[モダン対戦] エルフカンパニーvsバントスピリット

エターナル・デヴォーテ、1億マナ出ました。
皆さんこんばんは、今回は《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》を素で唱えて追加ターンを貰ったり、+1/+1カウンターを5,000個乗せた《歩行バリスタ/Walking Ballista》で相手をハチの巣にしたり、9,001/9,001のエルフの軍勢で即死パンチを放ったりするイカれたゴキゲンなデッキを使った対戦レポートをお届けします。
メイン (60)
お相手は引き続きバントスピリット、強力な妨害カードを掻い潜って脅威を叩きつけられるかどうかが見どころとなります。
1戦目(後攻)勝ち
先攻のお相手初手は最早お馴染み、青1マナから《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》が着地。
ボロス焼却者デッキではコイツの牽制力の前に二の足を踏みまくりましたが、今回はクリーチャーが主体で30体も搭載されたコンボ&ビートデッキ、盛大に無視してやりましょう。
続くこちらの初手、森から《遺産のドルイド/Heritage Druid》を展開。
同僚氏「えっ、緑?」
私はこれまで感染デッキ以外で緑をメインで使う事がほぼ無かったらしく、まだ手の内を見せていないのに勝手に面食らってくれているチャンスに乗じていきましょう。
続くこちらの2ターン目。
森置いて緑2マナから《ドゥイネンの精鋭/Dwynen’s Elite》、緑のエルフ・戦士トークンが生成され3体のエルフをタップ、緑3マナから《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》を展開、瞬く間に盤面には4体のエルフが並びます。
《呪文捕らえ/Spell Queller》が間に合わないうちに大ドルイド出したいからね、かなり理想的な回り方です。
お相手3ターン目、3枚目の土地を置いてそのままエンド。
早速来ましたね!
この動きは、捕らえを構えているに違いありません。
ターン貰って3枚目の土地置いて3マナ、エルフ3体タップで3マナ、大ドルイドタップで4マナ。
捕らえられないコスト10をぶつけて、目にモノを見せてやりましょう!
うり「バリスタX=5、通りますかね?(煽り)」
同僚氏「いや、デカすぎるんだけどw」
クソデカバリスタを3ターン目に着地させると言う犯罪行為に手を染め、すぐさま相手の盤面に並んでいた2体のスピリットを撃ち落としてターンエンド。
そこから数ターン相手を観察していたのですが、恐らくキャノピーランドしかドロー手段を持たないデッキだと思われるので、先ほどの0:2交換が物凄く効いているご様子。
そしてついには《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》を素引きしたので仕掛けましょう。
うり「コード・オブ・コーリング、X=2で唱えたい。」
同僚氏「取りあえずスタックでカンパニー撃って考えたい。」
うり「どうぞどうぞ(ニコォ)」
召還の調べは「X=2でも点数でみたマナコストは5」なので、恐らくカンパニーからロードと霊廟お祈りでサクり打ち消しを狙っていると思われますが、アンタップ状態の大ドルイドからマナが出る事を見落としていそうな雰囲気。
案の定カンパニーから霊廟が飛び出して来たので、心穏やかに追加コストを支払い召喚の調べを解決。
《療治の侍臣/Vizier of Remedies》が着地、予め出しておいた《献身のドルイド/Devoted Druid》でコンボ成立です。
うり「エターナル・デヴォーテ、1億マナ出ました。」
同僚氏「投了だけど、取れ高だし付き合うわw」
うり「ありがとうございます。」
取りあえず20,000マナでバリスタに+1/+1カウンターを5,000個乗せていつでも殺せるアピールをしてから、エムラくんを普通に唱えて追加ターンを得る茶番を演じて、お相手投了。
無限コンボがバッチリ決まって快勝、気持ちイイね!
2戦目(後攻)負け
1マリガンの後、マナが沢山出れば大爆発間違い無しの6枚。
2枚ダブりの《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》に少し迷うも、相手の妨害をケアするなら2段構えは有効だと思ったのでキープ。
相手は初手の薬瓶以外は3ターン目まで動きなし、コチラも2ターン目は空白となってしまう静かな立ち上がり。
再び3マナ立ててターンを渡して来たので、一旦捕らえを吐かせるために仕掛けます。
うり「ほい、大ドルイド。」
同僚氏「捕らえで追放。」
想定通りです。
こちらのエンド時にカウンター2個の薬瓶から《至高の幻影/Supreme Phantom》が飛び出して来て相手ターン、殴られて4点。
ターン貰って第一メイン、隙を生じぬ二段構えとはこう言う事です。
うり「ほい、大ドルイド。」
同僚氏「捕らえで追放。」
うり「えっ?」
これは想定外です。
相手もまさかの二段構えをしていたとは(白目)
こちらエンド時にカウンター3個の薬瓶から《ドラグスコルの隊長/Drogskol Captain》が飛び出して来て相手ターン、殴られて13点(は?)
王手をかけられての最終ドローは3枚目の大ドルイド、何もさせて貰えずここで投了。
こう言う時ってやたら吸い付いてくるよね。
捕らえは一見カウンターに見えるけど「打ち消し」ではなく「追放」だから《夏の帳/Veil of Summer》でも防げないし、テンポ取りながら飛行クロック増えて行くのはヤバイよなぁとw
こっちのクリーチャーはシャライとエムラくんぐらいしか飛んでない事だし、《ハリケーン/Hurricane》でも入れて全部撃ち落としてやろうかしら。
勝ち目が無い時は最悪引き分けを狙えるし、結構アリなのかも知れない。
3戦目(先攻)勝ち
お互い一本ずつ取って最終ラウンド、ここでサイドボードを使いました。
サイドイン
- 1x アウフ
- 1x ウラモグ
- 2x パス
捕らえの効果は夏トバで防げないので、薬瓶を止めるアウフと万能除去兼フィニッシャーにウラモグ、呪禁になる前なら何でも飛ばせるパスを2枚入れてみる。
サイドアウト
- 4x イラクサ
上手く行けば遺産のドルイドと併せてパタパタ出来たり、擬似警戒みたいな使い方が出来るのだろうけど、正直あまり強いと思った事がないので全部抜いてみる。
サイドボード後は恐らく全力でコンボの妨害をしてくるゲーム展開になると予想されます、妨害しつつクロックを増やして来るスピリットは、かなりいやらしいデッキに違いない。
ともかくこの60枚でいざ3戦目。
注目のオープニングハンド、1ターンの展開量が多いから「エルフと相性よくね?」と思って、1枚だけお試し採用していた《巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood》が手札に。
自分で入れておいてなんだけど「モダン環境でこのタップインって許容されるのだろうか?」と言う疑問。
早速その真価が問われる時が来たようです、キープ。
戦いが始まると、予想通りマナを生み出すクリーチャーを徹底して排除され続ける展開となりましたが、こちらは初手を犠牲にしてタップインしたオランリーフが暴れております。
ターン内に出た緑のクリーチャー限定とは言え、いちいちワンサイズアップするもんだから、相手もブロッカーを立たせておかないといけません。
特にドゥイネンの精鋭との相性が良くて、2体連続召喚からのオランリーフで、実質5マナ10点クロックが非常に強力でした。
にらみ合いが続くも、《召集/Convoke》で唱えたコードから着地した《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》のパンプアップで、一気に均衡が崩れました。
最後のあがきと言わんばかりに撃ってきた、虎の子カンパニーは「サイドで除去&妨害呪文を入れ過ぎたツケ」を支払わされたらしく、おば賛美が1体だけと言う結果に終わりお相手投了。
マナクリを徹底的に除去されても、召集で唱えられるのは強いなーと感心しました。
そんな感じで2-1で勝利、対戦ありがとうございました。
まとめ
カンパニーとコードの8枚体制で何かしら出てこれるので「安定しないなら安定させればいい」と言う、脳筋理論が成立していたように思う。
3戦目のような部族ビートとしての動きは、横に並びやすい性質からエズーリかシャライのような全体パンプアップが絡むと、無限コンボが無くても凄い突破力を発揮してくれますね(強かった!)
構築面では、地味高だったコード(召喚の調べ)が新発売のダブルマスターズで再録されたせいで、かなりお安く組めるようになりました。
ダブマスのプレビュー前に買ってしまっていたので、正直勘弁してほしかったけど。
軽量インスタントで手札にクリーチャーを引っ張って来れる《エラダムリーの呼び声/Eladamri’s Call》が1~2枚あると便利そうだなとか、18マナ(X=15のコード)は出ないけど「9マナぐらいならでるよ」って時が何度か有ったので、ピン挿しで良いから《歯と爪/Tooth and Nail》を試してみたいな(※ソーサリーだし召集無いからコードの方が場面対応力が高そう。)とか、まだまだ伸びしろが有ると思う。
速度も出るし、サイドの組み方によっては割と広く戦えるデッキだと思うのでおススメできるレベルだと思います!
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