[Modern] エーテルキャノン/AEther Canon – ver.1

《霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir》《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》を使った、スタンでも組めるストーム風デッキとして話題を呼んだ「Reservoir Combo」をモダンフォーマットで組んでみました。

このコンボデッキは本当にもう組み合わせが自由過ぎて、ビルダーの数だけ解答があるんじゃ無いかなってレベルでして、これから長い時間をかけて固まっていくんだろうなと思うと居ても経っても居られなくなった訳です。

私もMTGの定番アーキタイプ誕生に爪痕を残したい…と言う事で複数回に渡って考察記事をアップしていきます。

何はともあれまずは現段階のデッキリストを公開します、今の所現実的なラインで発生する最短Killターンは4です。
※全てが都合よく行けば3ターンKillも不可能では無いかもだけど、現実的ではない。

 


デッキリスト

とにかく練習が必要、正直使いこなすのは物凄く難しいデッキだと思います。
まずマリガンの時点で命運が分かれるぐらい難しいので、明確なマリガン基準を何パターンか頭に叩き込んでおきましょう。

クリーチャー(9)

4 メムナイト/Memnite
4 羽ばたき飛行機械/Ornithopter
1 絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger

呪文(34)

4 血清の幻視/Serum Visions
2 発明品の唸り/Whir of Invention
4 逆説的な結果/Paradoxical Outcome
1 押し潰す触手/Crush of Tentacles
2 バラルの巧技/Baral’s Expertise
4 溶接の壺/Welding Jar
4 極楽のマントル/Paradise Mantle
4 改革派の地図/Renegade Map
3 鼓舞する彫像/Inspiring Statuary
2 霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir
1 トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt
1 フェルドンの杖/Feldon’s Cane
1 罠の橋/Ensnaring Bridge
1 虚空の杯/Chalice of the Void

土地(17)

13 島/Island
1 探知の塔/Detection Tower
1 発明博覧会/Inventors’ Fair
1 廃墟の地/Field of Ruin
1 アカデミーの廃墟/Academy Ruins

サイドボード(15)※未完成

4 儀礼的拒否/Ceremonious Rejection
4 否認/Negate
3 加工/Fabricate
1 押し潰す触手/Crush of Tentacles
2 罠の橋/Ensnaring Bridge
1 世界のるつぼ/Crucible of Worlds

 


構築について

冒頭で述べたように、チェイン・コンボに分類されるこのデッキは様々な構築方法があります。

各種考察は別記事でやるとして、私なりの解釈で構築した結果、かなり丸いタイプになりました。
コンボデッキは突き抜けていた方が強いんだよってのが正解なのかも知れませんが、ある程度メインから致命的な脅威を対処したいと言う思いがにじみ出してしまいましたねw

このストーム風味のデッキには本家に無い強みがあって、途中でコンボが妨害されたりしても「取りあえずライフは得られる」と言う点にあります。

また、置物を破壊するのとか使用頻度が高いカウンターとかは点数で見たマナコストが2に集中しているため、一枚挿ししている《虚空の杯/Chalice of the Void》をX=2で置けると相当強いハズって事で、デッキ内にコストが2の呪文は一切入れないようにしてみました。

チャリスは逆説チェインが始まる時なら0マナを置ききった最後の〆にX=0で置いて、逆説でバウンスしてもう一度任意のX点で置く事によりストーム値も稼げたりする強力なアーティファクトです。
お高いので1枚挿しですが、それなりに引っ張ってくる方法はあるので状況に応じて優先すると良いでしょう。

お相手先行の初手X=0でチャリスは嘔吐案件なのはご愛敬。
一応詰まないようには作ったけど、メインボードだと最短でも4~5ターンはマグロになります。

そして私のモダンデッキと言えば無理矢理でも《罠の橋/Ensnaring Bridge》をねじ込む訳ですが、このデッキは手札を吐き出しきる事を得意とするデッキなので、かなり有効に働いてくれそうです!時間稼ぎとも相性いいしね。

 

戦略について

霊気貯蔵器置いて、0マナアーティファクトばらまいて、逆説的な結果で回収して、その分ドローして0マナアーティファクトを再展開して大量ライフゲイン、50点砲を相手にぶち込んで勝利します。

目安としては同一ターン内に8〜10回呪文を唱えられればライフが50点に到達するかと思います。

逆説が2~3回繋がれば一気に120点ぐらいライフゲインする事もあるので、《跳ね返す掌/Deflecting Palm》をケアして完走するのもアリかと思います。

 

強いムーブ

一人回しをしていて「コレ強いな」と思うのは、

  1. 島セット
  2. 0マナアーティファクトクリーチャー
  3. 極楽のマントル
  4. 1マナ払って装備

と言う動き、多分これが初手の最強ムーブ。

これが決まると2ターン目に《鼓舞する彫像/Inspiring Statuary》を設置出来るので、3ターン目には《バラルの巧技/Baral’s Expertise》や逆説を撃つ事が出来ます。

 

リソース管理について

ターンの進め方で注意する点は、全てのアーティファクトはコントロール数(バウンス用)や即席コストなど、何らかのリソースになりえると言う事。
例えば《改革派の地図/Renegade Map》などは、手札のランドがゼロになるまでは起動せずに場に残した方が強いです。
※基本1ターンに1枚しか吐けないランドが複数手札にある状態は弱いと思っています。

 

サイドボードについて

さて、このデッキ最大の難問はこのサイドボードの構築であると私は考えます。
メインはアプローチの方法が違えど、アンフェアデッキなので勢いで勝ち切る事はそう難しく無いでしょう。

ただし、明確にマズい対策カードがあるのでその辺に触れておきましょう。
このパートは何度も試行錯誤しないといけないでしょうね、きっと。

 

減衰球/Damping Sphere

危険度:☆☆☆☆

置かれた瞬間からストーム効果分だけコストが増加する恐るべきアーティファクト、1ターン内に呪文を連打して悪い事をするデッキなので、その行為自体を全否定されます。

M19で追加されたもう一つのストーム対策である《安全の護符/Amulet of Safekeeping》はこちらのストーム風味には全く刺さらないのは幸いでしたね。

 

石のような静寂/Stony Silence

危険度:☆☆

アンチアーティファクト筆頭のエンチャントだけど…意外と引っかからないですねこれ。

  • 極楽のマントルを装備したアーティファクトクリーチャーがマナを出せなくなる。
  • 改革派の地図が土地を探しに行けなくなる。
  • 霊気貯蔵器がビームを撃てなくなる。
  • トーモッドの墓所がお掃除出来なくなる。
  • フェルドンの杖がまぜまぜ出来なくなる。

うーん、そこまで困らない気がするねこれ!
霊気貯蔵器がビーム撃てなくなるのはアレだけど、誘発型の方は機能するから大量ライフゲインは問題ないし、《即席》は呪文側が持つ常在型能力らしいので、そもそも影響受けずにタップしてコスト支払いは可能なようです。

 

打ち消し呪文

危険度:☆☆☆☆☆

このデッキ、驚くべきことに《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》以外の全ての呪文《否認/Negate》で確定カウンターされます。

今自分でこのテキストを打ちながら、

マジかよ…

って言ってしまいました。
余りにもお手軽すぎやしないかい?こちらが取るべきカウンターのカウンターは否認なのか、はたまた《払拭/Dispel》なのか。

 

取りあえずパッと思いついたものだけ列挙しましたが、既に置かれちゃった物への回答とかそもそも通しちゃダメな物とかもあります。

アーティファクトとエルドラージ全般への回答は《儀礼的拒否/Ceremonious Rejection》が良いかなと思っています、副次効果としてウギンやカーンみたいな無色プレインズウォーカーにも刺さるのは良いね。

対抗馬としては影響範囲がアーティファクトのみと狭くなるけど、置かれちゃってもバウンス出来る《鋼の妨害/Steel Sabotage》も中々良さそうではありますが、それならもう自分に使ってストーム稼ぎにも使える《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》で良いかなーとも思う。

あとはエンチャント対策で《キオーラの放逐/Kiora’s Dismissal》を候補にいれてたけど…静寂があんまり刺さらない事が分かったのでちょっと立場悪くなりました。

 


あとがき

取りあえず今回は「まとも」と言えば語弊があるかも知れないけど、メインボードのみ1本勝負すると相当な強さを誇るデッキが作れたのでブラッシュアップしていきたいです。

結局サイドボードが本体と言えるほど構築難易度が高いので、多角からの考察が必須になってきそうですね。

theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

6 Comments

  1. Emissary
    2018年7月19日
    Reply

    オパモがないやり直し(厳しい)

    • 2018年7月19日
      Reply

      高いんや…!高いんや…!!
      オパモ4枚ぶち込めば初手で出すことも出来ますね多分w

      古いカードバインダーに元祖ペタルが4枚入ってたから、これをオパモって呼ぶ事にしても良いかな?良いよね。

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