[モダン対戦] アスモラノマ…えーとガダルカナール?で遊んでいます

みなさんこんにちは、ここ2週間ぐらいずっと《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール/Asmoranomardicadaistinaculdacar》を使ったデッキで遊んでおります。
モダホラ2発売から結構経っているのでアスモ某のデッキ情報は沢山手に入るのですが、カードデザインが斬新過ぎたのかデッキバリエーションが多いこと多いこと。
そしてそれぞれのデッキがそれなりに強いと言う事で、このアスモ某は「型にはまらない遊びがいがある良カード」なんだろうなって思ってます。
と言う事で、本稿では私が試してみたものを紹介してみます。
アスモデッキの人気パーツ
まずアスモデッキには大体採用されている、いわゆる「定番パーツ」を見て行こう。
楕円競走の無謀者/Ovalchase Daredevil
シングルシンボル4マナ4/2のフレンチバニラ、パワー4は申し分ないがタフネスが少々心もとないと言った所か。
しかしモダンで重要視されるタフネスの値は
- 稲妻で死なない4以上。
- モツ撃ちや溶岩の投げ矢で死なない2以上。
と言う基準になっているので、実は及第点だったりする。(※モダンでショックは飛んでこない。)
とは言え4マナはモダン環境ではフィニッシャー級を叩きつけるマナ域、普通に使うには流石に力不足。
こやつの真骨頂は墓地で誘発する手札に戻って来る能力で、アスモがサーチしてくる《地獄料理書/The Underworld Cookbook》との相性の良さにあります。
地獄料理書の1番目の起動コストが「タップして手札を1枚捨てる」となっているので、無謀者が先に墓地に落ちてから能力がスタックに乗るため、地獄料理書の能力が解決されて食物トークンが場に出ると、捨てたばかりの無謀者がすぐさま手札に帰ってくる事になります。
なるほど。
貪るトロールの王/Feasting Troll King
珍しいクアドラプルシンボルで6マナのクリーチャー、7/6警戒・トランプルの暴力的なボディが魅力です。
しかしここは魑魅魍魎が跋扈する魔境モダン、何故「緑6マナなら原始のタイタンでええんちゃうん?」とならないのか。
その理由は、墓地から起動出来る2番目の能力にあります。(※なお1番目の能力はインクの染み。)
食物トークンを3つ生け贄に捧げると直接戦場に出せる
何やら最短2ターン目にリアニ可能なようで、中々危険な香りが漂っている。
なるほど。
以上2枚の採用率が実に高かったのですが、持ってねぇと言う不具合が発生。(※トロールの王は1枚だけパックから出たやつを持ってたけど。)
流石に出回っている情報のパーツ、すでに高騰してしまって気軽に買うにはちょっと高いなって値段になっていました。
グリクシスカラーで作ってみた
地獄料理書の仕様上、無謀者は必須パーツになるので代用カードとして《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》を4枚採用する事にしました。
次の自分のアップキープまで手札に戻ってこないので、無謀者みたいにキビキビ動けないのが難点だけど、アスモ某と合わせて伝説のクリーチャーがすでに8枚、これはもっと伝説のクリーチャーを盛れば《モックス・アンバー/Mox Amber》が安定するのでは?って事で《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》を採用するタイプを参考にして組んでみました。
ただトロールの王が居ないので打点に難アリって事で《頭蓋囲い/Cranial Plating》を採用、枠の都合で2枚しか入れられなかったのが不安ですが、デッキが安定して回かどうかを最優先に考えてみた結果です。
地獄料理書、かまど、アンバー、がらくた、そして沢山作る予定の食物トークン、隠し味の墨我の生息地ピン挿しで突然の死、これだけアーティファクトが有ればとんでもない打点になるに違いない。
腐ってもモックスなんやなって
当然っちゃ当然だけど、ちゃんと機能するアンバーは強いです。
中でも再現性が高かった以下の動きが強力でした。
- 通りの悪霊をサイクリング。
- 土地置いてアスモ某を唱える。
- 地獄料理書をサーチ。
- アンバー置く。
- アンバーからマナ出して地獄料理書を唱える。
マナ加速出来るカードが次々と禁止されてしまった近年のモダンでは貴重な初手複数アクション、これが結構決まるもんだから「初手気持ちイイ」を何度も味わえてご満悦です。
相手のデッキとの相性差がかなり出そう
アスモ某と地獄料理書、そしてスクイーが揃えば延々とお食事を振舞いながら3点パンチを繰り返すゲームになります。
繰り返し除去出来るのは強いのだけど、枠の関係でカウンター呪文が《金属の叱責/Metallic Rebuke》が2枚だけと乏しいため、アスモ某がどけられるとかなり厳しい。
ただし相手があまり除去を持たないデッキであればドツボにハマるようで、マーフォークとかは《否定の力/Force of Negation》をかいくぐって地獄料理書さえ着地させれば結構ハメ殺せていました。
逆に除去が豊富なデッキでアスモ某を徹底除去されたら、絶対にじり貧になるから勝てないんじゃないかな。
とにかくクロックが低すぎる
3種12枚のクリーチャーが全て伝説なので、最大でも5点までしか出せない。
と言うかエムリーは墓地のがらくたを回すのに夢中だし、スクイーは地獄料理書に捨てられるのに夢中だから、実質アスモ某の3点クロックが最大火力となってしまう。
そのための頭蓋囲いだったんだけど、なんと実戦では一度も場に出せませんでした(あかんがな)
枚数少ないのも有るんだけど、ここまで引けないとは。
ジャンドカラーで作ってみた
ふらっと晴れる屋大阪TCに寄った時、ストレージにてトロールの王を見かけたので3枚買い足して使ってみる事にしました。
エムリーと金属の叱責にしか使っていなかった青絡みのカードを抜いた事でアンバーとがらくたもお役御免、緑をタッチしてトロールの王を4枚ぶっこむ。
アンバーが抜けた以上、料理の材料がスクイーである必要性が無くなってしまったので無謀者のが良いなぁと思う。
グリクシス版をプレイしていて「ドロースペル欲しい」と切に思ったので、トロールの王とかを捨てながら3枚引ける《安堵の再会/Cathartic Reunion》を4枚ドドーンと。
そうすると今度は、戦略的にノーリスクで捨てられるカードがトロールの王とスクイーの8枚しかないから、地獄料理書の起動コストが怪しいと言う問題が浮上。
またグリクシス版では「そこまで食物に余裕がない」とも思ったので、いっそのこと《頑強/Persist》でも釣れる二段構えにすれば、アスモフードとリアニメイトのハイブリッドデッキになるのではないかと。
頑強は非伝説のクリーチャーしか釣れないから、雑に強い《墓所のタイタン/Grave Titan》を2枚追加して、捨てる用のカードを10枚用意する事が出来た。
2ターン目に黒タイタンとか言うクソゲー
頑強を入れた事でブン回りのルートが増えたのが功を制し、
- 初手土地から地獄料理書出して黒タイタンをポイー。
- 次のターンに頑強で黒タイタンをフィッシングー。
もうこれだけで強い、やばい。
-1/-1カウンターが乗ってしまっても5/5接死だから強い、やばい。
3ターン目から5/5接死が殴りかかって来て、オマケで2/2ゾンビが2体ずつ増え続けると人は死んでしまうのです。
噛み合いゲー感が増した
グリクシス版の時はマーフォーク戦が多く、ジャンド版は白黒想起戦が多かったのもあるけど、プレイ感的には「チグハグ」する事が多かったように思う。
相手の初手《悲嘆/Grief》からのブリンクor不死コンボの成功率が9割ぐらいあったのが一番の原因かも知れないが、ハイブリッドの割りに上手く回ってないなぁと感じる。
と言うか悲嘆のコンボを初手で喰らうと、そのまま悲嘆1枚に殴り切られて終わる事がしょっちゅうある。
何故ヤツに威迫を付けてしまったのか?それが分からない。
やはり除去が多いデッキは厳しかった
白黒のデッキはハンデスに加えて、モダン環境トップクラスの除去が豊富に揃っているため、アスモ某が盤面を支える状況が長続きしませんでした。
ただしデカブツを投げつければそちらに除去が向くので、その隙をついて地獄料理書起動→アスモ召還→お食事タイムの流れで盤面を掃除する事で粘る事は可能。
その状況を覆せるカードを引ける事を願って、右手を光らせてください。
ただし時間をかけすぎていると…
火と氷の殴打頭蓋完全体
とか言う、石鍛冶パッケージの悪意を煮詰めて凝縮したようなキメラが爆誕してしまうので注意されたし。
と言うかジャンドカラーだとカルドラ・コンプリートを除去出来るのが《アングラスの暴力/Angrath’s Rampage》か《四肢切断/Dismember》ぐらいしか無いと思うんだけど、他に有用な方法があれば教えてください。
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以上、最近遊んでいるアスモデッキの紹介でした。
なんやかんや無謀者が欲しくなったので現在ネットで注文中、早く到着しないかなと待ちわびる日々を過ごしています。
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