運ゲーを楽しむホロウ・ワン vol.4 – 安価構成の革命児?

私のMTG専用の小さな机の上には、ショップに行く度に必ず1パックずつ剥いてしまうモダホラのカードが相当量溜まり、かなり雑に束ねられています。

冠雪土地は有用だし、仕分けるついでに軽く整理しようとカードを見直していた時にとあるレアカードの存在が目に留まりました。

マーフォーク戦以来「速攻持ち」に対して敏感になっていた私は、今まで眼中に無かった《稲妻の骨精霊/Lightning Skelemental》のテキストをマジマジと眺めて

これで良いじゃん

と、確信にも似た何かを感じ取ったのでした。

 


人気カードは亜種デッキが沢山!

ホロウ・ワンには実に豊富なバリエーションがあって、

この辺のクリーチャーでディスカードシナジーを増やして、一気に畳みかける構成がとても強いです。

勢力を大きく分けると

  • ホロウ・ワンの名を世に知らしめた赤黒のベーシック型
  • 赤単でバーン要素を濃くしたアークライト型
  • コスト軽減を活かして蔦を引っ張るヴァイン型

この3つが特に多いのかな。

恐血鬼は「土地置きゃ良い」と言うその万能さ故、赤単以外のタイプで常連さんって感じ、と言うかモダンの黒絡みのデッキだと大体入ってる吸血鬼界の大スターですね。

 

しかしこの3種類はそのカードパワーの高さと、基本的に4枚必須と言う性質も手伝って、お高くつくと言う問題を抱えています。

《ゴブリンの知識/Goblin Lore》も買わなきゃならないのに、更にこれらのカードも買うってなると「パック剥いて遊ぶための予算」を削らなきゃいけなくなる。

い、嫌だ!私は削らないぞ!!(ムリムリ)

 

そんな訳で

現在のモダン環境はサイドに墓地対策は当たり前で、なんならメインから墓地対策入ってるデッキすら有るので、相対的に弱くなる可能性がある。

って感じのそれっぽい理由を付け、なんとか自分を誤魔化して来ました。

 


骨精霊のスペック

この稲妻の骨精霊は、お高くつく問題を解決出来るかも知れない期待の新人なのでは?と思いまして。

コヤツのスペックを確認しておこう。

  • メインから墓地対策されていても大丈夫
  • 図太いクロックで瞬殺を狙うデッキ方針と合致する頭デッカチの速攻持ち
  • 6/1トランプルはしょうもないチャンプブロッカーを許さない
  • 本体にかすり傷でも負わせれば問答無用の2ディスカード
  • 点数で見たマナコストが3なので素のプッシュでは死なない

この時点で既に「入れるっきゃねぇな!」と思ってるんだけど、一応想定される弱点も書いておいた方が良いかな。

  • モツ撃ちとかティムレベルのちょっとした火力で絶命する
  • どう頑張っても各ターンの終了ステップで毎回死ぬ
  • 先制攻撃持ちの前ではただのカルシウムの塊に成り下がる

んー、これぐらいしか思いつかない。

何よりこんなカタログスペックだけでは見えてこない、システム的な強さが秘められている事に私は気づいてしまったのですよ。

 

最近青いデッキがイイ気になってダマテンフルタップで構えている《否定の力/Force of Negation》では、クリーチャーであるコイツはカウンター出来ません。

そして走ってくるトランプル持ちの6点火力、モダンの青でプレイアブルなクリーチャーかつタフ6を超えるヤツなんて殆ど居なくて(※変身した氷の中の存在ぐらいしか思いつかないw)1点でもダメージが通れば2ディスカード。

ひょっとすると構えている「否定の力をむしり取れるかも知れない」って言う。

これはもう否定の力を否定する力と言っても過言では無いよなぁ?(混乱)

少なくとも相手の選択肢を削り取る行為は、往々にして青を殺しうる強力な手段なのです。

 


ハッキリと嫌いでした

私は一応旧世代のプレインズウォーカーなので、これの元ネタである《ボール・ライトニング/Ball Lightning》には大変良く焼かれておりました。

ビジョンズが出たばかりの頃だったと思うけど「ボーライ転がしてピッチで火炎破撃って10点!」みたいな理不尽火力で相手を焼くのが流行ってて、当時黒単使いだった私は

このクソカードがッ!!

と思っていたものです。

大人になってMTGの仕組みにも詳しくなった今となっては、色拘束強すぎでデッキを選び、インスタント除去で簡単に止まるボーライが悪いのではなくて、シンプルに火炎破がイカれてただけだと断言できるけどね。

中学生当時の脳足りんノータリンにはピッチスペルの強さが良く分かっていなかったのでしょう。

ふふ、ノータリンって懐かしくない?(死語)

 

話が逸れましたが、とにかくボーライは当時のトップレアで皆の憧れ、言わばアコガレア、沢山持ってる人はお金持ちってのが定説でした。

しかし骨精霊はどうだい?

お値段なんと280円ですって!

会社帰りに晴れる屋さんに寄り道して、即座に3枚買い足しましたよ。

 

これでガッツリ4積みにするつもりですが、たった今「ボーライはデッキを選ぶ」と書きましたね。

使いづらさの最たる原因は(赤)(赤)(赤)と言う強烈な色拘束にあって、これの正当後継カードである骨精霊も(黒)(赤)(赤)とやはりトリプルシンボルで色拘束がキツイ訳です。

しかし、最近ホロウ・ワンを使い込んでいる私には分かる。

(黒)(赤)(赤)は普通に出せる

全く問題無い。

 

そして何より、骨精霊を4枚投入する事でクリーチャー枠が埋まってしまうので、候補に挙がってた高額なクリーチャーを入れる余地がなくなっちゃうんだよね!

いやー残念残念、至極残念(にっこり)

これが上手く噛み合うなら、ホロウ・ワンの安価構成クリーチャーの筆頭になるんじゃないかな?

なんか今回は妙に自信があるんだよね。

 


更に言い訳味付け

モダホラと言えば、このカードも使いたくてさ。

これ、《発掘/Unearth》は1マナでコスト3以下をリアニメイト。

 

記事の最初の方で「墓地対策に弱くなるから」みたいな言い訳してたじゃないか!てな矛盾があるように見えますが、こいつサイクリング(2)が付いてるんですよ!

このデッキにおいてサイクリングは正義、どうにか使いたかったのです。

しかし試作品のリストではコスト3以下のクリーチャーが《炎刃の達人/Flameblade Adept》《炎跡のフェニックス/Flamewake Phoenix》しか居なくて、

釣った所であんまり強く無い

って理由で不採用だったんです。

 

それがどうだい?骨精霊が4枚入ればリアニ可能な対象は12枚にもなり、むしろ発掘経由で骨を転がせば1マナ6点+2ディスカードとか言うぶっ壊れカードの爆誕ですよ!

こんなのどう考えても強い(と信じたい)ので、リアニ対象にならない4マナ以上の弧光のフェニックスと復讐蔦は候補ですら無くなります!

骨精霊を採用する安価構成だからこそ生きるコモンカードだと思うので、使うならセットでって感じかな。

 


骨精霊型ホロウ・ワン

妄想と興奮の入り混じる中、完成したのがコチラのリスト

<ホロウ・ワン ver.2/Hollow One>

サイクリングカードが大量に増えたので《通りの悪霊/Street Wraith》を1枚減らしました、マナ無くてもサイクリング出来るのはエライけど地味に痛いからね。

もしかしたら悪霊4・発掘3にするかも知れませんが、骨を転がすチャンスが多い方が結果的に強い気がするので!

そしてゴブリンの知識はまだ未購入なので、探査クリーチャーはやはり3のままで行きます、1ゲームで2回ぐらいしか唱えられないので4枚は多いと思う。

 

この構成ならかなり薄いけど2キルルートが何種類か有り、2ターン目10点オーバーなら現実的にあり得るレベルで発生するハズ。

実際は妨害されるからアレだけど、コレはマジで期待出来るんじゃ無いかなぁ?

 


あとがき

恐血鬼はソリン様を崇拝する私からしたら、いつか入手しておきたいカードではあるのでそのうち買うと思います。

シナジーとか関係なく上陸能力が強いから、黒いデッキなら雑に入れとけば良いので引っ張りだこになるだろうね!

使い倒せるカードってのは確実に元が取れるので、買って損は無いと思います。

逆にゴブリンの知識みたいなニッチ過ぎるカードはどうしても二の足踏んじゃうんだよね。

 


関連記事

最初の話

運ゲーを楽しむホロウ・ワン vol.1 – ゴブリンの知識

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運ゲーを楽しむホロウ・ワン vol.3 – 試作品vsマーフォーク

次の話

運ゲーを楽しむホロウ・ワン vol.5 – つ、つよーい!

theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

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