静める者、エトラータ

うーん、こいつ。
《静める者、エトラータ/Etrata, the Silencer》
暗殺カウンターによる特殊勝利条件が、
- コイツ自身が割と重い
- 召喚酔いする
- 相手がクリーチャーをコントロールしてないとダメ
- 発動したらいちいちライブラリに戻る
- 3回攻撃を通さないといけない
めんどくせーな!とか思って、正直甘く見てました。
と言うのも、昨日アリーナで普通に暗殺カウンター3つ乗せられて即死したんですよね…ほぼ抗う事が出来ずに。
冷静になって考えると、前期スタンの青白系コントロールデッキの超必殺技である《副陽の接近/Approach of the Second Sun》も、最初に見た時は「重いしライブラリに戻るし2回唱えるとかめんどくせえ!」と思ってたけど、実際はズルいぐらい強かった訳で。
で、何が甘かったかと言うとシナジーを全く考慮していなかった事です。
昨日初めてアリーナでコイツと遭遇したのですが、前知識が有ったので「ライブラリに戻られるとまた出てくるかも知れないから、初動で息の根を止めてやる!」と思ってカウンターしたんですよ。
したり顔でターンを返したんですが…2ターン目早々に出て来て、特に何もして来なかった《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious》が突然エトラータに変身して殴りかかってきて、こちらの虎の子である正気泥棒が暗殺カウンターのオマケつきで追放、そしてライブラリに帰って行くラザーヴ氏。
あっ!え?んー??コイツ墓地のクリーチャーに変身するのか(パニック)
完全に不注意だったんですが、ラザーヴはコピーしても「名前が変わらない」事を利用してレジェンダリクリーチャーを2体同時に場に存在させるためのカードと言う思い込みが招いたプレイミス。
[quads id=1]
ここからはもう混乱が混乱を呼び、手出しのエトラータ、《グレイブディガー/Gravedigger》のCIP能力で手札に戻るラーザヴ、手出しのラーザヴ、変身するラザーヴ、どれを除去すれば良いんだコレw
一つだけ分かった事は「墓地には1枚エトラータが居れば良い」ってね。
対処しきれずに、突然私のテフェリーの顔面が爆発四散して敗北。
暗殺カウンターが何個乗ってるかの見方も分かんないし、顔面が爆発するせいで
暗殺(ド派手)
に思えて来て変な笑いが止まりませんでした。
まとめると?
コイツの認識は改める必要があると思ったので、強いとこを書き出してみた。
- アンブロ持ちなので攻撃自体はかなり通りやすくて強い。
- 単体でも追放除去に3点火力が付いていると考えるだけで強い。
- しつこく出されると何枚カウンターや除去が有っても足りないから強い。
- 墓地に落としてもラザーヴとグレイブディガーがニヤニヤしだすから強い。
- 重いとは言え、スタンなら4マナ域ぐらいは直ぐに到達するから強い。
やべえ、コイツ…
さては強いな?
パッと思いつく完全対策は《根絶/Extirpate》系の呪文をさっさと通しちゃう事なんだけど、スタン環境にあるかな?重いソーサリー版みたいなやつで良いから。
とにかくこれでエスパーコントロールの線も復活してきたなぁ、皆さんもエトラータ見かけたら処理を誤らないようにね。
ディスカッション
コメント一覧
グリクシスにしてゴブリンの扇動者で速攻付与しよう(適当
Emissaryさん>僕は相変わらずエスパーなんですが、今期序盤はグリクシスのが強いと思います。
例の墓地と追放領域参照するドレイク、諜報カウンターの代わりにイオン化、再活ドローの昇竜拳、フィニッシャーにM19ボーラス様と高カロリーな奴が揃い踏みです!
諜報に寄せるのは無理があるからイゼット団にタッチ黒の形になるのかな、ラル君も使えるしw
根絶系は漂流自我がありますね
それにしてもラザーヴがエトラータに変身して殴りかかってくるのはなかなかフレーバー的に美しいシナジーだ
匿名さん>コメントありがとうございます。
そして、漂流自我!新カードですな。
勘違いで「追放した枚数分ドロー」されるのはリスキー過ぎると思ってたのですが、今ちゃんとテキスト読んだら「手札から抜かれた枚数分ドロー」なんですね…これ3マナですか、さては強い??
手札にも墓地にも無くても指定出来るから、単純に1マナ軽い記憶殺しって感じかな。
フレーバーによる公式シナジー、4マナのエトラータに対して3マナの対策カード、全てディミーア家で完結しているとか…ラヴニカのギルドはディミーア劇場なのかも知れない。