モダン環境におけるアーティファクト対策を考察

[追記:2021/7/2] こちらの記事は3年前の情報となります、最新のモダン環境におけるアーティファクト対策はこちらの記事をご覧ください。
---以下、旧記事の内容。
モダン環境に不慣れな新参者として、先人たちが築いてきた各アーキタイプへの回答を勉強する事にしました。
取りあえず今研究中の《パワーストーンの破片/Powerstone Shard》を使ったオリジナルデッキ(笑)である、アトミックランプを完成させるべく、アーティファクト対策に使われる強力なカード達に対峙していきます。
単体破壊
最も気軽に搭載できる対策で、頻繁に目にする事になると思われる。
実際枚数が多すぎて「これだけは注意」と言うのも難しいが、強いてあげるなら《破壊放題/Shattering Spree》がちょっとシャレになっていない性能って事ぐらいだろうか。
これが特殊すぎると言うだけで、基本の1:1交換であれば《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》有る事だし、テンポロスだけで済むと見て良さそうです。
全体破壊
古くから定番の《粉砕の嵐/Shatterstorm》から始まり、緑バージョンの《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion》など。
一応アンティキティー戦争である程度立て直す事は出来ますが、物凄く厳しい事になる。
バウンス
筆頭候補はインスタントタイミングでプレイヤー1人のアーティファクトを全てバウンスする《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》でしょうか、懐かしいですねこれw
こいつはシミュレータ上で11枚バウンスと言うのを体験したのですが、次のターンに全展開し直せました。
こちらのターンでマナを使い切った後に撃たれるとディスカードで悲しみを背負うハメになりますが、そこで決められなけば割と問題ないようです。
と言う事は単体バウンスはもっと脅威が低いと言えますね。
維持コストを要求される
初見のカードですが《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》なるクリーチャーが、そういう事してくるらしい。
加速後なら割とどうでも良い維持コストですが、マナ域的にコスト減クリーチャーを並べている最中に出てくると辛いが、ゆうてクリーチャーなので焼けばよい。
お前らただの石な?
調べていて一番酷いカードだと思ったのは《石のような静寂/Stony Silence》です、これ通しちゃったらほぼアウトだよね。
バウンスしてカウンターするしかないんだろうか、イゼットカラーはエンチャント触れないから相当辛い。
アーティファクト全般は前述の破壊放題やスタンでも大活躍の《削剥/Abrade》でわりとチョロいんですけどね。
アトミックランプの性質
ブリッジによる鉄壁の守りをキープするため、青いにも関わらず構えなければならないカウンターの類はメインボードには一切採用していない。
メインボードにシャッターストームみたいなカードを採用するようなデッキはちょっと想像出来ないし、序盤は盤面作りに奔走するため構えるだけのマナは用意出来ないと言う事情もある。
しかしサイドボード後はこれらのカードが容赦無く投入されてくる事を考えると、鉄壁を少し犠牲にしてでも構える動きが必要になります。
パッと見で対策が無いと詰むカード
- 《粉砕の嵐/Shatterstorm》 (2)(赤)(赤) – ソーサリー
- 《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion》 (2)(緑)(緑) – ソーサリー
- 《石のような静寂/Stony Silence》 (1)(白) – エンチャント
- 《ルーンの光輪/Runed Halo》 (白)(白) – エンチャント
この4つは対抗手段が無いと致命的過ぎてアウト、絶対に対策しなければならない。
なんとかなりそうとは思ってる
うーん、これって緑もタッチしてティムールカラーに拡張しちゃえば全部解決するような。
上二つ及び破壊系全般には《英雄的介入/Heroic Intervention》がとてつも無く有効で、置物なんて緑からしたら道端の石ころも同然。
罠の橋で対処できないバーン対策も兼ねて、超軽量かつ自分のアーティファクト割ってライフゲイン出来る《自然の要求/Nature’s Claim》が良さそうですが、《虚空の杯/Chalice of the Void》を警戒して《帰化/Naturalize》と散らして採用が現実的なのかな?
※チャリスを使われた経験が無いから良く分からないしデッキによるんだろうけど、Xは何指定が多いんだろうか。
ただ、マナ基盤が3色以上を要求してくると「フェッチランド要るやーつ問題」が発生してしまうため、どのフェッチランドに投資するか決めかねていると言う「メタい問題」を解決しなければ行けませんw
他に考えられる対策としては…プレインズウォーカーとかで触れたりしないかな?
あとがき
モダンは解が無数にある複雑なパズルみたいで楽しいですねぇ、緑をタッチせずに青赤だけでエンチャントに触る良い方法をご存知の方は是非コメントで教えてください。
大変喜びます、私が。
ちなみに《神聖の力線/Leyline of Sanctity》に関してはM19で登場する《探知の塔/Detection Tower》でイチコロです、既にスタン用とモダン用を予約注文済みだよ!
ディスカッション
コメント一覧
コメント失礼します。
環境には衰微や古えの遺恨、コラガンの命令、再利用の賢者、摩耗損耗、原基の印章、クァーサルなど様々な破壊手段があるのでもう少し視野を広げてみてはいかがかと。
漸増爆弾や仕組まれた爆薬。残響する真実でのバウンス、無効での打消し、ヴェンディリオン三人衆のハンデスなど考えられると思います。また別手段の勝ち手段としてケラノスや神ジェイス、誘惑巻き、ナラー夫妻などもあげられます。
名無しさん>流石モダン、全く把握しておりませんw
残像爆弾、仕組まれた爆薬は無色で使えるので取り合えず手に入れておきたいですね。かなり使えそう。
神ジェイスはやっぱり憧れるのでいつかは使ってみたいPWの筆頭です、他のは取り合えずwikiでお勉強します!
具体的に名前挙げて貰えて助かります、カード多すぎてもう(汗)
ピンバック & トラックバック一覧
[…] 最近、過去記事のモダン環境におけるアーティファクト対策を考察と言う記事が、妙に閲覧されている傾向にありました。 […]