[Modern] エルフカンパニー

晴れる屋トーナメントセンター大阪のショーケスで、かの有名な《集合した中隊/Collected Company》が1枚1,400円で販売されていたので衝動買い。
何に使うかなんて考えずに買ったのだけど、我が家の女子小学生が日本絵バージョンのニッサを見て「こんな可愛いカードもあるんだ!」とまじまじカードを眺めていたので、エルフデッキを組んでみる事にした。
あわよくば対戦相手になってくれるかも知れないと言う下心満載で組んだリストがこちら
メイン (60)
部族ビートの脳筋プレイと即死コンボの頭脳プレイが共存するハイブリッドデッキ、早速内容を見て行こう。
戦略について
このデッキは大量のエルフを素早く展開する事を軸に、ビートダウンルートかコンボルートで勝利を目指します。
ビートダウンルートは横に並べて、ロードでデカくして、一斉に殴り掛かるシンプルな戦術。
コンボルートは《献身のドルイド/Devoted Druid》と《療治の侍臣/Vizier of Remedies》による無限マナから、一撃で勝負を決めるテクニカルな戦術。
どちらのルートでも、取りあえずエルフが大量に並ぶので片方が不発でもなんとかなるのが強みです。
集合した中隊/Collected Company
余りの強さにスタン期には環境を完全に支配してしまうも、何故か禁止されずに完走してしまった謎多きパワーカード、通称はカンパニー。
モダンでも一線級の強さで、初めて使われた時は
- なんで2枚も出てくんの?1枚じゃないの?
- なんで3マナ以下なの?2マナ以下じゃないの?
- なんで6枚も見るの?5枚じゃないの?
- なんでインスタントなの?ソーサリーじゃないの?
一瞬で4つの文句が飛び出した程です(それぐらいエグイ盤面にされたw)
このデッキにおいては、盤面のエルフの頭数を単純に増やすだけで充分強い上に、無限マナコンボのパーツが両方同時に飛び出したりして、相手からするとロクな事にはならないだろう。
召喚の調べ/Chord of Calling
このデッキには踏み倒し手段として、カンパニー以外にこのカードが4枚搭載されています。
これの強みは何と言っても、インスタントかつ《召集/Convoke》持ちである事で、シルバーバレット戦略のような事が可能となります。
例えば全体ダメージ呪文で場が流されそうなら《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》を引っ張って来て壊滅を回避したり、無限マナコンボの片割れを引っ張ってきて成立させたり、無限マナコンボが決まった状態なら《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》を引っ張って来てゲームを終わらせたりと、とにかく便利の一言に尽きる。
豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty
召喚の調べからシルバーバレットする事で真価を発揮するイチオシのクリーチャー、天使と書かれている気がするがあまりにも相性が良いので名誉エルフとする。
自軍のクリーチャー&プレインズウォーカー、そしてプレイヤー自身に《呪禁/Hexproof》が付与される常在型能力を持ちます。
シャライで対応出来る相手の行動は
- クリーチャーを対象に取る行動(主に除去)
- プレインズウォーカーを対象に取る行動(主に除去)
- プレイヤーを対象に取る行動(ハンデスや布告など)
こんな感じ(つよい)
とにかくマナが湯水の如く出るデッキなので、シャライの起動型能力とも非常に噛み合っており、無限マナコンボが成立しているなら+1/+1カウンターがドリンクバー状態になります。
暴走の先導/Lead the Stampede
ライブラリトップから5枚カードを見て、その中からクリーチャーを望む枚数手札に加える呪文。
エルフデッキは展開力が非常に高く「秒で手札が無くなる」のが常です。
意図的に土地を少なくし、先導を唱えてやれば3枚前後のクリーチャーを手札に補充する事が出来て非常に強力、4枚以上ゲットした時の気持ち良さは言葉に出来ないので、是非体験してみて欲しい。
世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World
通称は灯争ニッサ、スタンでもパイオニアでも暴れ倒している最凶のエルフ。
日本絵バージョンは可愛い事で有名ですが、紋章カードにはゴリラが印刷されているので、奥儀を使う際には注意したい。
5マナと言うコストを持ちますが、このデッキでは平然と3ターン目に着地するため、ブン回ると大変な事が起こります。
ブン回り例
- 森置いて《遺産のドルイド/Heritage Druid》出して終わり。
- 森置いて《ドゥイネンの精鋭/Dwynen’s Elite》、エルフトークンが1つ出て、遺産のドルイドの能力で3体タップ、3マナから大ドルイド出して終わり。
- 森置いて大ドルイドタップで4マナ、森タップで1マナ、灯争ニッサ着地、+1で森をクリーチャー化して起こす。
3ターン目のメイン1でこの状況、アンタップ状態の森3枚からそれぞれ2マナ、アンタップ状態のエルフが3体で3マナ。
なんと9マナ浮き
盤面が無傷で返ってくれば、次のターンにはエムラくんを素で唱える事が可能と言う脅威のマナブーストが実現可能。
それ以前に浮きマナで先導やカンパニーが使える訳だから、なんかもう良く分かんないぐらいマナが出せます。
サイドボードについて
基本的にクリーチャーはサーチ前提なのでピン挿し、それ以外は自力で引かなければならないので多めに積んでみました。
クリーチャー
- 漁る軟泥:墓地対策
- 溜め込み屋のアウフ:永続的なアーティファクト対策
- 秋の騎士:置物対策
- 絶え間ない飢餓、ウラモグ:何か良く分からないパーマネントが出て来た時の対策
秋の騎士だけは置物破壊の他にライフゲインが地味にバーンに刺さるので、複数回使いたいため2枚、他は1枚ずつとなっています。
ウラモグは《罠の橋/Ensnaring Bridge》を置いてくる相手に劇的に刺さるので、エムラくんとの入れ替え枠。
ただし唱えた時にしかパーマネントをどかせる効果が誘発しないので、先導とかで探しに行く必要がある。
その他
部族デッキの天敵である《疫病を仕組むもの/Plague Engineer》や、踏み倒し絶対許さないマンの《封じ込める僧侶/Containment Priest》に対しては、信頼と実績のパスを当てて行く所存です。
全体2点火力の《紅蓮地獄/Pyroclasm》ぐらいなら召喚の調べからロードを引っ張ってくれば回避出来ますが、プレイアブルな全体3点火力の《神々の憤怒/Anger of the Gods》や、《神の怒り/Wrath of God》系のリセットを通してしまうとかなり厳しいため、英雄的介入を採用。
以上、エルフカンパニーの紹介でした!
まだ一人回ししかしていないけど、結構強そうな雰囲気があります。
ゆうてカンパニーが強いから、ある程度戦えるのは必然なのかも知れませんがw
あとがき
ウェルカムデッキしか使ったことのない女子小学生にこのデッキを握らせてみたところ、
なんか難しいね
と言われました(そりゃそうだ)
家庭内で対戦相手が出来るかも知れんと、張り切り過ぎたのが良くなかったのだろうか。
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