[Modern構築] よし、吸血鬼だ vol.5 – 祝・試作品で2タテ

うり「(チラッ)流城の貴族、タダ出しします。」

同僚「おぉ、実験の狂乱だ。」

うり「(チラッ)んー、(1)支払って流城の隊長出します。」

同僚「やべえ、嫌な予感しかしない。」

うり「(チラッ)漆黒軍の騎士、タダ出しします。」

同僚「アドアドしいね…。」

うり「(チラッ)セットランドして(チラッ)軍団の副官、タダ出しします。」

同僚「止まんないしwどうなってんのこれww」

うり「(チラッ)あ、プッシュで拘留代理人に化けてる幻影の像を除去ってソリン様の返却を希望します。」

モロフォン&実験の狂乱が大暴れ中

うり「えーと、ソリン様の+1でモロフォンにカウンター乗せて11/11接死魂絆先制攻撃です。」

同僚「魂剥ぎかな?」

うり「酔ってないヤツ全員でフルパン!(凄い笑顔)」

同僚「凄いデッキ組んで来ましたね…お見事ですと言わざるを得ない。」

 

全国の吸血鬼ファンの皆さま、朗報です。

モダン環境トップクラスの強さを誇るあの人間デッキ相手に

2-0勝利してきました!

2タテですよ2タテ、完勝です。

 

1本目は先攻で3ターン目にソリン様をトップしてモロケツシュート(※モロフォンをケツ王ソリン様で相手のゴールにシュート)を炸裂させ、対処に追われている5ターン目に実験の狂乱が着地して圧殺。

2ターン目の帆凧のタイミング(※クリーチャーは抜けない)でソリン様が手札に無く、モロフォンは手札にあったため、トップからの強襲に成功しました。

 

2本目は後攻、色々試したかったのでオープニングハンドにソリン様もモロフォンも狂乱も無い状態でキープして、最後までソリン様以外のキーカードを引かなかったけど純粋なビートダウンだけで勝利しました。

同僚氏が「キツイと言うかマジで解答が無かった、宣言したテーマ通りの変態デッキだと思いました!」と感心しておりました。

身内でも褒められると悪い気はしないですね、人間vs吸血鬼テーマの初戦は吸血鬼に軍配です!

デッキリストはこちらから
<吸血鬼/Vampire(Ver.1)>

 

なお、今回のMVPはこの2体。

漆黒軍の騎士は、我々の間で「名前が厨二過ぎて好感が持てる」と評価されてただけあって(?)非常に強力なカードでした。

後ほど何故強いかを解説しますが、個人的にはモダン級と言うかモダンで使った方がより強いって感じですかね。

もう一枚は流城の隊長、このデッキ実は吸血鬼ロードが11枚入っているんですよ。

んでまぁ吸血鬼はすぐに膨らむし、3/3先制攻撃ぐらいまで膨らむとマジで止まらんちんなので、盤面の制圧力がすんごかった。

 

では、何故人間デッキ相手にここまで有利に立ち回れたかの解説などしていきたいと思います。

吸血鬼に興味が無くても、人間デッキが苦手だよーって方には耳寄りな情報かも知れませんよ!

 


モロフォンは人間の天敵となった

今回最も「狙い通りハマってくれた」と思うカードは《限りないもの、モロフォン/Morophon, the Boundless》でした。

それは何故か。

人間デッキがメインボードでクリーチャーを処理できるカードは大抵《反射魔道士/Reflector Mage》《拘留代理人/Deputy of Detention》の2種類のみで、更に拘留代理人はメインに4枚入っているようなカードでも無い。

そしてこのモロフォンは素出しするのが困難なため、基本的にソリン様経由で叩きつけるクリーチャー。

つまり反射魔道士でバウンスされて「次のターン唱えられないよ!」と言われても、ソリン様がスタンバッていれば再び直接戦場に出す事が可能です。

忠誠度が足りなくてもソリン様を処理できなければいずれ出てきてしまうため、根本的な解決にならない。

これは同時に《翻弄する魔道士/Meddling Mage》でも同じ事が言えますね、プレイする事を禁止しても意味が無いので。

そしてモロフォンは伝説のクリーチャーなので横に並ぶことが無く、拘留代理人では1体しかとらえる事が出来ないため「んじゃ手札から次のを出すぜ!」みたいな事が出来ちゃう訳です。

 

また、サイドボード後の戦いでも有利な点があります。

ノンクリーチャー呪文に色マナを安定して出せない人間デッキは、クリーチャー除去呪文を安定させるために大抵ファイレクシアマナの呪文を採用しています。

代表的な呪文は4ペイ(1)で撃てる《四肢切断/Dismember》か、2ペイだけで撃てる《はらわた撃ち/Gut Shot》ですかね。

そしてこれらの呪文ではモロフォンは落とせません。

 

と言う事で人間デッキ側が取れる最良のモロフォン封じは「2ターン目に翻弄する魔道士でM20ソリン様を指定する」ぐらいでは無いかと思います。

 

人間デッキでは処理が難しく、突っ立ってるだけでアド源になり、殴って来たら普通に痛いクリーチャー。

それがモロフォン。

 


人間デッキはリセットボタンを押さない

この解答を探すのが結構難しかったです。

人間デッキのメインボードは通常、ノンクリーチャー呪文が《霊気の薬瓶/Aether Vial》だけで後は全てクリーチャーと言う構成になっている。

その数なんと35~37枚、デッキの中身の半数以上がクリーチャーと言う濃度。

そんなデッキ相手に「単体除去で1:1交換」をしていては割に合いません。

部族ビートを相手にする時のセオリーは、小まめにリセットして複数交換を狙うってのがありますが、今回はこちらも部族ビートデッキなのでこの戦法を取ると自分も苦しい状況になってしまいます。

 

1つの案としては、元々想定していた《血の芸術家/Blood Artist》《残酷な祝賀者/Cruel Celebrant》による「誰か死んだらドレイン誘発」を並べてリセットを繰り返すと言うコンボチックな戦法。

血の芸術家なら相手のクリーチャーでも誘発するので、人間デッキみたいな展開力が凄いデッキ相手だと「誘発数が水増しされて強烈に刺さる」と踏んでいたのですが前提条件を揃えるのが結構大変なんですよねぇ。

そもそも人間デッキと言えば、サリア・帆凧・翻弄・幻影のヘイトベア・カルテットが2ターン目から早々にハメ殺しを狙ってくるので、リセットボタンを封印されると手も足も出なくなる可能性が大。

 

ならばいっその事リセットされない前提で、部族ビートらしくロードを展開しながら殴り合いによるダメージレースを仕掛けてみようじゃないか。

相手の展開力を上回り、チャンプブロックせざるを得ない状況にいち早く持ち込めれば、除去呪文は必要最低限で済むんじゃなかろうかと。

 


珠玉の吸血鬼ウィニー

宿敵である人間達に生態系の頂点は我々吸血鬼だと言う事を知らしめるべく、精鋭たちを厳選しました。

余談ではありますが、我々の王であるソリン様をWikiで調べてたら

故郷イニストラードにおいては違った一面を見せており、滅びゆく人間の支えとして大天使アヴァシン/Avacynを創造し、怪物と人類のバランスを取ることに苦心している。自画自賛気味にイニストラードの君主/Lord of Innistradを自称しているが、同族の吸血鬼からは良く思われていない。

引用 – MTG Wiki

君主とは自称であり、同族の吸血鬼からは嫌われている事を知りました。

 

大丈夫かこのプレインズウォーカー。

 

漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion

冒頭でMVPだ!と言ってたクリーチャーです。

現在スタンでは《アダントの先兵/Adanto Vanguard》と組み合わせて、起動型能力のコストで4ペイしたら膨らむよ!みたいなギミックが採用されていますが、本日の実戦にて四肢切断をライフペイして使っても膨らむ事に気づきました。

人間デッキは先述の通りサイド後の除去として四肢切断を入れてくる訳ですが、これをライフペイで唱えると膨らむため「絶妙に鬱陶しいww」と頭を抱える様を楽しむ事が出来ました(性悪)

しかも自分が四肢切断をライフペイして唱えても膨らむし、なんかこう…良いなって思いました。

パンプ能力はマナフラ受けになるし、もう一体のMVPクリーチャーのもたらす先制攻撃付与が接死と相まって強すぎィ!と思いました。

 

流城の隊長/Stromkirk Captain

ロード能力に加えて全体に先制攻撃付与が対クリーチャー戦で光る。

光るどころか光り輝いてましたけどね。

無茶なサイズになっちゃった教区の勇者も、先制攻撃で複数ブロックすればチョロチョロのチョロで一方取れるので、攻守共に隙が無い。

今のリストでは3枚だけど、4枚まであるなって思うぐらい強かったです。

 

流城の貴族/Stromkirk Noble

対人間でチート性能を発揮する吸血鬼。

最近の人間デッキは人外が増えてきているので過信は禁物だけど、ロード&アンブロは強いと8ロードマーフォーク戦で嫌と言うほど学んだので期待通りのパワーを見せつけてくれました。

実戦を迎える前までは「初手に出したら3点は堅いな!」とか思ってたのですが、実際に対戦してみると大体2ターン目にロード置くので5点ぐらい平気で持って行くと言う事が分かりました(強い)

しかもどんどん大きくなって行くので、相手はたまらず拘留代理人や反射魔道士をコイツに使ってくれるため大変美味しいです。

人間デッキ相手ならぶっ壊れカードと言っても良いでしょう。

 

臓物の予見者/Viscera Seer

狂乱のお供に使うサクリ台と言うぐらいの認識だったので3枚の採用でしたが…。

クリーチャー限定だけど、実戦にて拘留代理人のCIP能力をフィズらせられる事に気づきました。

同名のカードをまとめてわちゃわちゃして来るカード全般に有効だし、追い詰められた時に自分をサクって占術出来る訳だから、やっぱり4枚積んだ方が良いかなって思いました。

 


調整案など

本日の実戦にて先制攻撃付与と接死を合わせたら最強じゃろ?と思ったのでM20の新カードである凶月の吸血鬼/Vampire of the Dire Moon》が強いんじゃないかと思いました。

流城の隊長が居れば1マナ2/2接死魂絆先制攻撃ですよ、超強くない?

え?30円ってマジ??

こんなの買うしか無いでしょ。

 

他は常在型能力で全クリーチャーに魂絆が付いてリアニも出来る《復讐に燃えた血王、ソリン/Sorin, Vengeful Bloodlord》と、プラス能力で吸血鬼トークンを生成出来る《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad》を趣味枠としてねじ込みたいなと思います。

 

以上、一発目の構築内容と勝利報告でした!

やったぜ!!

 


関連記事

[Modern構築] よし、吸血鬼だ vol.1 – 熱いシチュを求めて

[Modern構築] よし、吸血鬼だ vol.2 – デッキの動き

[Modern構築] よし、吸血鬼だ vol.3 – 候補カードを考える

[Modern構築] よし、吸血鬼だ vol.4 – マナベースを考える

[Modern構築] よし、吸血鬼だ vol.6 – 対マーフォーク戦

[Modern構築] よし、吸血鬼だ vol.7 – 対エルドラージトロン戦

[Modern構築] よし、吸血鬼だ vol.8(最終回) – 名前はマルドゥ吸血鬼

theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。