[Modern] ハサミ・ストンピィ/Scissors Stompy Ver.1.0

私のモダンデッキの中では割とまともな部類ブリッジ・ビートと言うデッキが有るのですが、安定感を全部捨てたアグレッシヴ・サイドプランを取った時、たまに相手を瞬殺する事があります。

そんな時、決まってこう言うのです。

 

ハサミ付けて殴ったらええねん!

 

と言う訳で、今回はハサミ事《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifac》に焦点を当てたデッキを組んで見ました。

メインとなる戦術は「アーティファクトにハサミ付けて殴るだけ」とにかくバカの一つ覚えシンプルなのが売りだ。

このデッキのコンセプトを一言で表すと、

5/5で殴ったら単純に強い

これに尽きます。

これはモダンの上位メタデッキ、大人気のグリクシス・デルバーが5/5の回避能力を持たないフレンチバニラである《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》を採用している事からも明らかです。

そして「3ターン目アンコウ」と言うのがグリデルのブン回りとされている訳ですが(されてない?)、このデッキがブン回ると「先行1ターン目に5/5(バニラ or 飛行 or 破壊不能)」を叩きつける事が出来てしまうため、その強さは想像に難くないハズです。

 


デッキリスト

ハサミが4枚しかないと不安定だったり弾切れになったりする事が多々あるのなら、メインボードに大量のハサミ入れたら良くね?って発想から構築しました。

ちょっと真面目な話をすると、2~3マナで5/5クリーチャー(※時には飛行してたり破壊不能だったりする)を出す事により、マナレシオ面でアドバンテージを取るデッキです。

純粋な眼差しで見てください「2マナ5/5破壊不能」と言う字面の強さを。

ハンドアドバンテージを1枚失うデメリットは有るけど、4回殴ったら相手が死ぬと言うリターンの大きさを考えると十分許容出来ると言うものです。

 

クリーチャー(11)

3 練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist
4 技量ある活性師/Skilled Animator
4 羽ばたき飛行機械/Ornithopter

呪文(26)

3 不許可/Disallow
1 至高の意志/Supreme Will
2 睡眠/Sleep
4 アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifac
2 テゼレットの手法/Tezzeret’s Touch
2 アンティキティー戦争/The Antiquities War
3 ダークスティールの秘宝/Darksteel Relic
4 オパールのモックス/Mox Opal
2 バネ葉の太鼓/Springleaf Drum
2 ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas
1 工匠の達人、テゼレット/Tezzeret, Artifice Master

土地(23)

3 島/Island
1 沼/Swamp
4 水没した地下墓地/Drowned Catacomb
3 湿った墓/Watery Grave
1 産業の塔/Spire of Industry
1 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
2 汚染された三角州/Polluted Delta
4 ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
1 発明博覧会/Inventors’ Fair
1 アカデミーの廃墟/Academy Ruins
1 廃墟の地/Field of Ruin
1 探知の塔/Detection Tower

サイドボード(15)

2 致命的な一押し/Fatal Push
2 根絶/Extirpate
2 英雄の破滅/Hero’s Downfall
3 橋上の戦い/Battle at the Bridge
2 思考囲い/Thoughtseize
3 ファイレクシア教典/Phyrexian Scriptures
1 虚空の杯/Chalice of the Void

 


構築について

ハサミには様々な亜種があるので、カサ増し自体は割と簡単です。

かの有名なビルダーかつ強豪プレイヤーまつがん氏の座右の銘、「同じカードが8枚あればコンセプトになりうる」まさにこれを体現したようなデッキとなるハズ。

 

多種多様なハサミ達

今回採用したハサミを掻い摘んで紹介します。

  • アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact


    原点にして頂点、名実共に最強のハサミ。
    理由は(1)(青)と言うコストにあり、《オパールのモックス/Mox Opal》が有ると1ターン目、無くても2ターン目に5/5クリーチャーが爆誕するイカれたカード。
    考えるまでも無く4枚取りましょう。

  • テゼレットの手法/Tezzeret’s Touch


    モダン環境に落ちたてホヤホヤの霊気紛争より、黒マナが追加されコストが(1)(青)(黒)となったハサミ亜種。
    これによりクリーチャー化したアーティファクトが墓地に落とされたら、それをオーナーの手札に戻すオマケが付いており、オーラ特有のアド損が軽減されている。
    ただ、マルチカラーの3マナは最序盤で扱いにくいと感じたので2枚だけ取ってみた。

  • 技量ある活性師/Skilled Animator


    スタン現役のM19より、有りそうで無かった肉付きハサミ。
    点数で見たコストはテゼレットの手法と同じく3だが、シングルシンボルなので安定して出せるのが魅力。
    肉部分も1/3と悪くないのがCoolで、《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》と仲良くコケる仕事もあるし、暇する事はあまり無いだろうとの判断で4枚取りたい。

  • ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas


    忠誠度-1で「外れないハサミ」を付ける事が出来る、最強のハサミ・ウォーカー。
    何故か+1を1回使うだけで次のターンに大マイナスをぶっ放す事が出来る壊れ性能、10個のアーティファクトをコントロールしていたらそれだけで致死量である20点のドレインが飛んでいく。
    更に点数でみたコストはたったの4と色々おかしいので2枚は取っておきたい。

  • アンティキティー戦争/The Antiquities War


    現存する中では最も危険なハサミ、英雄譚第3章でこちらのコントロール下にあるアーティファクトが全てハサミるため、第3章に合わせてスッと《睡眠/Sleep》を撃ってあげれば、相手は大体即死する。
    前スタン環境でこれを4枚入れたデッキを使ってみたら、1~2章の効果でアーティファクト以外引けなくなって雑魚死しまくったので2枚だけに留めよう。

以上のハサミ亜種を10枚追加したハサミ14枚体制で相手を圧倒して行きます。

 

ハサミると強いアーティファクト

次にハサミると凄まじい戦闘能力になるアーティファクトを紹介したい。

  • 羽ばたき飛行機械/Ornithopter


    大定番かつ大正義、どれだけ古いプレイヤーでも「こいつを知らないは有り得ない」程の古参カード。
    元々クリーチャーだが、ハサミると5/5飛行のバケモノと化す。

  • ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel


    モダン環境に残された唯一のアーティファクト土地、無色マナしか出ないが破壊不能が付いているため、ハサミると5/5破壊不能のバケモノと化す。
    金属術の達成にも貢献出来るため、オパモと合わせて1ターン目ハサミを容易にするなど獅子奮迅の活躍を見せる。

  • ダークスティールの秘宝/Darksteel Relic


    ハサミを大幅に増量した事で受け皿になるアーティファクトが不足したため3枚ほど取ってみた。
    0マナアーティファクトだが、ハサミると5/5破壊不能のバケモノと化す。
    ちなみに破壊不能以外の能力は一切付いていないので実質ハサミ専用カードと言えるが、壊れないんだったらコレを全力で投げつけると強いのでは?と思う。

  • 飛行機械トークン/Thopter Token


    《練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist》《工匠の達人、テゼレット/Tezzeret, Artifice Master》から生成されるこやつらもハサミる事で5/5飛行のバケモノと化す。
    これらは序盤の速攻を凌がれてしまい、息切れし始めたあたり(※ミッドレンジ付近)での活躍に期待したい。

恐るべき事にこの子達は全てマナコストがゼロで戦場に降り立つ事が出来るので、ハサミに使うだけのマナが有れば成立するのが強い。

 


戦術について

冒頭でも述べたようにアーティファクトにハサミを付けて殴るだけですが、一応優先順位があります。

相手が黒か緑の場合は《破壊不能/Indestructible》を優先、白や青なら《飛行/Flying》を優先、赤は状況によるけど…タフネス5を火力で焼くのは少々骨が折れるので飛行持ちで太いクロック確保しておくのが良いのかな。

黒の除去スペルは単体も全体も「クリーチャーを破壊する」効果が多く、緑の置物破壊やフライヤー破壊はまんま字の如く。

つまり破壊不能クリーチャーは劇的に突き刺さる事になります。

逆に白は追放、青はバウンスが多いため、さっさと殴れる飛行持ちをクリーチャー化してライフを詰めて行く方が良いだろう。

ちなみに先行初手で5/5破壊不能を出せた時に、相手の返し(=初手なので1マナ)で対応できるカードは

他にもあるかな?とにかく着地済みの破壊不能を1マナでどうこう出来るカードはかなり少ないため、次のターンには5点のライフかクリーチャーをチャンプブロックさせるかの2択を迫る事が出来る。

なお、接死すら無効化するので2マナ域に多い接死による相打ちやバットリにも完全対応している。

 

ドローやサーチは?

モダンの青いデッキなのに《血清の幻視/Serum Visions》を採用していないのは単純に枠が足りなかったからってのもありますが、ドローもサーチも2種類のテゼレット及び英雄譚で行う事が出来るんじゃないかと期待して、初の不採用としました。

それぞれがそこそこ重たいのでミッドレンジから回りだす感じにはなっちゃうけど、速攻系の顔とミッドレンジ系の顔と言う二面性は対応力の高さと取る事も出来る(強がり)

なお、アンティキティー戦争は置くタイミングをミスると悲しみが連鎖するので「基本はサイが着地した後」と覚えておくと良い。

漂着もカウンターも無いデッキに対しては、サイが着地してて睡眠を握った状態で第3章を迎えるとほぼワンパン出来ます。

とにかく4回攻撃を通せば勝ちなので、各種カードはあまり欲を出さずに「1発分だけでも道をこじ開けるために使う」って事を意識するのが勝利への近道になるでしょう。

 


サイドボードについて

最近スタンのデッキでメインから4積みしてる《ファイレクシア教典/Phyrexian Scriptures》が、このデッキだとさらに反則的な強さになる事に気付いたのでサイドに3枚積んでみた。

普通のクリーチャーが全部吹っ飛んじゃうけど、少なくとも1体はアーティファクトクリーチャー化出来るので、サイを残せば強いんじゃ無いかな?

もひとつ変わり種、またまた霊気紛争から《橋上の戦い/Battle at the Bridge》をチョイスしました。

即席付きのーX修正は四肢切断で対処できない破壊不能相手にもワンチャン有りで、更にX点のライフ回復も見逃せない。

 


あとがき

現環境のスタンはお世辞抜きで楽しいと思うし大好きなんだけど、流石に延々とコントロールミラーするのが本気でしんどくなっちゃったので、モダンが恋しくなりました。

やっぱモダンのはちゃめちゃ感?って言うのかな、クソゲーを押し付け合うのがホントに楽しいw

江戸前寿司にてコハダ、マグロ、玉子と食べてすぐ勘定するぐらいのサクサク感がたまりません。

theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

2 Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。