[Modern構築] また、吸血鬼だ vol.1 – モダン・トライバル

コロナ的なアレで日課だった対戦が「週一」にまで激減、これは新デッキを作るペースが強制的に制限されたようなものです。

折角作ったデッキを、対戦もせずに崩すのは流石に忍びないって心情(当然だけど)

そうなると、一つのデッキに時間をかけて濃密に構築するって方針にせざるを得ない訳で。

 

いや、それ自体は決して悪い事じゃないな?

 

偶然にもモダンのトライバル・ウォーズ(部族構築)が自分たちの間で流行っているんだから、バカ強いデッキを組まなくても良いのは好都合。

そして部族デッキを練り込むなら、もう答えは出たも同然なのです。

 

また、吸血鬼だ。

 


ソリン様お下がりください

さてさて、まずは簡単にローカルフォーマットである「モダン・トライバル」について。

基本的なルールは《トライバル・ウォーズ/Tribal Wars》に準じる。

これは禁止カードや、同一部族タイプを持つカードを20枚以上入れるなど。

通常ルールからの変更点は、

  • カードプール:モダン
  • 種族カウント:全てのサブタイプが使用可能

こんな感じです。

私は1発目に騎士デッキを作ったのですが、吸血鬼・ホラー・ならず者、ネタなんて幾らでもあります。

ここから1つ練り込むなら「吸血鬼一択でしょ?」って事で、既にひな型まで完成しているリストをあれこれ調整していく事にしました。

 

<エレンダ連打/Elenda Barrage>

今回のメイン吸血鬼は、イクサラン次元の吸血鬼の始祖であるエレンダ嬢。

お席が確保出来なかったソリン様には、デッキケースのトークンスペースに鎮座して頂く事にしましょう。

 


シナジーの塊

まずはエレンダのスペックから。

Elenda, the Dusk Rose / 薄暮薔薇、エレンダ (2)(白)(黒)
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 騎士(Knight)
絆魂
他のクリーチャーが1体死亡するたび、薄暮薔薇、エレンダの上に+1/+1カウンターを1個置く。
薄暮薔薇、エレンダが死亡したとき、絆魂を持つ白の1/1の吸血鬼(Vampire)クリーチャー・トークンをX体生成する。Xは、薄暮薔薇、エレンダのパワーに等しい。

1/1

引用 – MTG Wiki

伝説のクリーチャーで4マナ1/1、膨らむには条件が必要。

正直な所3マナで良かったのでは?と思わなくもないが、カードパワーが低い事で有名なイクサランの相克のカードだしね。

産まれの不幸を呪う他無いと言った所か。

なんだか素で出すには重いし、M20ソリン様で踏み倒すには軽いしで「使いたいと思わない」カードでしたが、改めて見ると非常にシナジーが豊富なおもしろ系クリーチャーだと言うことに気づきました。

 

オゾリス/The Ozolith

まずはマイブームの新カード、1マナ設置のカウンター銀行。

以前、オゾリスを出してから《搭載歩行機械/Hangarback Walker》を爆発させたらトークンをぶち撒いた上に、+1/+1カウンターは貯金出来るから強いに違いない的な事を書きましたが、実はエレンダも全く同じ事が出来るなと。

こいつらをぶち撒いて貯金、そして2体目のエレンダが貯金を下ろして、またぶち撒いて貯金を繰り返す。

エレンダを連打していれば相手が死ぬ、そんな妄想が止まりません。

 

血の長の刃/Blade of the Bloodchief

1マナで出せる装備品、装備コストも1マナと軽いのが嬉しい。

敵味方問わず、とにかくクリーチャーが死ねば装備クリーチャーに+1/+1カウンターが1個乗る。

そして装備しているのが吸血鬼なら、追加で1個乗るボーナスが付いています。

すなわち、エレンダが装備していれば1体クリーチャーが死ぬ度に3個の+1/+1カウンターが乗る(強そう)

オゾリスとのコンボが噛み合えば、ぶち撒いたトークン1体につき3個のカウンターが乗るため、なんらかのサクリ台と合わせれば…

  1. 1体目のエレンダが刃を装備して、4/4になったとする。
  2. 2体目のエレンダを薬瓶などから出す、1体目の4/4エレンダが爆発四散して吸血鬼4体生成、オゾリスに貯金3、2体目のエレンダに+1/+1カウンターが1個乗る。
  3. コンバットフェイズに2体目のエレンダが貯金下ろして5/5、吸血鬼4体をサクって+12個の17/17。
  4. 2体目のエレンダはまだ召喚酔いなので殴れないが、取りあえず爆発四散させてみると吸血鬼が17体生成、オゾリスに貯金16。

こんなバカっぽい感じの挙動で、加速度的にトークンが増えて行く仕組みです。(好き)

更に次のターンに3体目のエレンダとか来ちゃったら、貯金下ろして17/17になって、吸血鬼を17体サクれば+51個の68/68。(※クソデッキ特有のオーバーキル。)

エレンダを連打していれば相手が死ぬ、そんな妄想を形にしたい。

 

戦列への復帰/Return to the Ranks

(X)(白)(白)で、コスト2以下限定でX体をリアニメイトするソーサリー。

前々からチラホラと《先祖の結集/Rally the Ancestors》をデッキに入れていたのだけど、なんやかんやでマナが足りなくて「唱える事が出来なかった」と言う反省を踏まえて《召集/Convoke》持ちのこちらを採用する事にしました。

何と言っても今回は

コイツがいっぱい出てくるからね、コストなんか支払い放題ですよ!白のダブシンだって全く怖くないよね。

知らんけど。

 

親切な吸血鬼/Cordial Vampire

2マナ1/1で、自分か他のクリーチャーが死ぬたびに自軍の吸血鬼全てに+1/+1カウンターをばら撒くナイスガイ。

刃持ちのエレンダが居ると、クリーチャーが死ぬ度に+1/+1カウンターが4個も乗るようになったり、エレンダが爆発四散した後ならそれぞれの吸血鬼トークン全てに+1/+1カウンターが乗ると言う状況が発生する。

オゾリスが出ていた日には、貯金が増えて増えて笑いが止まらないハイパー・インフレーション状態になるだろう。

こんなバブリー能力を持つ吸血鬼だが、ネット通販なら1枚10円と言う、バブル崩壊後みたいな値段で購入できる。(※コスパは凄く良いと思う。)

そのシングル価格と、見る人を「イラッ」とさせるドヤ顔が原因なのか、モダホラの開封動画などでレア枠からコイツが出ると超ガッカリされるのがお決まりとなっている。

 


軽やかにスッと死ぬために

とにかくクリーチャーが死ぬと何かが起こるデッキなので、出来ればインスタントタイミングで、自由自在にクリーチャーが死ねる状況が望ましい。

つまりサクリ台は必須と言う事。

幸い吸血鬼と言う部族には、最強クラスの使い勝手を誇るサクリ台が居るので、吸血鬼カウントを稼ぎつつ導入する事が出来る。

 

臓物の予見者/Viscera Seer

定番の1マナサクリ台、起動すると占術1が行えるのが地味に嬉しい。

優秀なサクリ台として競合するのは《屍肉喰らい/Carrion Feeder》《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat》辺りですが、このデッキにおいては「刃」「ドヤ顔」とシナジーを形成する臓物が最強だと思います。

どちらかと言うとコンボ寄りのデッキなので、トライバル構築抜きにしても、占術が出来るのは好都合。

 

狂気の祭壇/Altar of Dementia

2マナ設置で、クリーチャーをサクると対象のプレイヤーのライブラリをパワー分削るアーティファクト。

アルターを選択した理由は「散らしたかった」だけです。

こう言うデッキを見かけたら「まずはサクリ台をどける」のが鉄則だったりするので、追加かつ除去の的をズラすって意味で。

おっきくなったエレンダや、ドヤ顔バブリーによりパワーが上がった大量のトークンを投げつけまくって「ライブラリアウトで即死」させるロマン枠としても有能。

 


ついでに○○した話

サクリ台を使う有名なアーキタイプと言えば、何と言っても《アリストクラッツ/Aristocrats》でしょう。

現役スタンの頃からモダンへ戦場を移し、今ではパイオニアでも結構戦えると言う、大変良く出来たアーキタイプの総称です。

アリストクラッツは「クリーチャーが死んだら1点ドレイン」を、相手が死ぬまで誘発させまくるデッキ。

言うまでも無くドレイン能力は吸血鬼の十八番なので、当然の如くこの能力を持ったクリーチャーが存在します。

どうせいっぱいクリーチャーが死ぬデッキだから「ついでに吸ってしまえ」ってなもんだね。

 

残酷な祝賀者/Cruel Celebrant

2マナ1/2のボディで、自軍のクリーチャーかプレインズウォーカーが死んだ時のみ1点ドレインが誘発する。

2色ダブシンと言う色拘束や、相手クリーチャーが死んでも仕事しない辺りはマイナス点ですが、戦列への復帰の召集で白マナをあてがえるのは高評価。

《霊気の薬瓶/Aether Vial》にかなり依存したマナベースのため、こう言った構築にしておく事がきっと重要に違いない。

 

血の芸術家/Blood Artist

2マナ0/1と戦闘能力は皆無だが、色拘束が薄く、敵味方問わずクリーチャーが死ねば1点ドレインが誘発する優等生。

アリストクラッツの主力を担っていた実力派だが、戦列への復帰(=召集)を安定させたかったり、メインに除去が無かったり、そもそもドレインで殺そうと思っていないので、下位互換である祝賀者の方が使い勝手が良さそうと思っています。

 


その他

トライバル構築に不足しがちな物、それはドロー手段。

吸血鬼デッキに他の部族を入れるのはちょいとばかし気持ち悪いですが、ルール上20枚の吸血鬼が入っていれば後は自由と言う事で2枚だけ人間を投入しました。(※吸血鬼24枚、人間2枚の計26枚。)

その名は《不気味な腸卜師/Grim Haruspex》さん、これに気付いた時は「凄いの見つけた!」とドヤってたんだけど、普通にアリストクラッツでも使われているメジャーなカードだったようです。

自軍のコイツ以外のクリーチャーが死ぬと1ドローと言う誘発型能力は、このデッキにおいて凄まじいチェインを産み出します。

MTGはいっぱいドローしたら強いゲーム(自論)なので、大量ドローは直接勝ちに繋がる最良の手段となるでしょう。

 

以上、練り込む予定の吸血鬼デッキ紹介でした。

ひな型にしてはそこそこ作り込んだ感がありますが、ドレイン砲台は8枚も要らんくね?とか、メインに除去が入ってないから《静寂をもたらすもの/Hushbringer》で即死じゃね?とか色々ガバガバしているので、少しずつ穴を塞いでいきましょう。

 


関連記事

次の話

[Modern構築] また、吸血鬼だ vol.2 – 対スリヴァー戦

theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

One Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。