打ち壊すブロントドン
昨日Twitterで置き帰化こと《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》についての話で、こやつの能力と共にスタック周りの性質についても理解が深まったのでメモ。
初心者向けの記事なので、この辺り詳しい方は前半は読み飛ばして頂いても問題無いです。
事の発端は
場に出ているブロントドンに《イクサランの束縛/Ixalan’s Binding》を使った場合、そのブロントドンの能力を起動して唱えられた束縛を割れますよね?
的なツイートを見かけた事でした。
普段なら「へぇ、そんな事が出来るんだ。」ぐらい塩なのですが、割られているカードが私のフェイバリットだったので、これは仕組みを理解しておかないと。
ブロントドンが自分に向けられたイクサランの束縛そのものを破壊できるメカニズムは以下の通り
前提
- ブロントドンは既に場に着地済みである。
- イクサランの束縛は「エンチャント(場)」である。
プロセス
- イクサランの束縛を唱えるとスタックに乗る。
- スタックが解決されイクサランの束縛が着地する。(※ここでスタックが空になる。)
- 着地した事で「対戦相手がコントロールする土地では無いパーマネントを1つ対象に取る」が誘発し
新しい(2018/6/7訂正)空になったスタックに乗る。 - このスタックに対応して1マナを支払いブロントドンを生け贄に捧げて同じスタックに能力を乗せる。
- スタックの解決を開始、まず最後に乗ったブロントドンの能力が解決されてイクサランの束縛が破壊される。
- 次にイクサランの束縛の能力を解決したいが、対象に取る能力は「その前に場を離れていた場合は何もしない」(※リリースノートに明記されている)ため効果が立ち消えする。
- スタックが解決されブロントドンとイクサランの束縛はどちらも場に残らないし、何も影響を与えない。
私はいつもイクサランの束縛を「パーマネントに直接貼り付ける」ように置くため、オーラ的なものだと思い込んでしまっていました。
もしオーラ系なら解決前(着地前)に対象を取れないから「ブロントドンを起動しても立ち消えるだけじゃん!」って勘違いした訳です、2と3は別のスタックだからこの処理は正当でございますね。
この問答をしている最中はまだ「オーラ系」だと勘違いしたままだったため、
それが出来るなら英雄譚の第1章も壊せるんですか!?TUEEEE
みたいな内容でリプライを飛ばしてしまい赤っ恥をかきましたw
我々のような初心者は、基本的に
一度スタックに乗った能力は打ち消す事が出来ない
と覚えておくと良いらしいです。
束縛や排斥などの追放効果は場に存在している事が条件なので、その前に破壊されると条件を満たせなくなって「何もしない」を処理する、つまり打ち消された訳では無いってとこがポイントですね!
何とかしたい場合は《不許可/Disallow》で能力そのものを打ち消したり、かなり特殊なカードである《無限の日時計/Sundial of the Infinite》や《時間停止/Time Stop》で現在のスタックそのものを追放するなどが有るみたいです。
とにかく今回の一件でこの
肉付き帰化
が、イクサランの束縛の天敵である事を理解したので、目に付き次第始末してやろうと思います。
※束縛は使い方によっては1対多数交換出来るのに、こいつに対しては1対1交換を強制される。
目につき次第始末してやろうと思います。
あとがき
今回の件について、丁寧に教えてくれたフォロワーの皆様ありがとうございました。
色んな意味で大変勉強になりました!
所でみんなは「エンチャント(場)」って知ってるのかな(懐古脳)
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