静める者、エトラータ

2018年10月9日

うーん、こいつ。

《静める者、エトラータ/Etrata, the Silencer》

暗殺カウンターによる特殊勝利条件が、

  • コイツ自身が割と重い
  • 召喚酔いする
  • 相手がクリーチャーをコントロールしてないとダメ
  • 発動したらいちいちライブラリに戻る
  • 3回攻撃を通さないといけない

めんどくせーな!とか思って、正直甘く見てました。

と言うのも、昨日アリーナで普通に暗殺カウンター3つ乗せられて即死したんですよね…ほぼ抗う事が出来ずに。

 

冷静になって考えると、前期スタンの青白系コントロールデッキの超必殺技である《副陽の接近/Approach of the Second Sun》も、最初に見た時は「重いしライブラリに戻るし2回唱えるとかめんどくせえ!」と思ってたけど、実際はズルいぐらい強かった訳で。

 

で、何が甘かったかと言うとシナジーを全く考慮していなかった事です。

昨日初めてアリーナでコイツと遭遇したのですが、前知識が有ったので「ライブラリに戻られるとまた出てくるかも知れないから、初動で息の根を止めてやる!」と思ってカウンターしたんですよ。

したり顔でターンを返したんですが…2ターン目早々に出て来て、特に何もして来なかった《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious》が突然エトラータに変身して殴りかかってきて、こちらの虎の子である正気泥棒が暗殺カウンターのオマケつきで追放、そしてライブラリに帰って行くラザーヴ氏。

あっ!え?んー??コイツ墓地のクリーチャーに変身するのか(パニック)

完全に不注意だったんですが、ラザーヴはコピーしても「名前が変わらない」事を利用してレジェンダリクリーチャーを2体同時に場に存在させるためのカードと言う思い込みが招いたプレイミス。

[quads id=1]

ここからはもう混乱が混乱を呼び、手出しのエトラータ、《グレイブディガー/Gravedigger》のCIP能力で手札に戻るラーザヴ、手出しのラーザヴ、変身するラザーヴ、どれを除去すれば良いんだコレw

一つだけ分かった事は「墓地には1枚エトラータが居れば良い」ってね。

 

対処しきれずに、突然私のテフェリーの顔面が爆発四散して敗北。

暗殺カウンターが何個乗ってるかの見方も分かんないし、顔面が爆発するせいで

暗殺(ド派手)

に思えて来て変な笑いが止まりませんでした。

 


まとめると?

コイツの認識は改める必要があると思ったので、強いとこを書き出してみた。

  • アンブロ持ちなので攻撃自体はかなり通りやすくて強い。
  • 単体でも追放除去に3点火力が付いていると考えるだけで強い。
  • しつこく出されると何枚カウンターや除去が有っても足りないから強い。
  • 墓地に落としてもラザーヴとグレイブディガーがニヤニヤしだすから強い。
  • 重いとは言え、スタンなら4マナ域ぐらいは直ぐに到達するから強い。

やべえ、コイツ…

 

さては強いな?

 

パッと思いつく完全対策は《根絶/Extirpate》系の呪文をさっさと通しちゃう事なんだけど、スタン環境にあるかな?重いソーサリー版みたいなやつで良いから。

 

とにかくこれでエスパーコントロールの線も復活してきたなぁ、皆さんもエトラータ見かけたら処理を誤らないようにね。