[モダンホライゾン2] 注目のカード Vol.2 – 謎のマーフォーク推し

モダホラ2のプレビューで気になるカードの第2弾は、何故か猛プッシュされているマーフォーク特集です、なんか露骨に強化入りましたねw
モダンのマーフォーク自体の歴史は長く、それなりに結果も残しているデッキです。
ただ結構マンネリ化していたのは事実で、ここ1~2年での目立った強化は、ドミナリアで得た《マーフォークのペテン師/Merfolk Trickster》と、モダンホライゾンで得た《否定の力/Force of Negation》ぐらいなのかな、ほぼ確定で入って来るレベルの強化は。
それがここに来て、一気にドバーって印象。
8ロードマーフォークを握りしめてモダンに参入した同僚氏は「再び舞う時が来た!」と大歓喜していたので、ちゃんと勉強しておかないとまた負け続きの日々になりそうです。(=それぐらいの強化が入ってると思う)
そんな訳でモダンの対マーフォーク戦を異常な回数こなしている私が、今回の新戦力の強みを伝えていければ良いなと思います。
リシャーダの荷運び
トップバッターは1マナ1/2島渡りと、1つの起動型能力を持つマーフォーク。
1マナと言う事で「序盤の動き」をシミュレートすればするほど、そのポテンシャルの高さが見えてきました。
プレビューでも最初の方に出てきて話題になりましたね!
注目されたのは起動型能力、名前からも分かるようにエターナルで強力な土地とされている《リシャーダの港/Rishadan Port》と同じ能力を持っています。
私自身はこのリシャポとやらを使ったことも使われた事も無いので説得力に欠けますが、エターナルの対戦動画などで良く見るため、その強力さは十分に分かっているつもりです。
それを踏まえて、このクリーチャーがマーフォークデッキで「どう使われるとキツいのか」を考察しましょう。
マナ拘束によるテンポダウン
まずリシャポと違ってコイツはクリーチャーなので、出て来たターンには何もしないのは明確な弱点です。
更に次のターンから能力の起動で自身のタップと(1)の支払いで、ようやくマナ拘束が開始される事になります。
殴った方が速くね?
そんな気すらする悠長さですが、少なくとも私が対マーフォーク戦の2ターン目に絶対にやられたくない行動は、必殺の《広がりゆく海/Spreading Seas》によるマナ拘束です。
自軍に付く島渡りを永続的に機能させるのにも必須だけど、とにかくこのマナ拘束でゲームにならない(=海ゲー)がしばしば発生するのです。
すると、毎ターン相手のアップキープに起動する必要があるコイツはどうなの?って話になるのだけど、そこは「毎ターン縛る土地を決める事が出来る」と捉えるのが良いでしょう。
初手薬瓶じゃなくても良い
マーフォークに限らず、薬瓶を使うデッキは「初手置きが正義」で、実際それが最適だと思っています。
しかしリシャポの起動は1マナで、コイツはクリーチャー。
初手にコイツを出して2ターン目に薬瓶を置く事で、2枚目の土地から1マナの浮きが作れるため、そのままマナ拘束を仕掛ける事が可能です。
この動きは、2ターン目に土地をフルタップしなきゃ拘束出来ない本家より優れていますね!(強い)
先攻なら、先にリシャポを起動して相手の土地を寝かせてから薬瓶と動けば《呪文貫き/Spell Pierce》をケアする事も出来ますね!(強い)
3ターン目からはマーフォークの領域である2マナ域の呪文を唱えつつ1マナ浮きが作れるので、ロードや銀エラや広がりゆく海、お好きなものをどうぞって感じか。
こうなると相手の手元には「1つ蓄積カウンターが乗った薬瓶」もあるし、最高に嫌な動かれ方だと思う。
難しい事抜きにしても1マナのクリーチャーが、相手の4ターン目のアップキープに「土地えいっ」しとけば、最速の《至高の評決/Supreme Verdict》も1ターン遅らせる事が出来たり、素で島渡りを持っているのでロードを処理されてもマゴマゴしなかったり、1/1トークンなら一方取れたりする時点で間違いなく強いです。
そして「そんなクリーチャーは放っておけない!」と除去を向けると、定石であるロードの優先処理が出来なくなり、結果的には優勢になるよねってお話でした。
海と空のシヴィエルン
次にプレビューされたのはスタジオ・ジブリに登場しそうな名前の、3マナ3/4の伝説のクリーチャー。
サブタイプはマーフォーク・神でした。
エッ!神に複合タイプなんか居たっけ??と、少し驚いて調べてみたら、普通にゾンビ・神(=永遠神)がいっぱい居ました(恥ず)
また、イナゴッドやスカラベゴッドみたいに「常に顕現してるタイプの神」のようです。
流石に神を名乗るだけあって、中々強力な常在型能力を2つ持っています。
1つ目は自分以外に2体以上のマーフォークをコントロールしていると破壊不能を持つ能力、色シンボル数の代わりに部族数を参照する信心って感じですね!
これにより全体除去に少し耐性が付きました。
2つ目は自分以外のマーフォークに《護法/Ward》(1)を与える能力、ストリクスヘイヴンの新メカニズムが早くも再登場です。
早い話がちょっと劣化した《不確定な船乗り/Unsettled Mariner》の能力ですね、自分のマーフォークのみ守りますよと。
で、何が強いって3マナ3/4の能力複数持ちが8ロードの恩恵を全部受けて突っ込んでくる所です。
単体で見ても、稲妻一発で死なないタフネスを持っているし、弱点は伝説のパーマネントぐらいじゃなかろうか。
ピッチコストに使えるとは言え、4枚積むかと言われると「うーん、3枚?」って感じでは有るんだけど、マーフォークデッキでこれが弱いは無いと思います。
ピン除去が飛び交うメタゲームになりそうなら、船乗りと合わせて妨害に寄せた構築も考えられますが、枠争いが苛烈になったマーフォークにそんな余裕があるのかどうかw
激浪の形成師
さて、最後は1マナ1/1のマーフォーク・ウィザード、キッカー能力と常在型能力を持っています。
リシャポ魚もそうだけど、1マナのクリーチャーに色々盛り過ぎでは無かろうか?
まずはキッカー能力、追加コストは(1)で、コイツが場を離れるまで対象の土地を島にします。
あっ(察し)
はい、必殺技の広がりゆく海を内蔵しちゃいました、マナコストも同じだしね。
キャントリップが付いていない代わりに、自らがクロックに参加出来ると言う優れもの。
更に悪い事に、もう一つの常在型能力が「対戦相手が島をコントロールしているかぎり、Tide Shaperは+1/+1の修整を受ける。」となっており、ここにロードの修正と島渡りがついてしまいます。
いや、強すぎかて。
私なら間違いなく、コレと海で必殺技8枚体制にしますが、巷のマーフォーク使い達はどうするのかな?
相手が青単でもなければ、青じゃない方のマナをつぶしまくってるだけで超強いし、最悪島しか無くても1マナ2/2のマーフォークとか、もうそれだけで強いんじゃん?
え、これアンコモン?
マジ?
—
以上、まだ出るかも知らんけど、今のところ判明している3種類の新マーフォークについての考察でした。
モダホラ2のカードパワー、明らかにおかしいよね?w
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