[神河:輝ける世界] 注目のカード – 青

祝!「神河:輝ける世界」の一般販売開始!
もう発売しちゃったけど、注目のカードを紹介して行きたいと思います。
第二回は青なんですが、リメイク系のカードの印象が強いのですが「モダンで使うデー!」とか「コンボ出来るデー!」とか、具体的な使い道が見えているカードが沢山ありましたので、是非参考にしてみてください!
現実への係留
ダブシン4マナのソーサリー、追加コストとしてクリーチャーかアーティファクトを1つ生け贄に捧げなければならない。
効果はライブラリから「装備品」か「機体」をサーチして直接場に出すとなっている。
パッと見、令和のティンカー。
殆ど脊髄反射で《修繕/Tinker》はマズイですよ!と思ってピックアップしたのですが、冷静に考えると
- 装備品のサーチ&踏み倒し:石鍛冶で良いかな?
- 機体のサーチ&踏み倒し:パルヘリオン2が強い?搭乗コストどうすんの?
コストに見合うかと言うと、かなり怪しいのが実際の所な気がするね。
4マナ払って、生け贄捧げて、スカイソブリンでも引っ張って来て3点飛ばす?(弱そう)
現実の強奪
ダブシン7マナ(!)のインスタント、効果はライブラリトップを7枚見て、その中からアーティファクトカードを2枚まで公開して手札に加える事が出来る。
令和のティンカーの次は令和のディグ、新神河では往年のぶっ壊れ禁止カードを調整したリメイクが流行っている様子。
一言で言うと、手札に加えられるカードがアーティファクト限定の《時を越えた探索/Dig Through Time》と言った感じですね。
ただ、令和のティンカーと違ってこちらは普通に使える(=強い)んじゃないかと思っています。
と言うのも親和(アーティファクト)みたいなコスト軽減効果を持っているので、最大までコストが下がると(青)(青)で唱える事が出来ます。
雑な言い方をするなら、《思考の監視者/Thought Monitor》が強いんだからこれも強いだろみたいな。
インスタントでかなり質の高い2ドロー相当だし、エターナルぐらい下の環境まで行けば、かなりやれそうな雰囲気。
錯乱プロトコル
ダブシン2マナで呪文一つをカウンター、追加コストでアーティファクトを1つタップするか(1)を支払う必要アリ。
令和のティンカー、令和のディグと来て、今度は令和のカンスぺです。
最悪でも《取り消し/Cancel》と同等のコストだし、ファクトがモリモリのデッキなら自然とカンスぺ相当で使えると思います。
この「アーティファクトを1つタップ」系の能力全てに当てはまるんですが、宝物トークンをタップしてこのコスト支払うとなんか得した気分になるんですよね。
タップしちゃうから咄嗟にマナを出せなくなっちゃうけど、宝物トークンを温存してコスト支払った感がなんかお得感あると言うか。
ただの貧乏性ですかね。
月罠の試作品
1マナの有色アーティファクト、これとアンタップ状態のクリーチャーかアーティファクトを1つタップすると(◇)が出て来るマナファクトの一種。
令和のティンカー、令和のディグ、令和のカンスぺと来て、こやつは令和のバネ葉ですね。
有色化による色拘束、さらに無色マナしか出ないように「調整」されて普通に痛い弱体化となっていますが、《タップ・アウトレット/tap outlets》の対象がクリーチャーだけでなく、アーティファクトもOKになったのは地味ながら強化点と言えます。
ただ、無色マナしか出ないなら普通に《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》使うけど?って話になってしまうので、もう一押し。
魂力
新メカニズムのこれがどれぐらい強いか、まさに「試作品」って感じだよね。
これの魂力コストは(4)(青)とかなり重たいですが、土地以外のパーマネントを対象に取って、それのオーナーのライブラリトップかボトムに送る事が出来ます。
バネ葉って「煮詰まった状況でドローしちゃうと真顔になるカード」じゃないですか。
重いとは言え、踏み倒されて出て来た宇宙シイタケすら処理できる「万能変則バウンスカード」としても使えるのは、中々に見所があると言えます。
生み出せる無色マナをどれだけ活かせるかによって大きく評価が変わりますが、ピン挿しでしばらく試すってのは大いにアリなカードです。
これが将来的に伝説のアーティファクトになって、好きな色のマナが出るようになって、魂力が(2)(青)ぐらいなって「月罠の完成品」になったらがっつり採用しますので、お待ち申し上げております。
現実チップ
シングルシンボル2マナ0/4の伝説のアーティファクト・クリーチャー、装備品でクラゲのくせに意外と硬い。(※稲妻の射程外)
コイツも新メカニズムの《換装》持ちで、なんとクリーチャーにつけている状態だと《実験の狂乱/Experimental Frenzy》の完全上位互換(=トップも手札もプレイ可能)と言う、恐ろしい性能を発揮する。
換装コストは(2)(青)と現実的では有るものの、やはりここは《シガルダの助け/Sigarda’s Aid》でフラッシュしてイキり散らかしたい所である。
注目の白いカードの時は、ロクに調べずに勢いで書いたけど、Wikiの《つける/Attach》に記載されているルールを読む限りでは出来るっぽいです。
とにかく換装(=つける)さえ出来てしまえば、手札も使って良い実験の狂乱だからね、かなり強いと思う。
今は亡きオパモ時代にこのカードが出ていれば、手数2倍の純鋼ストームが天下を取っていたかも知れませんね!
現実の設計者、タメシ
シングルシンボル3マナ2/3の伝説のクリーチャー、中々強力な誘発型能力と起動型能力を持っています。
誘発型能力の方は、クリーチャー以外のパーマネントが手札に戻された時に1ドロー、ただし毎ターン1回しか誘発しない制限付き。
このパーマネントは自分のものでも相手のものでもOKなんだけど、クリーチャー以外となってるのが「調整」なんでしょうね。
変わって起動型能力、(X)(白)と自分のコントロールする土地を1枚手札に戻すと、墓地からコストX以下のアーティファクトかエンチャントを場に戻せる、変則的なリアニメイトが可能です。
タップ不要なので何度でも起動可能な反面、土地が減って行くデメリットはテンポ面の損失が大きいので、考え無しに使うのはややリスキー。
逆に、使い方を考えるとアタオカムーブになり得る。
- セットランド権を残した状態で(X=0)(白)で起動。
- 白マナを出した土地をバウンス。
- 墓地から《ウルザの物語/Urza’s Saga》をリアニメイト。
- 誘発型能力で1ドロー。
- 回収した土地をセット。
何故か1マナ加速しつつ、1ドローできてしまっている。
これは、条例で禁止されてもおかしくないレベルの1マナムーブに見える。
大体サーガが悪さしてるだけなんだけどねw
真面目に相性の良いデッキを挙げるなら、1ターンに土地を何枚もセットできるアミュタイタンとかは、かなり面白そうだと思ってます。
ありそうなシーンを想像してみる。
- (X=1)(白)で起動。
- 割られたアミュレットをリアニしつつバウンスランド回収。
- 誘発型能力で1ドロー。
- バウンスランドセットでアミュ誘発。
- ガチャガチャしてマナ加速。
これのミソは「アミュレットを唱えずに場に出せる」と言う点、最近毎日のようにサーガの第3章から唱えずにアミュレットを出されて、イーッ!!ってなってるから、間違いなく強い。
そして回収した土地から流れるように始まるマナ加速、ついでのドローも強いし胡散臭いことこの上ないので、アミュタイタン使いの方には是非ともお試し頂きたい。
思慮深い達人
シングルシンボル3マナ2/4のアーティファクト・クリーチャー、人間で忍者。
MTGで忍者と言えば当然「ニンジャ・ジツ」によるバットリと、それにより発生するサボタージュ能力が見所。
こやつは忍術(1)(青)で、与えた戦闘ダメージの点数以下のマナコストを持つアーティファクト・カードを1枚、マナコストを支払わずに場に出してもよい「踏み倒し系」の能力を持ちます。
素の状態でもコスト2以下のファクトを踏み倒せるんだから、かなりテンポ面でのアドバンテージを得られる強力な効果ですね!
個人的に青では一番具体的に使い道を見出してるカードでして、最近よく使っているWUエンソウルに入れたら絶対面白いと思うんですよ。
ハサミ付いてない羽ばたき飛行機械の謎アタックとか、痛くないから通しますのエスパーの歩哨アタックからの忍術でファクト踏み倒しをお見舞いする。
踏み倒すカードはポータブル・ホールや影槍は勿論、ランドセット権を使わずに《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》などのファクトランドを場に出せるのは激アツと言わざるを得ない。
何ならコイツもアーティファクト・クリーチャーだから、場に出た後もハサミ付けられるのもグッドです。
白いカードで紹介した《冥途灯りの行進》が、破壊不能のファクトランドを殺してしまうってTwitterで思わずぼやいてしまったんだけど、こんなカードあるならまだまだ戦えそうな気がしてきましたw
月回路のハッカー
シングルシンボル2マナ2/1のクリーチャー・エンチャント、人間で忍者。
なんとこの忍者、ジツ・コストが(青)だけなんですよ!
サボタージュ効果は、場に出たターンなら1ドロー、そうでないなら1ドローしてから1枚ディスカード。
ドローは「してもよい」の親切設計、初撃はアド取れるんだから普通に強ない?って思う。
これコモンだから、パウパーのフェアリーに入って来るでしょうね!
モダンの青単フェアリーでも使ってみたいと思う性能のナイスコモンだと思います。
知識の渇望
シングルシンボル3マナのインスタント、3枚ドローしたあと手札からアーティファクトを1枚捨てないなら2枚捨てる。
まさかこんな強カードがスタンに再録されるとはw
私はてっきり3つ先のセット、兄弟戦争で再録されるだろうなと思ってたのですが、まさかの新神河で来ちゃいましたね。
3マナは少し重く感じるかも知れませんが、インスタントで3枚引いた後の手札から捨てるカードを選べるのはマジで強いんですよ。
3枚見てその中から捨てるカードを選ぶんじゃなくて、予め持ってたカードからも選べるのです。(※ブレストと同じ理屈で強い。)
使ったこと無い方は良い機会なので、一度使ってみて欲しい。
鏡殻のカニ
ダブルシンボル7マナ5/7護法(3)のアーティファクト・クリーチャー、コモンのカニです。
リミテ生物だ!
と思うことなかれ、コイツの本体は魂力です。
なんと(2)(青)で、呪文や能力に対して(3)支払わないと打ち消すとか書いてて、初めて見た時は思わず読み直しましたw
いや、だってこれ起動型能力(=普通のカウンター呪文では打ち消せない)で《不許可/Disallow》と《マナ漏出/Mana Leak》を足して2で割ったような事が出来るんでしょ?
勿論入れ得カードって訳じゃないんだけど、パッと思いついたデッキだとリビングエンドはかなり相性良さそうに見えます。
- 墓地対策飛んできたのをカウンター。
- 既に設置されたトーモッドとかレリックとかの起動型能力をカウンター。
- ボジューカみたいな誘発型能力をカウンター。
リビエンを殺す大部分の行動に対する回答になってるし、それを行うことで「ついでに」このクソデカ・カニが墓地に落ちるので、リビエンで5/7護法(3)が盤面に戻って来ると。
思い付きで書いてみたけど、カニ鍋からのカニ雑炊みたいな流れが自然過ぎて、とても恐ろしいカードに思えて来た。
リビエン使いの方は、是非とも試してもらいたい1枚ですね。
渦巻く空、開璃
最後は神話レアのドラゴン・スピリットサイクルから、ダブルシンボル6マナ6/6飛行・護法(3)の伝説のクリーチャー。
このサイクルは共通して「選択式で強めのPIG能力を2つ持つ」と言う特徴がありますので、全種類ピックアップしてます。
で、青いヤツの効果は以下の2つ。
- 土地でないパーマネントをコスト合計6以下で望む枚数選んで対象にとり、それらを全てバウンスする。
- カードを6枚切削し、その後自分の墓地からインスタントかソーサリーを2枚手札に戻す。
いや、青のヤツ強いな!サイクル1発目で紹介したクソコンボ、条件満たしたらループするんじゃない?
- サクリ台を用意する。
- 捨てるとかして墓地に落とす。
- 《御霊の復讐/Goryo’s Vengeance》で釣る。
- 《死せざる邪悪/Undying Evil》系の、死亡したら盤面に戻って来る状態にする。
- 適当に殴ったりしてからサクリ台で生け贄に捧げる。
- このカードと死せざる邪悪の死亡誘発が同時に発生する。
- インスタント・ソーサリー回収モードで御霊の復讐と死せざる邪悪を回収する。
- 3に戻る。
おお、やっぱり3マナ有ればループしますねこれw
相手ターンでは墓地に置いといてソーサリー除去を躱し、自分のターンに6/6飛行・護法(3)を墓地から取り出して殴るイメージ。
やだこれ、面白そうじゃないの。
—
以上、神河:輝ける世界の「注目の青いカード」の紹介でした!
今回は結構実用的な使い方が示せたのではなかろうか。
パッと見でコンボやデッキが見えてくるカードが多いと、否応なしにテンション上がります!
お財布には優しくないけど。
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