[基本セット2021] 注目のカード:封じ込める僧侶

基本セット2021のプレビュー期間がもうすぐ終わりを迎えますので、そろそろ「これは凄いぞ!」ってカードを考察して行こうと思います。

 

早速ですが、M21で一番驚いたのは何と言っても《封じ込める僧侶/Containment Priest》の再録、元々統率者かなんかのカードだと思います。

EDHかエターナルでしか使えなかった強力なカードが、突然スタンリーガルになるんだからそりゃビックリするよね。

スタンで使える、それはすなわちパイオニアやモダンでも使えるよって事だから「薬瓶」「変身」「リアニ」「ドレッジ」辺りを強烈に牽制出来るようになるし、デッキによっては通った瞬間に詰む事も普通にあり得ると思います。

 

キツいデッキを例に挙げると

[Modern] 蟹ヴァイン/Crab Vine

これとか、メインで僧侶出されたら白目剥くレベルですw

タフ2あるのも地味に偉くて、全力で自分のライブラリを削るデッキでもそれなりに使える《暗黒破/Darkblast》じゃ落とせなかったり。

 

なんやかんやキツくなるデッキが増えるため手放しに喜べないのが辛い所ですが、5色人間にボコボコにされていた時期には「喉から手が出るほど欲しいと思ったカード」だからね、使えるなら使わなきゃ損ってヤツです。

 


基本スペック

ゆうて《霊気の薬瓶/Aether Vial》に苦しんでいた当時のモダン環境では使えなかったカードなので「エターナルにはそう言うカードが有るらしい」ぐらいの認識だったんだよね。

だから今回の記事は私のような「封じ込める僧侶チェリー勢」向けの内容となるかと思います。

 

それでは、まずはテキストとスタッツ。

Containment Priest / 封じ込める僧侶 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
瞬速
トークンでないクリーチャーが唱えられずに戦場に出るなら、代わりにそれを追放する。
2/2

引用 – MTG Wiki

2マナ2/2の標準ボディで瞬速を持ち、さらに強力な常在型能力を持つクリーチャー。

この常在型能力はトークンじゃないクリーチャーが場に出てくる時に「それが唱えられたかどうか」を参照して、唱えていなかったら戦場に出る代わりに追放すると言うもの。

戦場に出る代わりに追放だから、クリーチャーは一瞬たりとも戦場に出てこれず、当然戦場に出た時に誘発する能力なんかもチェックされません。

 

今までは漠然と

アンフェアな行為は絶対に許しません!

って言いがちな真面目な委員長キャラを連想していましたが、コストを踏み倒していても「唱えて」いれば出てこれるから、大して真面目じゃ無さそうな気がしてきた。

《全知/Omniscience》とかに対してはガバガバだから、一応覚えておこう的な。(※唱えてりゃなんでも良いから《続唱/Cascade》系も全部スルーだねw)

 


使い方を考える

実際に使うなら、相手の妨害以外にも能力を活用したくなります。

ちょうどMTG Wikiに能動的な使い方の一例が載っていました。

能動的な使い方としては、ちらつき/Flicker系の「一度戦場から離して出し直す」効果を恒久的な除去に変えるシナジーがある。特に変位エルドラージ/Eldrazi Displacerとの組み合わせは繰り返し使えるクリーチャー除去として強力で、Death & Taxesや白単エルドラージにはメインデッキから組み込まれている。

引用 – MTG Wiki

つまりコイツが出ている状態でクリーチャーをブリンクしてやると

  1. 一旦戦場から追放領域に移動。
  2. 追放領域から戦場に戻って来る。
  3. これは効果の一部で戻って来ているため「唱えていない」と判定される。

要するに、無理矢理

今アンフェアな出し方をしましたね?

となって追放されると。

 

なるほど?

 

ブリンクと言って真っ先に思いつくのは《ちらつき鬼火/Flickerwisp》とか《修復の天使/Restoration Angel》のようなCIP能力持ちのクリーチャーですが、コヤツらを使いまわそうとブリンクしたら追放されちゃうから相性はイマイチか。

つまるところ、スタンで流行ってる《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》のメタカードとして刷られたみたいなとこもあるのかな。

だからWikiに乗ってるような「起動型能力」で繰り返しブリンク出来ると都合が良いって話なのでしょう。

 

なるほどなるほど。

 

これって少し視点をズラすと、別にブリンクじゃなくても一旦戦場からどかせれば何でも良いんじゃねってお話だから、ブリンクしても追放されない《払拭の光/Banishing Light》みたいな「場を離れるまで追放する」効果の置物とかと組み合わせてみたらどうだろう。

割られて中身が出てくるって弱点を、封じ込める僧侶でケアすれば何か悪い事が出来そうな雰囲気です。

 


アンフェアを咎めるカードでアンフェアする

こやつの追放能力は「トークンじゃないクリーチャー」のみに影響を与えるので、置物で追放するのは良い組み合わせな気がします。

例えばこんな感じ。

《拘留の宝球/Detention Sphere》
で相手のクリーチャーを追放して、《テフェリーの時間改変/Teferi’s Time Twist》「宝球」をブリンクする。

捕まえていたクリーチャーは消滅し、宝球はエンチャントだから追放されずに戻って来て、次の対象を探しに行きます。

宝球自体が万能除去だから、コンボになってなくても取り敢えず今一番危ないパーマネントを追放しとけば良いし、クリーチャーを捕まえに行く時に運よく「同じ名前」のヤツが並んでいたり、何らかのクリーチャー・トークンが沢山生成されていたら、まとめてテンコー・ヒキダイリュージョンする事で大きなアドバンテージを得ることが可能です。

時間改変がインスタントなのも良いですね、元ネタのカード(※ちらつき)はソーサリーだから隙があったけど、これなら宝球に向いた除去をフィズらせて次のエモノを追放したり、相手の土地以外のパーマネントなら何でも行けることを利用した緊急回避なんかも出来て、場面対応力がかなり凄そう!

 

払拭の光と時間改変は現在スタンで共存しているので、まとめて捕まえる事は出来ないけど似たような事は出来るため、何らかのデッキのギミックに採用されるかもね。

 


安定性について

MTGには「8枚体制」と言う考え方がある。

多少弱くても特定のキーカードと同じ効果をもたらすカードが有るなら、どちらも4枚ずつ採用する事で実質8枚となり、安定性が増すと言う考えです。

 

封じ込める僧侶8枚体制

ほぼオンリーワンな性能なので下位互換カードとなりますが、M19の《霧の呼び手/Mistcaller》が使い捨て版として存在しています。

こっちはこっちで「対応除去されてもOK」とか特有の強みが有るから、完全下位互換とは言えないんだけどね。

 

拘留の宝球8枚体制

先ほどから例に出している払拭の光は「相手のパーマネント」しか対象に取れないので、宝球に比べると自由度が低い。

なのでこちらもリメイク元の《忘却の輪/Oblivion Ring》を採用すれば大体同じ感じになる。

これは捕まえているパーマネントを開放する能力が「場を離れた時に誘発」するため、そこを揉み消す事が出来るなど払拭の光とは微妙に違うらしい。

 

テフェリーの時間改変8枚体制

インスタントタイミングで2マナでブリンクとなると、ちょっと難しいようでした。

少し考えたのだけど、これもうバウンスで良くね?と思います。

理想としては《厚かましい借り手/Brazen Borrower》が良かったんだけど、自分のエンチャント触れないからダメですね。

そうなると始まりにして究極のバウンス呪文と言える《ブーメラン/Boomerang》とか、素直に《分散/Disperse》が候補になってくるのかな。

バウンスだけのためにスロット割くのはちょっとアレな気がするので、《等時の王笏/Isochron Scepter》《刻印/Imprint》狙ってみたり、フィニッシャーを兼ねて《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》を採用すると良いのかも知れない。

ヴェンセールと宝球&封じ込める僧侶が揃うと「+2でクリーチャーを追放除去出来る」プレインズウォーカーとか言う、割とぶっ飛んだ性能になるね!

3枚コンボなんかめったに揃わないロマン枠だけどw

それでも時間改変とプレインズウォーカーは元々シナジー有るし、なんか凄い面白そうだからデッキ組んでみようかなって思わせる魅力を感じます。

 

以上、封じ込める僧侶の考察でした!

今回これを書いてて

アンフェアな行為は絶対に許しません!

と言う真面目な委員長キャライメージは崩壊し、無理矢理こちらから相手に干渉して

い、今ほら、ア、アンフェアな事、しししましたよね?

と、イカれた目付きで興奮する系のとんでもない変態キャラって印象に変わりました。

 

4枚買わなきゃ。

 


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theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

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