2018年9月末のローテーション後を見据えて5

色々と調整したと言うマーフォークデッキにリベンジを申し込まれ対戦してきました。
結果は0-2のストレート負け、こんなハズでは。
この対戦で思い知った事は3つ、早速こちらも調整に入って行こうと思います。(※新たにテフェリーとライラを購入しました。)
その1:マナベースの見直し
まず、負けてしまった最大の原因は2戦とも「全力でランド事故」を起こした事です。
1戦目は7Tで土地が3枚しか出てなかったし、2戦目は10T超えてるのに土地が5枚かつ白マナが1つしか出ない状況ってどうなのよ。
25枚も土地を入れてるんですよ?デッキ内の41.66%が土地なんですよ??
流石に土地を引いた枚数自体は「運が悪かった」で片付けたい話なので、25枚と言う枠はこのままキープしたい。(※1枚増やした所で似たような固まり方したらどの道引けなかっただろうし。)
しかし2戦目のような「白マナが1つしか出せなかった」と言うのはマナベースに問題があると判断します。
呪禁マーフォークトークンで埋め尽くされている盤面の中に、クメーナ氏の着地を許してしまったのにも関わらず「手札に燻蒸が2枚腐っていた」と言う、綺麗なやばたにえんだったのでなおさらそう思います。
現在の土地(25)
6 | 島/Island |
4 | 平地/Plains |
4 | 沼/Swamp |
4 | 水没した地下墓地/Drowned Catacomb |
3 | 氷河の城砦/Glacial Fortress |
2 | 廃墟の地/Field of Ruin |
2 | 愚蒙の記念像/Memorial to Folly |
まず土地の配分を確認します。
- 青マナ:13
- 白マナ:7
- 黒マナ:10
- サーチ:2
白マナ7って…どうしてこうなった。
過去の記事を読んだらすぐに理由が分かりました、最初期の頃のフィニッシャーが《原初の死、テジマク/Tetzimoc, Primal Death》だったからダブルシンボルだし黒を多めにしよう!みたいな発想だったらしい。(※なおテジマクをドローした事は一度もない。)
そこから特にマナベースをいじった覚えが無いので、上手く回ってたのはそれこそ「運が良かっただけ」って事で納得。
今のデッキリストを見ると黒のダブルシンボルは首謀者の収得1枚だけで、逆に白のダブルシンボルはライラと燻蒸の4枚、どちらもかなりクリティカルなカードなのでやる事は決まりです。
白マナを増やす!
まず水没した地下墓地を1枚抜いて氷河の城砦を1枚追加、これらはどちらも島を共通して参照するので使い勝手は変わらないと思う。
愚蒙の記念像はお気に入りと言うか、普通に何度も助けられているので2枚欲しい。
となるとチェック対象としてはそこまで重要ではない基本沼を削るのが良さそうですが、黒を減らしすぎると2T目に毒殺者か喪心を構えるって動きが阻害される恐れが出てくる。
理想的な1枚を挙げるならファストランドの《秘密の中庭/Concealed Courtyard》ですが、カラデシュ落ちちゃうからなぁ、1枚ぐらい《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》を採用して使い心地を確認してみようか。
調整後の土地(25)
6 | 島/Island |
4 | 平地/Plains |
3 | 沼/Swamp |
3 | 水没した地下墓地/Drowned Catacomb |
4 | 氷河の城砦/Glacial Fortress |
1 | 孤立した礼拝堂/Isolated Chapel |
2 | 廃墟の地/Field of Ruin |
2 | 愚蒙の記念像/Memorial to Folly |
- 青マナ:13→13
- 白マナ:7→9
- 黒マナ:10→9
- サーチ:2→2
基本土地が1枚減ってしまってタップインのリスクは上がってしまったけど、黒マナのベースを1つ減らしただけで白マナのベースが2つ伸びました。
その2:壁クリーチャーの見直し
色拘束が無くて、軽くて、死んだら宝物出すから「何となく強い」と思って採用していた《煌めく障壁/Gleaming Barrier》ですが、対戦を重ねるうちに分かった事があります。
こいつ放置される!!
うん、とにかく放置されるんですよ。
パワーがゼロだから数が並べば気軽に総攻撃かけられるし、そもそも割られた事が無い。
少なくとも採用理由の一つは「宝物トークンを出せる」ってとこなのに、放置されちゃうからトークン出ない。
たまりかねて自分で《神聖の発動/Invoke the Divine》を撃ち込んで割る事もしばしば…。
宝物トークンの評価は知らないけど、古い人間の私には物凄く強く見えるんですよね…これ《水蓮の花びら/Lotus Petal》と全く同じだからね?オマケでペタル出てきまーすって、強くない?って。(懐古脳なのかな)
宝物トークンがちゃんと出てくる事で、色事故などにも対応出来るだろうと言う目論見は達成されなかった訳です。
と言う事でこの枠の入れ替え候補は《財力ある船乗り/Sailor of Means》か《無情な無頼漢/Ruthless Knave》を考察して行こうと思う、どちらもこないだ作ってみた宝物戦争でコントロールしたので使い勝手は理解しています。
財力ある船乗り{2}{青}
1マナ重くなるけど、このデッキでは一番出やすい青マナのシングルシンボルで1/4、防衛持ちじゃないから殴れる、CIPで宝物トークン出せるなど、完全に上位互換。
感覚的に今まで通り運用できて、出た時に仕事するから確実なアドバンテージが期待される。
無情な無頼漢{2}{黒}
上と同じく3マナのシングルシンボルなので割と出しやすい、3/2なので後述の搭乗コストに充てれるなどアグレッシヴな一面が光る。
こいつは{2}{黒}とクリーチャー1体を生け贄に捧げる事で能動的に宝物トークンを2つ生成する事が出来るため、ブロックして戦闘ダメージステップ前にサクりますとかも可能。
もし宝物を持て余すようなら3つを1ドローに変換する事が出来るなど、見た目に反してかなり器用なクリーチャーと言えます。
その3:殺意の量を見直し
このデッキには明確にフィニッシャーとなるカード(ライラ)が2枚しか入っていません、テフェリーは奥義まで行けば勿論ゲームを決定づけるような性能ですがかなり悠長です。
それに加えて回避能力を持ったクリーチャーも居ないため、クロックを刻むことが出来ません。
殆ど殺意が無い上に、防御に寄せすぎているせいで「非暴力不服従」を体現したようなデッキになってしまっていました。(※60枚中たった2枚の殺意、それは3.33%の殺意と言い換える事が出来る。)
ロックデッキならいざ知らず、凌ぐ事に特化したコントロールデッキは試合が長引くと、結果的に相手に逆転の糸口を掴ませる事に繋がります。
この平成のガンジーみたいなデッキに必要なものは、アグレッシヴさ(=明確な殺意)では無いかと。
そこで考察したいのが《ウェザーライト/Weatherlight》と言う名の殺意です。
Weatherlight / ウェザーライト (4)
伝説のアーティファクト — 機体(Vehicle)
飛行
ウェザーライトがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚見る。あなたはその中から歴史的なカード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。(歴史的とは、アーティファクトと伝説と英雄譚(Saga)のことである。)
搭乗34/5
引用 – MTG Wiki
4/5飛行と言うボディはクロックを刻むと同時に、ライブラリから歴史的なカードをサーチしに行く事が出来ます。
私のデッキで対象になるのはライラとテフェリー、そして自分自身(※何枚入れるかによるけど)とあまり多くありませんが、ただ漠然と引くのを待つよりアグレッシヴにライブラリを掘り進める方が当然早く手札に加える事が出来るのは言うまでもありません。
また、ブロッカーとしても使えるので現スタン環境でよく見る厄介なフライヤーにある程度対応出来るのもポイントが高い
- 再燃するフェニックス:一方的に打ち取れる
- キランの真意号:一方的に打ち取れる
- 霊気圏の収集艇:どちらも落ちないけどエネルギー使われたら回復される
- 黎明をもたらす者ライラ:流石に無理
そしてこいつ自体がフィニッシャーになりえると言う事。
ウェザーライト、強そうやん。
問題は何を抜いて4マナと言う地味に重たいこいつを入れるのか、微妙にいやらしい搭乗3と言うコストをどうするのか、この辺を解決してデッキリストを更新する記事を次回のネタにしたいと思います。
ちなみに、こないだ失敗作だーって言ってた宝物戦争での経験が思いのほか活きていますw
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