 

さぁ、暴走のお時間です。

 


おっさんに捧げる懐かしネタ

突然ですが、皆さんはDiablo2ってゲームを知っていますか?

私はLadder引退後もPlugYと言うModを入れて、シングルゲームでマッタリと10年ぐらい遊び続けていた不屈の名作。

そんでまぁ、どんなゲームでも必ず発生する「最強議論」ってあるじゃないですか?

普通この手の議論って結論が出ないまま水平線ってのがお決まりパターンなのに、このゲームでは世界レベルでの議論であったにも関わらず「最強のビルドはコレです」と言う、驚くべき結論が出てしまったんですよね。

それがHammerdinハンマーディン(※日本ではハンマーパルと呼ばれる事もあります。)と言うパラディンのビルドでした。

その余りの強さから使う人が増えすぎて「パブで石を投げたらHammerdinに当たる」と言う言葉が産まれたほど、このビルドが溢れ返る事になりました。

 

うん、最強ってカッコいいよね。

そんでね、MTGにもパラディン居るじゃないですか?ハンマーも有るよね?

じゃあ世界が認めた最強ビルドを再現するしかないよね?

てな訳で完成した、完全なるおっさんホイホイなデッキリストがこちら!

<ハンマーパル/Hammerdin>

懐かしさと拘りを重要視するあまりフレーバー枠が多すぎるクソデッキのガバガバ構築に震えるべし。

 


MTG界のHammerdin

まず主役は《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》で決定、名前がまんまパラディンだし、元ネタと同じく色黒な上に装備品とシナジーを持つとか「もはや狙ってるんでしょ?」って思うよね。

そしてビルド名を冠するハンマーは、令和のクソハンこと《巨像の鎚/Colossus Hammer》をチョイスした。

平成のクソハンこと《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》は色んな条件を満たさないとテンポが悪過ぎて扱いづらいのは目に見えているが、元ネタが平成のゲームだし平成仲間枠として1枚ぐらいはスロットを割く事にしよう。

この3種類のカードを固定枠として、世界最強を再現して行く。

 

Hammerdinは高火力

Hammerdinが使うBlessed Hammerと言うスキルは圧倒的破壊力をもって敵をなぎ倒していた。

あのバカげた火力は令和のクソハンマーで簡単に再現できるが、Blessed Hammerは画面を埋め尽くすほど連射するのがセオリー。

これを再現するためには4枚ガン積みが必須条件となるが、どうせまともに装備コストを払う気なんてさらさら無いならMAX積むのは大変理にかなっている。

ハンマーを2枚貼り付けるだけで即死火力、4枚全てが出るような事になってしまえば+40/+40の修正、盤面にハンマーが増える程強くなると言うフレーバーで完璧な再現度と言えるだろう。

 

Hammerdinは貫通する

Hammerdinが本当に最強だったのはVer.1.10の時で、唯一の弱点となるハズだった「Magic属性攻撃無効」の敵がアンデッドにしか存在せず、Blessed Hammerはアンデッドのレジストを無視して貫通すると言う特例効果があったおかげでマジで敵が居ない状態だった。

Ver.1.13でこの特例を無しにする修正が入りほんのり弱体化したが、ここでは全盛期の強さを再現する事にした。

貫通能力は平成のクソハンマーのトランプル付与で見事に再現可能、しかも魂絆能力はRW Exileで誘発するLife Tapを彷彿とさせる効果で、物理派のパラディンファンには涙が出る程懐かしい効果となっている。

ただ、ピン挿しが決定しているのでサーチと併用するなどの工夫が必要なロマン枠となる。

 

Hammerdinは盾が好き

パラディンは盾の扱いが最も得意なクラスで、パラディン専用盾があったり、Holy Shieldと言う盾を超強化するスキルが使えたり、ブロック動作に隙が無かったりと優遇されている。

おかげでキャスターに寄せたビルドにも関わらずHammerdinは「異常に硬い」と言う特徴があった。

硬くて、隙が無い。

これはタフネス修正と警戒を付与できる《聖戦士の盾/Cathar’s Shield》を使えと言う事だろう。

英名はCathar’sとなっているが日本名は聖戦士(=パラディン)だし、コスト0で純鋼のドローを誘発して連打に繋がる動きが出来るため「FCR(※Faster Cast Rate)を盾で稼ぐ」と言う、ディアブラーが聞いたら懐かしすぎて思わず笑ってしまうぐらい完成度の高いフレーバーとなる。

これはマストで4枚積むべきだ。

 

Hammerdinは寄せ付けない

Hammerdinはその圧倒的な制圧力で敵を寄せ付けないし、パーティプレイにおいては開幕と共にテレポートで消え去りマップ内の敵を全て殲滅するため味方も寄せ付けない、まさに最強のクソ身勝手ビルドなのだ。

これはMTGで言うところの速攻と被覆に該当するので、全ての要件を満たすジャストミートな性能をしている《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》を採用する事にしよう。

 

Hammerdinは手を汚さない

Hammerdinは敵を殴ったりしないし、移動する時も攻撃する時も武器は頭の上に掲げるだけで自ら手を下す事は無い。

そう、手を汚すのはいつだって肉壁Act.2兄貴こと砂漠の傭兵さんなのだ。

驚くべき事にMTGには「硬くて強くて頼りになるけどたまに蒸発する」と言う、A2兄貴の特徴を全て兼ね備えたクリーチャーが存在した。

そいつの名は《刻まれた勇者/Etched Champion》、金属術の達成でプロテクション(すべての色)を得る事が出来、凄まじい硬さになるくせに《変わり谷/Mutavault》に余裕で相討ちを取られるあたりが本当にそれっぽい。

MTGのシステム的に装備品を直接相手にぶつける事は出来ないので、刻まれた勇者くんにハンマーを持たせて突撃させる事にしよう。

 

例の茶色いストッキング(※Harlequin Crest)は大体みんな被ってたから除外させて頂いたが、これで往年の最強ビルドの特徴はほぼ再現出来ているんじゃなかろうかと思う。

 


辻褄合わせ

再現の段階でこれだけ好き勝手にスロットを消費していると、まともにデッキが動くとは思えません。

ここから先は実用的な物を最優先で採用して、なんとか戦えるように仕上げて行きましょう!

 

レオニンのシカール/Leonin Shikari

稲妻のすね当て使うならセットで入れとけ的なクリーチャー。

このデッキにおいては純鋼の金属術で全ての装備がインスタントで付け替えられるようになるので、シナジーとなる可能性は無限大。

実際ダメージステップ前に「通った方にクソハンを付け替えます!」とするだけで人の命が半分消えるのは恐ろしい動きだ。

 

シガルダの助け/Sigarda’s Aid

1マナのエンチャント、装備とオーラがインスタントタイミングで唱えられるようになる。

しかも装備品が場に出た時は「装備コストを踏み倒してクリーチャーに付けても良いよ!」とか訳の分からない事が書いてあるので、令和のクソハンが無色1マナで撃てる+10/+10修正のジャイグロと化します。

スッと書いたけど、これって相当イカれた性能だよね?

ただし複数枚引くと全力で腐るので色々と気難しいカード。

 

ゴブリンの技師/Goblin Engineer

赤を足す理由その1。

装備品のサーチ&破壊された装備品のリアニメイトを兼用できるゴブリンエンジニアは必須だと考えます。

石鍛冶持ってないからじゃないよ?

3マナ以下のアーティファクトなら装備じゃ無くても良いので、インスタントタイミングで出し入れ出来るのは何かと強い。

特に3マナの刻まれた勇者とは強力なシナジーを形成する事でしょう!

 

ボロスの魔除け/Boros Charm

赤を足す理由その2。

  1. 計算を大いに狂わせる本体4点火力モード
  2. 致命的なリセットが飛んで来た時や除去されると詰む場面で全てのパーマネントを破壊不能にするモード
  3. 令和のクソハンが通った時や平成と令和のクソハンがコラボった時に撃てば勝利となるダブルストライクモード

全ての効果がこのデッキにこれ以上ない程噛み合っているベスト・オブ・ベストな呪文。

弱い理由が一つも無いって凄くない?

 

以上のカードを無理やり詰め込んだ世界最強ビルドの再現デッキを握りしめ、戦場へと向かったのでした。

 


実際に戦うとこうなった

薄々クソデッキである事は分かっているけど、なにせ「世界的なゲームの最強ビルドを再現した」と言う事に対しての期待は大きい。

 

いつもの5色人間とのマッチ、1戦目は見慣れない新作デッキに警戒しつつも帆凧の手札確認(※クソハン没シュート)から翻弄3連打で

  • 稲妻
  • 流刑への道
  • 刻まれた勇者

を指定され、何も出来ないまま1敗。

これはもうクソデッキとか関係なくクソゲーです、有難うございました。

 

流石にコレは強いとか弱いとかじゃ無いと思うのでメインボードのまま2戦目へ。

初手シガルダの助けから、2ターン目パラディン着地で聖戦士の盾を展開する動きで少し見せ場を作りましたが…。

返しのターンに翻弄でクソハンを指定され、次のターンにはバイアルから飛び出してきた翻弄に稲妻を指定され、追加で出したパラディンも交流代理人にまとめて追放されて詰み、あっという間に2敗。

 

いや、翻弄ゲーすぎて強いとか弱いとか分からねぇ!!

 

2戦とも瞬殺されて時間が余りまくったので、サイドしてからの3戦目を始める。

とにかく全ての除去呪文を入れて、散らして、機能不全に陥らないように。

 

翻弄死すべし作戦

 

コレが慈悲無く突き刺さり、妨害を掻い潜って盤面が完成。

12/15警戒プロテクション全ての色!!

 

2パンで相手を沈めて一矢報いたが、労力が半端ないなって。

人間デッキが苦手なのか、ネタデッキだからなのかは分からないけど最強には程遠いって事だけはハッキリ分かりました!

あ、でもおもちゃ箱シリーズで初めて1本取れたのはちょっと嬉しかったです。

 

さて、アップデート作業に戻りますかね…。

theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。