[GRN-ELD] 新環境の所感 – エルドレインの王権リリース直後

皆さんこんばんは、ローテーションが施行されスタン環境がリセットされましたね。

今回はローテで大きな影響を受けた部分を中心に、何故そうなるかなどの理屈を解説する内容となります。

特に初めてローテーションを経験する方などは、新デッキを組む際の参考にして貰えればと思います!

 


3色以上のデッキを組むのが難しくなった

ローテーションによる環境変化に最も影響を与えるのは、なんと言っても落ちる土地と収録される土地。

新環境はコレの影響をモロに受ける事となり、多色デッキはマナベースを安定させるためには「テンポ」「ライフ」のどちらかを犠牲にしなければならなくなりました。

その最たる原因が

M10ランドが全部落ちた

ってのが非常に大きいウエイトを占めます(※M10ランド=2色チェックランド)

 

イクサランとドミナリアにそれぞれ友好色・敵対色の計10種類が収録されていて、それがまとめて全部スタン落ちしました。

これにより「2ターン目にアンタップイン出来る可能性のある2色土地」がショックランドのみとなったので、単純に20種類が10種類になっちゃって、文字通り半減した事になります。

 

スタン落ちしたM10ランドは、参照する基本土地タイプを持つカードを14枚以上入れておくと、かなり安定して2ターン目にアンタップイン出来るとされています。

私も初めはネットで見た情報を鵜呑みにしていただけでしたが「なんで14枚なん?」と言う事が気になってシミュレータを作ってみて納得に至りました。

複数枚対応型ドローシミュレータ

14 基本土地タイプ
46 その他

これを読み込んで、7枚ドローで1枚以上基本土地タイプを引く確率をシミュレートすると理解できるかと思います。

演算結果

120,000回の試行結果
103,452回の該当
約86.21%の確率
※誤差考慮81.86%~90.56%の範囲

うん、確かに高確率だと言えますね。

ちなみに基本土地タイプを13枚に減らすと約83%の確率となりますが、この3%の差を重く見るかどうかで悩んだものです。

何にせよ取り合えず14枚前後の基本土地タイプを持つカードを入れときゃ、2ターン目は結構安定して2色土地をアンタップイン出来てたって事で、これがマナ基盤の安定に大いに貢献していた訳ですな。

 

さて、この頼れるM10ランドを失った新環境で多色デッキ(※特に3色以上)を使うなら、現役続行のショックランドともう一つの2色土地である占術ランドのどちらか、或いは両方を使う事になります。

単体で見るとそれぞれ強い土地ではあるのですが、それぞれ

  • ショックランド:アンタップイン出来るが2点ダメージを受ける。
  • 占術ランド:占術1は嬉しいが確定タップインでテンポが悪い。

と言うデメリットがあります。

ポイントになるのは、比較的タップインを許容できるコントロール系のデッキでも「2ターン目にタップインだけは許容できない」って事。

特に後攻だと「相手の最初の3マナ行動」を咎めるためにカウンターなり除去なりを構えないと、そのままマウント取られかねないのは危険すぎます。

かと言ってタップインを嫌ってショックランドを大量に入れるとやってられないぐらい痛いし、ピンチの時に引いてきてタップインなんてノンビリした事をせざるを得ない時は「せめて占術させてください何でもしますから」と思う事は間違い無いだろう。

3色以上の多色デッキを目指すプレイヤーは、ここのバランス取りが新環境でクリアしなければならない最初の課題となるんじゃないかな。

 

どんなタイミングにせよ、アンタップイン出来る2色土地が文字通り環境から半減して、色数が増える程2色土地が無いと不安定になり、2色土地を入れると基本土地が減って、結果的にアンタップインが難しくなると思っています。

経験上「これがアンタップイン出来ていれば」ってシーンは結構有るので、マリガンの可能性が必然的に上がっちゃうのかなと。

 

こぼれ話

ショックランドは初手からアンタップイン出来て、かつ基本土地タイプを二つも持っている強力な土地なので、M10ランドと共存した前環境は近年稀に見る程のマナベースガバガバ環境だった訳ですね!

 


新土地を使うなら単色ベースのタッチ1色が楽ちん

エルドレインの王権で収録された土地は全て新録で、一部を除き「基本土地タイプを参照する単色土地」と言うサイクルになっています。

つまりショックランドとちゃんとシナジーが有るって事で、上手い事デザインされてるなーって思いました。

コモンのサイクルは基本土地タイプを持っているけど、同タイプを3つ以上コントロールしている時に出さないと「凄い弱い土地」となります(※タップインで能力無しなのに単色)

しかし3つ以上コントロールしている時に出すと、非常に強力な効果を発揮するものも有るので、これから色々試されて行く事でしょう。

 

次にレアのサイクルは単色のチェックランド、マナベース的にはM10ランドの下位互換だけど、それぞれが起動型能力を持っています。

基本的に「土地で何かに干渉できるのは強い」のですが、色の出るなんらかの能力持ちの土地は神河のサイクルとトロウケアみたいのを除くと、殆ど確定タップインでした。

それがアンタップイン出来るのはテンポ的にも凄く優秀で、出してすぐタップを含む起動型能力を使えるのは結構すごい事だと思うんだ。

ちなみにパッと見ではやはり黒の《ロークスワイン城/Castle Locthwain》が強そうに見えます、どんな形であれドローって行動は強いので。

 

そんなこんなで、単色のデッキに1色タッチする形で構築して行くと、自然とタップインのリスクが減って安定性の高いデッキが効率的に組めるハズです。

特にコモンのサイクルは、占術ランドなどの基本土地タイプを持たない土地の比率が高いとまともに機能しないのは明らかです。

一徹と言う新メカニズムが搭載された事からも、そう言う環境にしたいのでしょうね。

 

勿論ベース作りの上手い方はバッチリ3色組むだろうし、それはきっと強いのでしょう。

あくまで「新土地を使うなら」の組みやすさの話しでございます。

 

さて、今回はここまで。

新デッキ構築の方針に迷っている方は、ひとまず単色タッチ1色から試してみては如何だろうか?

 


あとがき

コモン土地サイクルと言えば、モダン環境が主戦場の私は《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》《剥奪/Deprive》《時間の熟達/Temporal Mastery》をぐるぐるするクソデッキの作成に着手し初めています。

このコモン土地は下環境でミラクル系のデッキが悪用してくると思うので要チェックですな。

何と言っても土地だから抱え続けていても《思考囲い/Thoughtseize》《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》などのメジャーなハンデスで「抜けない」し、セットランドは「カウンター出来ない」しで、今までに無い妨害耐性を持った「インチキセキ」の新パーツになりそう。

theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

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