[Modern] ブリッジ・ビート/Bridge Beat Ver.1

2018年8月22日

私の中で「ブリッジ」と言えば勿論《罠の橋/Ensnaring Bridge》なのですが、最近は《黄泉からの橋/Bridge from Below》の事を指す場合が多いようなので注意しましょう。

《練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist》の誘発能力で1/1飛行のソプター・トークンを生成し、ブリッジで蓋をした状態で空中からビートダウンするデッキです。

フィニッシャーは《メガエイトグ/Megatog》です、出された相手もビックリの浪漫&ネタ枠で使ってみたら大変強かったのでメインから採用となりました。

この手のデッキはブリッジが割られると脆いので、いつ割られるか分からない状況ならさっさとメガエイトグを叩きつけてゲームを動かしましょう。

自らブリッジを食い破れるため、攻撃ロック状態の解除とパンプを同時に行えるシナジーが大変強力です。

勿論ブリッジが処理出来ない相手にはそのままソプターでビートダウンすればOK!

6個食えば致死量

って事を頭の片隅に置いてプレイすると計算が楽になります。
※メガエイトグが21/22になる。

 


デッキリスト

キーカードは複数有るけど、無いなら無いで戦えなくもない。

 

クリーチャー(10)

4 練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist
4 羽ばたき飛行機械/Ornithopter
2 メガエイトグ/Megatog

呪文(32)

4 血清の幻視/Serum Visions
2 発明品の唸り/Whir of Invention
4 逆説的な結果/Paradoxical Outcome
4 卑下/Condescend
1 苦悩火/Banefire
1 投げ飛ばし/Fling
4 極楽のマントル/Paradise Mantle
4 オパールのモックス/Mox Opal
3 鼓舞する彫像/Inspiring Statuary
3 罠の橋/Ensnaring Bridge
1 漸増爆弾/Ratchet Bomb
1 虚空の杯/Chalice of the Void

土地(18)

5 島/Island
2 山/Mountain
2 硫黄の滝/Sulfur Falls
2 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 ダークスティールの城塞/Darksteel
1 発明博覧会/Inventors’ Fair
1 廃墟の地/Field of Ruin
1 アカデミーの廃墟/Academy Ruins

サイドボード(15)

4 鞭打ち炎/Whipflare
4 アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact
3 アンティキティー戦争/The Antiquities War
4 頭蓋囲い/Cranial Plating

 


構築について

ビートダウンデッキですが、ある程度助走が必要となります。

かの有名なX-JAPANの紅みたいな感じ、冒頭のhideパートで準備しながらソプターでペチペチしつつ、メガエイトグが出たら「紅だー!!」ですよ(解ってね)

序盤の準備は飛行機おじさん、ブリッジ、《鼓舞する彫像/Inspiring Statuary》を置く事。

飛行機おじさんを最初に出しておけば、準備中に勝手にソプターが増えて行くので楽ですね。

それをサポートするのがおなじみ《血清の幻視/Serum Visions》とカウンターも兼ねた《卑下/Condescend》です。

青トロン組もうとして買った卑下ですが、これ良く考えなくても強いね?
フルタップしやすい序盤なんか(1)(青)でカウンター&占術2とかかなり詐欺臭い性能だし、後半でも自分の0マナ呪文に対してX=0で唱えて1マナだけで占術2を行ったりと使い勝手が良い。
不確定カウンターだから今まで使おうと思わなかったけど、大変強いと思います。

奥の手はカウンター&軽減不能の《苦悩火/Banefire》に加えて《投げ飛ばし/Fling》もピン挿ししてみました。

膨らんだメガエイトグを投げつける=人は死ぬ

EFBを内蔵していると思えば弱いはずが無い。

 

フィニッシャーについて

普通の《エイトグ/Atog》に比べてマナコストは3倍だけど、アーティファクトを食べた時の修正値が+3/+3と上がっており、オマケでトランプルまで付与されると言う豪快な能力を持っています。

蓋をしているブリッジを自ら食い破る事でパンプアップ&トランプル付与に加えて、そのまま攻撃が可能になるので突進力は半端無いです。

また、直接的な破壊や追放に耐性がありませんが「一時的なタフネス減少」には滅法強いため、《稲妻/Lightning Bolt》を始めとする直接ダメージや《四肢切断/Dismember》のようなマイナス修正に対しては凄く耐性が高いですね。(※エサが有れば。)

元々ブリッジでロックしている時に、バウンスで手札を増やされて一気に殴り殺されて悔しくて「インスタントタイミングのサクリ台」を探したのがきっかけでした。
重いコストも鼓舞する彫像が出てれば実質2マナみたいなとこあるし、ブリッジ問題も自ら解決出来るし、このデッキと大変噛み合っているように思います。

 

サイドボードについて

相手のクリーチャーが薄い場合は《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》《頭蓋囲い/Cranial Plating》をサイドインして、速攻を狙います。

エルフやマーフォーク、トークン系の横並びのデッキが相手なら《鞭打ち炎/Whipflare》で小まめに展開を戒めて行きたいと考えています。

《紅蓮地獄/Pyroclasm》と違って、アーティファクト・クリーチャー以外に2点って言う素晴らしいカードなんだけど…ロードが2枚出ると大体腐ります。
もっとも、2枚一気に使えばロード3体までは吹き飛ばせるので悪くないよね。

ちなみに普通のエイトグだとこのカードで死ぬので、メガエイトグにしたみたいなとこもあったりします。

《アンティキティー戦争/The Antiquities War》は…やっぱり遅いから別のカードに変える予定ですw

 


あとがき

うーん。
サイフラックス・ストームをベースにアレコレ考えて、調整に調整を重ねた結果《霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir》が抜けてしまった。

このデッキでモダンのマーフォークと戦いまくっているのですが、もう少しデッキを掘れる工夫が必要かなーと。
凄い時間稼いだのに飛行機おじさんもメガエイトグも引けずに負けた試合があって、これは流石に…と思いました。

また、カウンターが薄いのでフィニッシャーを通せないとか、逆にフィニッシャーを通されるとかがキツイので、速さで勝るしかないかも。

そうなるとタップインしてしまう硫黄の滝よりシヴの浅瀬4枚のが強いんだけど、どうせペインランド使うなら《産業の塔/Spire of Industry》を入れてシルバーバレット出来るようにしてみようかな。