英雄譚デッキ:Stomping Treasures
最近エスパーカラー(白青黒)のカードリストとひたすら睨めっこしておりまして、ふと気付きました。
《アンティキティー戦争/The Antiquities War》を置いた次のターンに《ファイレクシア教典/Phyrexian Scriptures》を置くと3ターン2ターン(※2018/05/16訂正)後に
酷い事になる。
- アーティファクトのサーチ。
- アーティファクトのサーチ。
対象のクリーチャー1体に+1/+1カウンターとアーティファクト化。 - ターン終了時まで自分のコントロールしている全てのアーティファクトは5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。
アーティファクトでないクリーチャーを全て破壊する。
これは強いに違いない(勝てるとは言ってない)
と言う電波を受信したので、雑に構築したリストを残しておきます。
クリーチャー(11)
3 | 無情な無頼漢/Ruthless Knave |
4 | 凶兆艦隊の貯め込み屋/Dire Fleet Hoarder |
4 | 財力ある船乗り/Sailor of Means |
呪文(28)
2 | 宝物の地図/Treasure Map |
3 | 継ぎ当ての翼/Cobbled Wings |
4 | ファイレクシア教典/Phyrexian Scriptures |
4 | アンティキティー戦争/The Antiquities War |
1 | ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt |
2 | 喪心/Cast Down |
2 | 中略/Syncopate |
4 | セイレーンの策略/Siren’s Ruse |
2 | 否認/Negate |
4 | 提督の命令/Admiral’s Order |
土地(21)
5 | 沼/Swamp |
6 | 島/Island |
2 | ザルファーの虚空/Zhalfirin Void |
2 | 愚蒙の記念像/Memorial to Folly |
2 | 廃墟の地/Field of Ruin |
4 | 水没した地下墓地/Drowned Catacomb |
雑感など
エンチャントって使われると分かるけど、一回着地しちゃうと処理に困るんですよね。
原因はメインボードからエンチャント除去をモリモリ入れてるリストなんて殆ど無いからですけど、そう言う環境だからこそエンチャント連打は有効なんじゃないかな。
実際《ベナリア史/History of Benalia》は4挿しで連打してナンボのアドバンテージ生成器みたいなもんだし、それをいちいち除去しているのも余り見ない訳で。
カウンター呪文は《提督の命令/Admiral’s Order》を多めに取っています。
フィニッシュムーブで気持ちよく殴りかかっている時に「何かされる」と気分を害すると思うので、強襲で1マナ確定カウンターとなる提督の命令は噛み合っているのかなと。
絵的にも海賊感出ててかっこいいのも高評価。
序盤の動き
海賊達にせっせと宝物トークンを生成して貰います。
まず《財力ある船乗り/Sailor of Means》はCIP能力で宝物を1つ生成するので、出てきて1つ。
1/4なのでブロッカーとしても地味に優秀ですが、ファッティが出てきたり直接除去が飛んで来たらここぞとばかりに《セイレーンの策略/Siren’s Ruse》でブリンクしましょう。
すると対象が不正となり1手を凌げると同時にCIP能力が再び誘発して2つ目の宝物が、そしておまけで1ドローまで付いてくると言う強力なシナジーを発揮します。
次に《凶兆艦隊の貯め込み屋/Dire Fleet Hoarder》、こいつはPIG能力で宝物を一つ生成します。
シングルシンボルで2マナ2/1と悪くないスペックで、序盤のチャンプブロッカーとしての活躍に期待しましょう。
そしてもう一体、海賊と言えばやたらと「骨の髄までしゃぶり尽くすキャラ」で描かれているイメージが強いため《無情な無頼漢/Ruthless Knave》を採用しました。
こいつは{2}{黒}とクリーチャー1体を生け贄に捧げることで、宝物を2つ生成する事ができます。
クリーチャーをタダで死なせるぐらいなら、こいつでサクって対象を不正にしつつアドバンテージ取っちゃいましょうと言う「こすずるい」魂胆です。
ちなみに貯め込み屋をサクれば宝物が3つ出てくるよ!
また装備品とも相性がよろしいです。
クリーチャー化している装備品は、クリーチャーに装備することはできない。
とルールで定められているので、アンティキティー戦争の第Ⅲ章が発動すると状況起因処理によって自動的にクリーチャーから外れて個別の戦力となります。
勿論、装備してなくても5/5になるんだからまさに出し得!
中盤の動き
序盤を凌いで中盤戦に差し掛かる頃には、カウンター呪文と英雄譚を手札に数枚準備しておきたい所です。
アンティキティー戦争を守り切るってのがメインの勝ち筋と言うか、アンティキティー戦争を全て凌がれたら「ほぼ負けが確定する」のでなるべくカウンターはこちらを守る事に使いたいですね。
ファイレクシア経典の設置タイミングは勿論、アンティキティー戦争を置いた次のターンが理想ですが、単純に「全体除去&相手の墓地を一掃」と言う効果があるので、手札に経典だけある場合などは状況を見て積極的に設置して行っても問題ないでしょう。
宝物はクリーチャー化するだけの物ではなく、元々好きなマナを1つ出せるんだからカウンター呪文とアンティキティー戦争が手札にあるのならば迷わずGOです、貯め込んだ宝物で相手の戦場を蹂躙してやりましょう!
アンティキティー戦争自体が複数枚手札にあるなら、必ず1ターンに1枚ずつ「ズラして重ね貼り」して黄金の波状攻撃をお見舞いしましょう、何度も第Ⅲ章が訪れればおのずと勝利が転がり込んでくるはずです。
以上!ここまで妄想!!
うーん、英雄譚をべたべた貼りまくるの楽しそう。
これはちょっと組んでみようかな。
[2018/05/22追記] 実際にこれっぽいデッキを組んで対戦してきました、結果はこちらの記事をご覧ください。
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