[モダン対戦] エルフカンパニーvs原野タイタン

現在<イゼット果敢/Izzet Prowess>と並行して調整しているエルフカンパニーも、そこそこ実戦データが集まって来たのでバージョンアップした記録を残しておきます。
更新したエルフカンパニーの内容はコチラ。
<エルフカンパニー ver.1.1/Elves Company>
メイン (60)
当初のデッキを作る目的だった日本絵ニッサを抜いて、必殺兵器と対空兵器を1枚ずつ入れて、サイドをこちょこちょしたマイナーバージョンアップ。
灯争ニッサ自体は強いんだけど、このデッキでは強く使えないなって。
必殺兵器について
数回バントスピリットと対戦して感じた事、
18マナ(X=15のコード)は出ないけど「9マナぐらいならでるよ」って時が何度か有ったので、ピン挿しで良いから《歯と爪/Tooth and Nail》を試してみたいな
やっぱり9~10マナなら結構到達するもんで、実際に《歯と爪/Tooth and Nail》をピン挿しで採用しました。
召還の調べの弱点である「先引き」にも対応出来るから、更に安定感が増す予定。
シャライもエムラくんも、結構引いちゃうんだコレが。
対空兵器について
基本セット2021を箱買いした時に当たった《長老ガーガロス/Elder Gargaroth》をピン挿しで採用、スピリット戦で空中クロックが全く止められない事に対する危険性を嫌と言う程理解したので(白目)
巷では「出た時に何もしないヤツは弱い」と言われているようですが、カタログスペックは素晴らしいじゃないですか。
- ライラや悪斬クラスのフライヤーが止まる、つまり大抵の飛んでるヤツは止まる。
- アンコウやタシグルをガッチリキャッチできる。
- 四肢切断を耐える。
- 多くの場面で殴り得になる。
- モダンは夏の帳が使えるので、サイド後は黒い除去や青いバウンスは弾ける。
他にもブロッククリーチャー指定ステップ前に召還の調べから華麗に奇襲し、すぐさまブロックで討ち取り&1ドローの1:2交換だって夢じゃない。
モダンみたいなカオスな環境下では、意外とこう言うタイプのクリーチャーが対処できずに憤死するなんて事は良く起こるのです。
対原野タイタン1
メイン戦からの抜粋、4ターン目ぐらいにドルイドコンボを決めて、エズーリの+3億/+3億&トランプル修正でワンパン。
緑タイタン系のデッキに入ってる0/3到達のサルと、半裸の1/4モロ肌ニンフのせいで全くクロックが機能しなかったけど、3億点トランプルなら関係無い。
この試合ではマナ加速が全然出来なかったけど、その分土地を並べて普通に戦ってのコンボ成立でした。
対原野タイタン2
サイドボード後の1戦、サイドに追加した《静寂をもたらすもの/Hushbringe》を召喚の調べで引っ張ってタイタンのCIPを封じたり、ヴァラクートの誘発型能力がスタックに乗ったところで《活性の力/Force of Vigor》のピッチコストでモロ肌ニンフを強襲したりと見どころ満載の試合展開でした。
まぁ、お互いやり切った後は土地のセットだけで延々と増えて行くゾンビに蹂躙される「原野ゲー」で静かに敗北。
土地コンボは止められん。
対原野タイタン3
某所からのメイン戦より。
2度目のオランリーフをタップインからのスタート、どうしても不安な気持ちにはなるんだけど、ケツでっかちだけで守ろうとするデッキに対しては1/1が2/2になるのは非常に大きく作用します(※一方取られないからクロックが減らない。)
サルやらモロ肌やらをガン無視してエルフビートでクロックを刻み続け、途中のカンパニーからエズーリが捲れて1回のパンプアップで勝負アリ。
数の暴力は良いですね!
対原野タイタン4
某所からのメイン戦より。
土地2枚から3ターン目に素でドルイドコンボ、召喚の調べからエムラくん降臨でお相手投了。
これもオランリーフ引いてますが、初手は白緑ショックインからラノエル、2ターン目にオランリーフタップインして土地とラノエルから献身のドルイド召喚して、3ターン目に《療治の侍臣/Vizier of Remedies》を素出しでコンボ成立の流れ。
対原野タイタン5
某所からのサイド戦より。
オランリーフスタートかつ、土地が2枚で止まった1戦。
このショックランドは大体フェッチから引っ張って来てるから分かるけど、オランリーフ引きすぎかて(ピン挿しぞ?)
土地とは?
こんな状態でもこの展開力、そしてコンボまで一直線。
エルフデッキの強い所が全部出たような試合内容でした。
Over kill.
改善点1
細かい点は色々あるんだけど、一つだけハッキリわかった事は
イラクサいらない
二桁に達するぐらい対戦を重ねても、この子が「良いな」と思った事が1度もなく、サイドボードでは真っ先に4枚抜いているレベル。
しかしコイツを4枚抜いてしまうと、1マナクリーチャーが12枚から8枚に減ってしまう。
これは即ち、オープニングハンドを決める7枚のカードで「1マナクリーチャーを引く確率」が以下のように変化すると言う事。
12枚:約80.94%(≒5回に1回は引けない)
8枚:約65.17%(≒3回に1回は引けない)
約15%強も下がってしまうのは流石にキツイ、減らせても2枚ぐらいかな?
10枚:約74.13%(≒4回に1回は引けない)
うーん、微妙な感じはするけど《エルフの神秘家/Elvish Mystic》と入れかえれば2ターン目3マナの可能性は今より高くなるから、2マナ域を据え置きで3マナクリーチャーを増量出来そうだ。
OUT:2x イラクサ
IN:2x 神秘家
改善点2
ディッチャ役は秋の騎士じゃなかった。
ヤツはかなり強いんだけど、エルフじゃないんだよね。
と言うか《再利用の賢者/Reclamation Sage》って言う、凄く有名なエルフを完全に忘れていました。
エルフシナジー全開のデッキだから、勿論メインに居ても腐らない。
むしろメインから置物見れるとか最高かよ!って事で2枚入れてみたい。
OUT:2x イラクサ
IN:2x 再利用の賢者
コストが3マナなのも噛み合ってるし、コレは良い選択になりそう。
グルールカンパニーの悪夢
そう言えば、以前よく踏み殺されていた赤緑のストンピィ系デッキ。
あれのカンパニーから《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》が2体とか飛び出して来て絶望してたなってのを思い出した。
てっちゃんはその常在型能力から「ケツデカ生物に滅法強い」のは身をもって経験しているし、そもそも3マナ5/4のフレンチバニラって時点でどうかしてるレベルの強さです。
現状枠が無いからアレだけど、何なら《暴走の先導/Lead the Stampede》を抜いてでも入れた方が良いかも知れない。
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以上、原野タイタンと大体10戦ぐらいしてみた感想と、改善点などでした。
ドルイドコンボが強いのは周知の事実ですが、エルフデッキとしても強さを求められるのが良いですね!(楽しい)
なお歯と爪は一度も引けなかった模様。
それでは、またリストを更新した時に会いましょう。