ロディくんの臓物 – 前編

通勤先でのMTG対戦が出来なくなり、早半月が立ちました。
噂によると、この状況は今月半ばぐらいには解消されそうな兆しが見えてきたので、今しばらくの辛抱と言った所。
しかしアレです、対戦しなくなると「カードの購買意欲」がここまで無くなってしまうものなのですね。
今までは常に何かしら変なカード見つけて来て、会社帰りとかネット通販で購入し続けていたのですが、心のどこかで
買った所でどうせ対戦出来ないし…。
こんな思いがあるのでしょう。
良きライバルである同僚氏も同様に「対戦しないようになると、全然カード買おうって気にならんね!」と話しており、やっぱりそうなんだーと。
TCG業界やばい
現在、世界はコロナショックにより未曽有の経済危機を迎えています。
TCG業界なんて3密回避との相性が悪すぎて、かなり危機的状況なのは想像に難くありません。
- 対戦が出来ないと購買意欲が下がる。
- ショップで対戦スペースは自粛で利用できない。
- つまり対戦が出来ない。
- 必然的に購買意欲が下がってカードが売れない。
これはいけません。
業界の助けになる事を考えた時に、一番簡単なのが「カードを買う」が最も効果的。
ゆうて自分も出社制限をかけられていたりするので、無計画に現金は使いたくないと言う切実な状況でもあります。
思うように動けない状況ですが、偶然にもこれを打破する出来事がありました。
救世主あらわる
以前このブログでも書きましたが、過去の資産として「昔の持ち物のどこかにモックス・ダイヤモンドが眠っている可能性がある」と言う、結構夢のあるお話。
サービステレワークなんてすぐにやる気がなくなってしまうので、気分転換に持ち物整理をする事にした私は、実家では無く現在の住まいに持ち込んでいる昔の持ち物を漁り始めました。
しばらくごそごそやってると、何となく見覚えのある「背中に切れ目のあるロディくん」が姿を現しました。(※管理人は大量のロディグッズを収集しています。)
おもむろに頭を鷲掴みにして持ち上げると
重っ!?
ジャリジャリと音を立てながら、ロディくんが箱からその全身を露わにした時に、記憶が蘇る。
これは…高校を出たぐらいに買った貯金箱だ。
それを認識した瞬間、重量もさほどでは無いような気がしてくるのが人のサガ。
しかしこれはチャンスなのでは?と思う。
このロディくんの中身でカードを買った所で、家計を圧迫する事は無いのだから。
降って湧いたチャンスと、早速ロディくんのお腹を掻っ捌いて、その臓物を引きずり出す事にした。(表現やめい)
まじかww
出るわ出るわ、しかも500円硬貨ばかり。
驚くべきは、この量の500円硬貨を放り込んだ貯金箱の存在を微塵も覚えていなかった事だろう。
銀行でお札にしてきた
流石に大の大人が、大量のジャラ銭を抱えてカードショップに行くのは恥ずかしいので、銀行で両替する事に。
何やら手数料864円とか言われたので、ATMで一旦預金してから引き出す事にしました。
この量の500円硬貨をサンドにぶち込むと、
ドゴシーッ
と言う迫力のある音がATMコーナーに響き渡り、にわかに注目を浴びてしまいました。
その結果、ロディくんの内臓は
思いのほか高額の36,000円に《変容/Mutate》したのでした。
正直大した額にはならないだろうと高を括っていたので「何枚か高めのカード買って終いやな」と考えていたのですが、この予算だと結構色々買えちゃうやん?と言う嬉しい誤算。
しかし、カードゲーマーはプランを崩される事には過敏に反応する人種。
下環境よろしく、選択肢が膨大にあると長考してしまうのは自然の摂理なのです。
—
思わぬ予算を手に入れた管理人が、何を買うかで迷いすぎて非常に悩んでいると言う、誰も得しないドキュメンタリーをお送りします。
皆さまも「俺は一体何を読まされているんだ」と困惑しながらお付き合い頂ければと思います。
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