漂流自我

昨日、新カードの《漂流自我/Unmoored Ego》がつえーんじゃないのかしら?と言う記事をアップしたのですが、更に考察を進めてみたらやっぱり悪い事出来そうな事が分かりました。

テキストを反芻しながら、様々なシチュエーションを想定しつつ「何を抜けば致命的なのか」をチートシートにまとめようとしていた時に気付いたんです。

 

有能諜報員の私は、ディミーア家の同志たちにこの事実を伝えたいと思いこの報告書を作成している。

なおこの報告書は読み終わると自動的にばくh

 


こいつ土地も抜けるじゃん

過去の類似カードと見比べてみて「ありゃ」と。

Memoricide / 記憶殺し (3)(黒)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。土地でないカード名を1つ選ぶ。そのプレイヤーの墓地と手札とライブラリーから、その名前のカードを望む枚数探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。

引用 – MTG Wiki

これですね、この土地でないカード名を1つ選ぶ。ってとこが漂流自我には書かれていない。

その分こちらは「望む枚数探し」がついているんだけど、土地を4枚抜けるってのは本能的に危険な臭いがします。

だってこれ基本土地も抜けるんでしょ?

 


君が泣くまで土地破壊をやめない

まず最初に思ったのが、完全に一色を狙い撃ちにして色事故を誘発させるプラン。

こちらのキーカードは

の3枚で、徹底的に特殊土地を虐め抜く。
※あくまで理想的に回れば十分にあり得るってだけで、実用的かどうかは使ってみないと分からない事を先に断っておきます。

例えば、今MTGOで暴れまわっているボロスアグロの5-0レシピを参考にするとこうなる。

Screenshot of deck.hareruyamtg.com

21 土地/Lands
4 《断崖の避難所/Clifftop Retreat》
3 《山/Mountain》
10 《平地/Plains》
4 《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》

一部引用 – 晴れる屋 デッキ検索「白赤ビートダウン/WR Aggro」

まだまだ皆さん試行錯誤中で、基本土地の枚数はバラバラですが白が多めのレシピが多いみたいですね。

例えば、このリストだと山が出てくる前に最速で漂流自我を生当てすると、デッキから基本地形の山が消滅します。

残っているのは基本土地の平地と特殊土地のみ、あとは特殊土地がセットされるたびに廃墟の地(=るつぼで再利用)で割り続けると「白しか出なくなる状況」が作り出せます。

しかしこれは指定した土地が4枚以下でないと、追加の漂流自我が必要になったり、先にセットされてしまったりするため

ハイリスクハイリターン

と言えます。

なので1戦目で漂流自我を使った時に基本土地の枚数をさりげなく数えておいて、4枚以下なら2戦目の3ターン目にぶっこ抜いてやるのが強い動きかと思います。

[quads id=1]

堅実な諜報員にオススメのプラン

先ほどのプランはかなりリスキーで、前提条件もアレだし僕はちょっと…と言う堅実なあなたには、もっと単純で強力な生当てを提案します。

新スタン環境では、ショックランドが持つ2つの基本土地タイプとM10ランドのアンタップイン条件が噛み合いまくっていて、次のような状況が高確率で発生する。

ショックランド2~4枚、M10ランド4枚を脳死投入。

いや、まぁ私のリストもモロにコレなんだけどw

つまり、3ターン目に相手のデッキに対応しているM10ランドを指定してやると、かなりの高確率で2色土地をぶっこ抜く事が可能と言う事です!

最大4枚も2色土地を抜かれたら、マナスクリューや色事故の発生率がどうなってしまうのか、気になりませんか?

私は気になります(デーン)

早速ゴリラ式シミュレータで実数値を計測してみましょう。

 

例えばこちら先行の3ターン目、相手はアグロならキープする2枚ランドの初手で始めた場合をシミュレート。
※1枚がショックランド、1枚が平地とかならキープするよね。

21枚の土地から2枚、その他が5枚、後攻だから2回ドローしているので

19 土地
32 その他

この51枚がライブラリに入っている事になり、土地の内訳は

4 断崖の避難所(M10ランド)
3 聖なる鋳造所(ショックランド)
3 山
9 平地

となっております。

 

漂流自我しない時

次のドローで相手が単純に土地を引ける確率は

演算結果
102,000回の試行結果
37,866回の該当
約37.13%の確率
※誤差考慮32.8%~41.47%の範囲

 

白が出る土地を引ける確率は

演算結果
102,000回の試行結果
31,955回の該当
約31.33%の確率
※誤差考慮26.99%~35.67%の範囲

 

赤が出る土地を引ける確率は

演算結果
102,000回の試行結果
20,068回の該当
約19.68%の確率
※誤差考慮15.34%~24.02%の範囲

 

漂流自我でM10ランドを4枚抜きした時

次のドローで相手が単純に土地を引ける確率は

演算結果
94,000回の試行結果
30,201回の該当
約32.13%の確率
※誤差考慮27.8%~36.47%の範囲

約5%ダウン

 

白が出る土地を引ける確率は

演算結果
94,000回の試行結果
24,169回の該当
約25.72%の確率
※誤差考慮21.38%~30.06%の範囲

約5.6%ダウン

 

赤が出る土地を引ける確率は

演算結果
94,000回の試行結果
11,804回の該当
約12.56%の確率
※誤差考慮8.23%~16.9%の範囲

約7.12%ダウン

 

んおー、この結果をどう受け止めるかは同志達に任せるけど、1%でも確率を上げようとデッキ調整している私からしたら5%ダウンとかトンデモ無い。

特に赤の7%超えの確率ダウンは「色事故を引き起こすには十分なレベル」の深刻さだと思います。

 

うーん、やっぱり強いよね?これ。

 

以上、漂流自我の考察でした。

 


あとがき

このサイトは

  • キラーカードを抜いても良し
  • 土地を抜いても良し
  • フレキシブルな戦略が恰好良し

でお馴染みになりそうな「漂流自我」を応援しています。

 

theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

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