[Modern] エルフカンパニー ver.2

古来より伝わる、この世の真理を表す言葉。
力こそパワー
この「Power」って単語を調べた所、
Power とは Strength に Speed の要素が追加されたものである(意訳)
的な事が書かれていた。
これを数学的な計算式に変換すると
速さ × カードパワー = 宇宙
となる。
かの有名なドミナリア次元には、この計算式に当てはまる《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》と言うエルフが存在します。
- 3マナと言う軽さにも関わらず、4回触ると人が死ぬ狂気のマナレシオを持つ。
- パワー2以下のクリーチャーではブロック出来ないと言う、謎の回避能力を持つ。
- 稲妻一発で死なない屈強なバディを持つ。
- カンパニーから出てきてしまう不具合を持つ。
つまりエルフカンパニーに、この宇宙エルフを4体突っ込めばビッグバンの発生は不可避。
そんなバージョンアップ(?)を遂げたリストを紹介したい。
<エルフカンパニー ver.2/Elves Company>
メイン (60)
要するに「てっちゃんで轢き殺そう!」って言う、極めてシンプルな脳筋ルートを追加して、より攻撃的にしました。
過去、このカードにどれだけ泣かされて来たか(ぶっちぎりで嫌いなクリーチャーだった)
それだけ強いカードなのに、そういや使った事ないなって。
2ターン目に3マナアクション
チャンドラの焼却者、嵐翼の精体に続いて、またまた2ターン目に叩きつける事についての考察。
MTGにおける2ターン目のアクションは特に重要で、序盤戦でマウントを取れるかどうかがココで決まります。
まず最初の入れ替えはこう。
OUT:4x イラクサの歩哨
IN:4x 鉄葉のチャンピオン
2ターン目に叩きつけたいなら、2ターン目までに引いておく必要があるので、当然てっちゃんは4枚全ツッパです。
逆にイラクサは前回の考察で「強くない」と確信したので4枚抜き。
そして2ターン目に3マナ出る構成、つまり「初手で土地とマナクリを出す!」と言う動きが、高確率で成立する事を目指します。
その前に、3マナ域が4枚も増えたらマナカーブがおかしな事になるのでは問題について。
これは初手に土地とマナクリが高確率で成立するなら、2マナ域は高確率でスキップ出来ると言う事になるので、
- 1マナ(マナクリ)多め
- 2マナ少なめ
- 3マナ多め
と言う感じで組んだ方が、結果的にロスは少なくなる(と思う)
何より、3マナクリーチャーはカンパニーから踏み倒せる最大マナ域、そこが大量に入っていた方が「まとめて捲れる可能性が高くなるんじゃね?」と言う棚ボタ目当てでもあります。
ただ1マナ域が少なすぎるのは確かだし、ラノエル4枚と確定でマナが出ない遺産のドルイドだけでは相当心もとないのも事実。
てな訳で次の入れ替えはこう。
OUT:1x ラノワールのエルフ
OUT:2x 暴走の先導
IN:3x エルフの神秘家
ラノエルの同型再版である《エルフの神秘家/Elvish Mystic》を3-3で散らして6枚体制、足りない枠は3マナソーサリーのスタンピードを抜く事で確保。
ここで一度、確率の計算を行っておこう。
https://mtg.theuri.net/%e8%a4%87%e6%95%b0%e6%9e%9a%e5%af%be%e5%bf%9c%e5%9e%8b%e3%83%89%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%bf/
最初の7枚に土地2枚とラノエルor神秘家がある確率。
約33.94%(≒約2.94回に1回)
最初の7枚に土地2枚と遺産のドルイドとドゥイネンの精鋭がある確率。
約7.78%(≒約12.85回に1回)
どちらかが成立すれば良いので、合成確率を求めると
約41.84%(≒約2.39回に1回)
となる。
別に最初の7枚で揃っていなくても土地は2ターン目までに2枚揃えばいいので、先攻の場合は1ドロー、後攻の場合は2ドロー出来ると考えると「2回に1回は成立すんじゃね?」程度にはなりそうです(最後だけ雑)
後はここに何らかの3マナ呪文が有れば、晴れて2ターン目3マナアクションとなるのですが、計算面倒過ぎるので実戦で確かめたいと思う。
早速試運転だ!
サイドボードは再利用の賢者とか減衰球とか入れ替えしましたが、試運転なんで細かい事は抜きにして、とにかくてっちゃんを叩きつけたいと思います。
1戦目(先攻)
お相手は久々のバントスピリット、こちらが先攻でスタート。
そして3ターン目に早くもテッチャンス到来。
残念ながら2ターン目は無理でしたが、ケツデカマンばかりのスピリットデッキにとって、てっちゃんの「パワー2以下はブロック出来ない」は非常に脅威となります。
同僚氏「んー、鉄葉はヤバいな、パス撃ちます。」
うり「あっ、はい。」
記念すべきてっちゃん1号は森に変身しました。
そして、暫くして駆けつけてきたてっちゃん2号も森に変身しました。
フェッチランドかな?
いくら何でも警戒し過ぎでは?と思うのですが、お相手は鉄葉を「使ってきた側の人間」なので、その危険性を知っているとかそんな感じなんかね。
と言うかそっちばっかに気を取られてたら、
歯と爪を双呪でぶつけるよ?
無限コンボなんかなくても9マナ程度なら出ちゃうのがエルフデッキ、シャライとエムラくんをサーチしてきて同時に戦場に出してお相手投了。
2戦目(後攻)
2戦目は手札にてっちゃんを抱えていたものの、カンパニーとか大ドルイドとかを優先して唱えていたら、いつの間にか歯と爪、シャライ、エムラくんが手札に揃ってしまいました。
んじゃまぁ7マナで双呪せずにどーん。
お命頂戴つかまつる。
これひょっとして無限コンボに頼らなくて良いから、召喚の調べより歯と爪のが相性良い?(てっちゃんはどうなったんや)
—
お相手の異様な警戒もあって、なんか変な感じになりましたが、多分強くなったと思います。
噛み合い方によっては当然てっちゃんビートのルートもあるだろうから、このまま暫く使ってみる事にします。
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