灯争大戦に見る新アーキタイプ – 増殖ストーム

全世界のMTGファンの皆さま、こんにちは。
日本では今「エイプリルフール」と「新元号(※令和になったね)」がホットワードな訳ですが、我々MTGプレイヤーにはPAX Eastにて公開された灯争大戦の一部公開された新カード情報の方が余程ホットです。
早速色々な議論が巻き起こりネット上は俄かに活気づいております。
私も例にもれず新カードに目を通した訳ですが、ある1枚のカードに…
もうね、超興奮した。
そのカードはなんとレアリティがアンコモン、即4枚買うリストに登録です。
流速の媒介者
この子、コレってつまり「ストーム」でしょ?(混乱)
いや、冗談抜きで《霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir》コイツが「スタンのストーム」って呼ばれてたんだから、この子も実質ストームですよ!
フォーマットはモダンに以下になっちゃうけど、0マナアーティファクトを《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》で出し入れしたら《増殖/Proliferate》が誘発しまくって滅茶苦茶出来るって寸法ですよ。
灯争大戦の新メカニズムである《動員》とやらのカウンターをいじる為に復活したと思われる増殖ですが、元々は毒カウンターを増やしたりするために設計されたキーワード。
ならば元ネタからシナジーを探した方が健全である、と言う事でこんなコンボは如何だろう。
準備工程
- 何でも良いから相手に毒カウンターを1つ乗せる。
- 流速の媒介者を着地させる。
コンボ開始
- 0マナファクト2個置く。
- 逆説撃って0マナファクトを全部回収して、枚数分ドロー。
- 0マナファクトもっかい全部置く。
結果
- 少なくとも相手の毒カウンターが5個増えて6になる。
逆説が手札に無くても、適当にカウンター撃ったり除去撃ったりハンデス撃ったりしてたらどんどん毒カウンターが増殖していく訳で、対感染デッキにありがちな「最初の1点ぐらい貰いますよ」と言う序盤の動きに大きな大きなプレッシャーを与える事が可能です。
コイツが2枚着地してたらそれこそ2枚の出し入れで毒11の即死コンボ、一気に解決しなくても相手のエンド時に逆説で1増殖からの自分のターンのドローからメインで続きの増殖とかやれば隙も最小限!
逆説の大量ドローで更に新たな0マナファクト引く事も良くあるので、そのままゴールしちゃうかもね。
ほら、すんごい強そう!
こう言うのは言ったもの勝ちだと聞いた事があるので、私はこのコンボを
増殖ストーム
と呼ぶ事にします。
本家のストームはレガシー以下に限り《狼狽の嵐/Flusterstorm》で一応対処可能でしたが、既に毒カウンターを貰ってしまっていたら「どうカウンターを当てても可避不能」と言うのが強力だと思います。
この辺りがキャスト誘発の強みですね!
まぁコレ毒じゃなくても、カウンターたまると酷い事が起こるパーマネントとかでもオッケーです。
現状特定のカード使わないと取り除けなくて、勝敗に直結する毒カウンターが強いのかなって発想でございました。
なんらかの妨害でコンボが中断されても、そこまでの毒カウンターは増えたままだから空振りが絶対無いてのも強みです。
この様子だと他にも増殖をもつカードは登場しそうなので、かなり期待しております。
それまでモダンの新デッキ「増殖ストーム」の考察でもしながら待とうと思います!
あとがき
BOX購入特典のテゼレットが持つ親和も「マジかよ」ってなりましたが6マナかぁって感じだし、コレのインパクトの足元にも及びませぬな。