運ゲーを楽しむホロウ・ワン vol.7 – 最後の雄姿をその目に

これは、とある男と《信仰無き物あさり/Faithless Looting》と言うカードの浅く短い付き合いが終わった時のお話。
うり「よっしゃ!葬式前夜祭しよか!!」
同僚「はーい。」
うり「明日から禁止なんだよね。」
同僚「そうですね、ホロウ・ワン作ったばっかなのにw」
うり「しょうがないからグリクシスカラーで色々試してるけど、すげぇモッサリするのよ。」
同僚「物あさり無しはキツイと?」
うり「今の所別物レベルだね、やっぱ1マナである事とフラッシュバック出来るのがこんなに強いのかと思い知った。」
同僚「まぁ最後に思う存分暴れちゃってくださいw」
翌日に物あさりがモダンで禁止される今日、ランチタイムバトルには勿論赤黒ホロウ・ワンを持ち込みました。
相手は5色人間、やったろうじゃん?
この目に物あさりの雄姿を焼きつける為、いざ最後の戦いに臨まんとす。
1戦目 – 燃え立つ調査で燃え死ぬ
後攻スタートの初手、こちらは好ハンドなので迷わず《燃え立つ調査/Burning Inquiry》で運ゲーを仕掛けて行きます。
うり「ゆくぞ、燃え立つ調査!」
同僚「早速きたー!!」
7枚キープで最初のドロー、土地置いて燃え立つ調査。
裏返したカードは9枚、その内訳は
- ホロウ・ワン×1
- 炎跡のフェニックス×3
- 稲妻の骨精霊×2
- 通りの悪霊×1
- 稲妻×1
- 土地×1
上手く行けば2ターン目に8点クロックが並ぶデンジャラスな9枚だ。
今思うと、これが燃え立つ調査じゃ無くて物あさりなら
- フェニックス2枚墓地に落とす
- 悪霊をサイクリング
- ホロウ・ワン出す
- ターン返ってきたら土地置いてフェニックスを2枚とも獰猛で戻して8点クロック
と言う動きが確定してるじゃん、と悔やまれる。
うり「えーと、コレとコレとソレ。」
同僚「バイアルと土地が落ちちゃった…取りあえずそっちはこの3枚で。」
うり「フッ、轢き殺してやんよ。」
伏せられている内容が内容なだけに、かなり強気に指定された3枚を表にしながら墓地に落とす。
うり「おまwwww」
同僚「お、ホロウ・ワン落ちたわラッキーw」
うり「それも痛いけどw」
- 炎跡のフェニックス×3
- 稲妻の骨精霊×1
- 稲妻×1
- 土地×1
どうすんだこの手札、土地が詰まったら速やかに死ぬヤツじゃん!
返しのターンに翻弄する魔道士に発掘を指定されるが、1枚握っていた稲妻ですぐさま除去。
発掘を引いてハンデスによる息切れプランに賭けるが、そう上手くは行かない。
何とか引いた土地から、時間稼ぎのために「第2メイン」にフェニックスを素出ししてブロッカーを置くテクニックを使ってみるも、返しのターンに幻影の像にコピーされて、こちらのフェニックスは反射魔道士にバウンスされて打つ手無し。
ボッコボコにされて1敗、人間の強い妨害行動を満遍なく見せつけられる形に。
2戦目 – そうじゃない
うり「ヒドイ物を見た。」
同僚「燃え立つ調査の落ち方によっては対処出来なかったかもw」
うり「運ゲーが過ぎると言うか、物あさりを撃ちたいんだけど…。」
思わず愚痴ってしまいましたが、先攻でめちゃくちゃするのがホロウ・ワンの真骨頂だから!
1マリガンすると、サイドインした血染めの月、増量した稲妻、そして絶賛高騰中のコラガンの命令、そして今日の主役である物あさり。
構えるカードが多すぎるけど「人間相手には構え気味の方が強い」からキープ。
初手は赤黒フェッチをそっと出してGO、静かな立ち上がりとなった。
相手の初手はおば賛美、コイツは生かしちゃおけないため稲妻で焼き払ってターンを貰ってドロー、稲妻。
うり「うーん、膠着続けてたら不利になりそうだから物あさりに活躍してもらおうかな。」
同僚「おっ、良いですね。」
2枚引いたらなんか起きるでしょ、発掘あるし骨精霊、1マナで出せるホロウ・ワン、追加の土地も欲しいなぁと思いを馳せて2ドロー。
物あさりを2枚引いた。
うり「ちがう、そうじゃない。」
同僚「どうしたんですか?」
うり「いや、ちがうのよ、ちょっと待ってな?(白目)」
確かに物あさりを最後に使ってあげようと言う趣旨だけど「自分、明日が命日なんすよww」と言わんばかりに大挙するのはちがうだろう。
3マナ貯まり次第置きたい月、骨精霊落ちたら速攻走らせたい発掘、翻弄や帆凧を焼きたい稲妻…有効牌しかなくて捨てる物が無いじゃないか!
長考の末私が選んだ2枚はコレだった。
同僚「絵面がヒドイwww」
うり「フ、フラッシュバック出来るから!」
もはや葬式の前倒しのような状況、この後のドローも上手く噛み合わず再び人間に絡めとられ2敗。
泣きの1回 – 物あさり関係ないじゃん
うり「ちょっと!最後なんだよ?もう会えないかも知れないんだよ!?」
同僚「安らかにお眠りください。」
うり「2タテは可哀想だからもう一回。」
同僚「はいはいw」
巧みな話術で相手の同情を誘い、本来存在しなかった3戦目に突入です。
うり「と言う訳で血の墓所をショックインして、燃え立つ調査!」
落ちたカードは悪霊、骨精霊、土地。
3枚捨てたのでホロウワンをタダ出して終了。
2ターン目、土地置いて発掘で骨精霊とホロウ・ワンでフルパン、10点+2ディスカード。
3ターン目、土地置いて骨精霊を素出しでフルパン、ホロウ・ワンがおば賛美にチャンプされて6点+2ディスカード。
返しのターンで渾身の反射魔道士、ホロウ・ワンをバウンスと言う超ファインプレーが飛び出しました。
うり「凄い!けど…キャノピーランドからマナ出したのが致命的だったな!!」
4ターン目のメイン1、
うり「本体ライトニングボルト!月もあるよ!!」
同僚「むちゃくちゃしよる!」
1戦目と同じく物あさりを1度も引かずに、燃え立つ調査が無茶苦茶して轢き殺し。
物あさり関係ないじゃん!
戦い終わって
信仰無き物あさり最後の雄姿を見るハズが、2戦目に1度だけ唱えてそのまま固めて3枚墓地に捨てただけで終わってしまった。
むしろ燃え立つ調査が「やらかし」と「やりとげ」の両パターンを見せ付けて、終始存在感を放ってましたね。
今後もヨロシクって事なのかな。
同僚「どうでした?」
うり「燃え立つ調査が運ゲー過ぎて不安しか無いけど、切り替えて新型作ってきます。」
同僚「期待してますw」
それでは最後に一言。
信仰無き物あさり、今までありがとう!
出所してくる日をお待ちしております。
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次回はグリクシスカラーでギミックを搭載したホロウ・ワン(魔改造)を持ち込むと思います、多分。
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