[知識の渇望] マナコストが重たいセットTOP10
皆さんこんにちは、お久しぶりです。
なんやかんやあって紙でプレイするのが困難な状況に置かれたため、ちょろっとデジタルのMTG触ったりしてます。
デッキ構築を至上の楽しみとしているタイプの人なので、デジタル資産の乏しさや、カードの入手が思うままに行かない窮屈さなどから、何とかして「プレイ以外の楽しみ」を求めて絶賛迷走中と言った所。
色々試した中に、ちょっと将来性がありそうな検証遊びを見出したので、新シリーズとして連載しようと思います。
題して、
知識の渇望 - トリビアの種
MTGの事なら「MTG Wikiを見ればオール・オッケー!」なのは常識ですが、当サイトでアーカイブしているカードデータを分析・集計して、MTGの知らない世界に足を踏み入れようと言う企画です。
有益な情報はほぼ例外なくWikiに載っているので、必然的に「無益な情報」が生み出される訳ですが、ワンチャンお宝が情報が出てくるかも知んないしね!
その可能性は誰にも否定は出来ないのです。(お花畑理論)
集計ルール
当サイトにアーカイブしているカードデータは「ヴィンテージフォーマットでリーガルなカード全種類」が基準になっているため、デュエルデッキとか、過去のプロモとか、何か良く分からないセットとかは対象外です。
そのため、以下のセットを集計対象とします。
- 全ての基本セット
- 全てのエキスパンション
- 統率者シリーズ(※アンソロジーを除く)
- ポータルシリーズ
- モダンホライゾン
- コンスピラシーシリーズ
- スターターシリーズ
ヴィンテージでもイリーガルなセット(=アンシリーズとか)と、全てが再録カードで構成されているセット(=マスターズとかマスピとか)を除いた全セットと言う事ですね!
マナコストが重たいセット
では早速1発目、2020/05/27現在の「マナコストの合計が多いセットのTOP10」を集計しました!
この検証に使ったプログラムを組み込んだ「まとめページ」も同時に作成したので、よろしければ文末のリンクから飛んでみてください。(※まとめページはカードが登録される度に内容が変化します。)
第1位
Ikoria: Lair of Behemoths
イコリア:巨獣の棲処
リリース | 2020-04-24 | タイプ | expansion |
---|---|---|---|
合計マナコスト | 1,252点 |
記念すべき初集計の1位を掻っ攫ったのは、なんと最新セットのイコリアでした!
エルドレインから内部データの仕様が変わり「番外カードも通常セット扱い」になったのと、その番外カードに根本原理サイクルが含まれているために相当なカサ増し状態での結果となります。
いわゆる番外カードが全部加算された数字ですが、収録枚数が400枚を余裕で超えてくる「旧基本セット」に89点も差をつけたのは驚きです。
第2位
Fifth Edition
第5版
リリース | 1997-03-24 | タイプ | core |
---|---|---|---|
合計マナコスト | 1,171点 |
たぶん日本で最初にMTGがブレイクした時の「旧基本セット」です、おじさんプレイヤーは大体ここから始めたんじゃなかろうか。
番外カードとか抜きでこのコスト、昔のカードのもっさりしたマナコストと収録枚数の暴力で、実質ナンバーワンは第5版って事で良さそうですねw
第3位
Core Set Tenth Edition
第10版
リリース | 2007-07-13 | タイプ | core |
---|---|---|---|
合計マナコスト | 1,129点 |
続いて第3位は第10版がランクイン、何気に「日本語の黒枠基本セット」って第4版以来なんだって。
MTGに復帰してモダンを始めた頃「黒枠のラスゴが欲しい!」って事で10版の物を購入し、今も愛用しています。
第4位
Onslaught
オンスロート
リリース | 2002-10-07 | タイプ | expansion |
---|---|---|---|
合計マナコスト | 1,113点 |
ここで番外カード無しかつ基本セットでもない、通常エキスパンションのオンスロートがランキングに食い込んできました。
過去に存在したブロック制の第1弾なので、いわゆる「大型エキスパンション」ってやつですね。(※テンペストとかウルザズサーガとか。)
このセットは遊んだこと無いですが、下環境で最強の土地として有名なアンタップインするフェッチランドの初出がこのセットなんだそうで。
第5位
Commander 2014 Edition
統率者2014
リリース | 2014-11-07 | タイプ | commander |
---|---|---|---|
合計マナコスト | 1,100点 |
続いて第5位に統率者シリーズが入ってきました。
このシリーズは100枚固定リストのデッキが4種類前後同時にリリースされるため、毎回収録枚数が多くてデッキエディタに登録するのが大変ですw
全体的に重めのカードが多い印象ですが、1枚制限のため収録されている土地が多くてこの程度って感じな気がする。
第6位
Commander 2015 Edition
統率者2015
リリース | 2015-11-13 | タイプ | commander |
---|---|---|---|
合計マナコスト | 1,085点 |
折り返しの第6位は同じく統率者、特にコメント無し。
第7位
Core Set Eighth Edition
第8版
リリース | 2003-07-28 | タイプ | core |
---|---|---|---|
合計マナコスト | 1,075点 |
基本セットとしては第10版から3つ順位を下げて、第8版がランクイン。
モダンで使える基本セットはここからです!
このタイミングでカンスペこと「対抗呪文がスタン落ち」と言う、MTGの歴史における大きな節目となったみたいです。
第8位
Legends
レジェンド
リリース | 1994-06-01 | タイプ | expansion |
---|---|---|---|
合計マナコスト | 1,064点 |
突如物凄く古いセットがランクイン、番外カードも無ければ収録枚数も310しかないレジェンドが堂々の1,000点超えです!
MTGに初めて「多色カード」と言う概念をもたらした歴史的なセットですが、単純に重たいカードが多い上に、厳しすぎる色拘束もあって、当時のマナ基盤を考えると事故りまくりの環境だったんじゃないかと思わずにはいられません。
なお日本語のレジェンドカードは全て「クロニクル版」と言って、だいぶ価値が低目な物となります。
第9位
Theros Beyond Death
テーロス還魂記
リリース | 2020-01-24 | タイプ | expansion |
---|---|---|---|
合計マナコスト | 1,062点 |
終わりも近づいてきた第9位に現役スタンのセット、テーロス還魂記がランクイン。
新内部データ仕様で番外カードが合算されているハズですが、意外と伸びていません。
それはつまり全体的なマナコストが低いって事になるので、それはそれで強力なセットなんじゃないかなって思います。
あれ?じゃあエルドレインがランクインしてないのは(ry
第10位
Core Set Ninth Edition
第9版
リリース | 2005-07-29 | タイプ | core |
---|---|---|---|
合計マナコスト | 1,060点 |
さて、TOP10最後を飾るのは基本セットの第9版となりました。
ここまで全てが1,000点を超えるマナコストを保って来ましたが、TOP3辺りと比べると結構な差がありますね!
—
以上、マナコストが重たいセットTOP10の集計結果でした!
すっごいなこの企画、この情報を知ったところで何も起こらないとか震える。
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