[Modern] ボロス・インシネレイター/Boros Incinerator

聖帝様の御視察だぁ~~!!
最短2ターン目に着地したが最後、全ての戦闘外ダメージが相手の盤面に降り注ぎ、盾突くチャンプブロッカーは6/6トランプルのボディで無慈悲に蹂躙、愛ゆえに焼き尽くさねばならぬ世紀末バーンデッキが今ここに誕生した!(めっちゃ早口)
今回はもうすぐ発売される「基本セット2021」イチオシのカード、《チャンドラの焼却者/Chandra’s Incinerator》をキーカードにしたバーンデッキの紹介です。
なんか「燃やす人=モヒカンの雑魚」を必ず連想してしまう世代ですみません(北斗脳)
<ボロス・インシネレイター/Boros Incinerator>
メイン (60)
火力呪文の総数は32枚、2ドローにつき1枚火力を引く事により焼却者とのシナジーが加速します。
今年の夏はキミも聖帝十字軍に入って汚物を消毒しよう!
戦略について
このデッキはバーン戦略を基本とし、圧倒的な戦闘能力を持つチャンドラの焼却者を戦場に出し「本体に投げつけた火力で盤面を制圧」しながら勝利を目指します。
デッキ名を冠する焼却者は本体火力とのシナジーの塊であるため、モダンのバーンデッキならほぼ確実に入っている《ゴブリンの先達/Goblin Guide》や《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》などを一切採用せず、有りったけの本体火力を詰め込んでいます。
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初手はとにかく置き火力
焼却者のヤベー所は、戦闘外のダメージ1点につき呪文のコストが(1)減少する能力にあります。
これは同じターン内なら重複するためMaxの(5)減少を目指したい所、つまり絶対に届かない初手は「火力を置いて」2ターン目に備えるのが最善手となります。
このリストでは1マナで置ける火力として《炎の印章/Seal of Fire》と《裂け目の稲妻/Rift Bolt》を4枚ずつ計8枚、気合で引いてキープしましょう。
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2ターン目に叩きつける
さて、首尾よく火力を置けていたなら2点もしくは3点のダメージを相手の本体に叩き込めたハズだ。
次にやる事は2枚目の土地を置いて、1マナ使って3点火力を相手の本体に投げつけるだけ。
これは《稲妻/Lightning Bolt》、《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》、《批判家刺殺/Skewer the Critics》の12枚体制となっているので何かしら手札にあると信じたい。(※置き火力で絢爛を達成済みのため、批判家刺殺も1マナで撃てる。)
さぁここで算数の問題、置き火力+3点火力の合計ダメージは?
2+3=5
あるいは
3+3=6
どちらのパターンでも焼却者のコスト減少の最大値(5)に達しているため、残りの1マナでまんまと焼却者を叩きつけてやりましょう!
後はもう「本体火力=除去」になるので、6/6トランプルが戦場を駆ける抜けるだけのゲーム。
MTG簡単や!
いわゆるドブンってヤツだけどねw
とにかく1マナで焼却者を出す事に特化した構築なので、色んなシーンで叩きつける事が可能なハズです。
小技について
焼却者は誘発型能力も強力で、相手の本体に戦闘外のダメージが飛ぶたび、相手のコントロールしているクリーチャーかプレインズウォーカーに同じダメージを与える事が出来ます。
このカードはバーンが抱える「火力を本体に撃つべきか?無視できない脅威に撃つべきか?」と言う、物凄く難しい問題を全て解決してしまったのだ。
折角なので、シナジーを形成するカードの例を挙げてみよう。
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金屑の嵐/Slagstorm
コイツはいわゆる「3マナ全体3点火力」の一種ですが、全クリーチャーか全プレイヤーかを選択できるので、完全に腐る事が無いのがポイント。
主な用途は横並びをなぎ払うためではあるが、相手の盤面に大してクリーチャーが並んでいないとか、厄介なプレインズウォーカーが突っ立っているとかの状況なら「全プレイヤーに3点で焼却者誘発、◯◯にも3点」と、ライフを詰めながらも特定の脅威を狙い撃ちにする事が可能。
ちょっとだけ器用な全体火力が、更に器用に使えるテクニックは覚えておいて損は無いでしょう。
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大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel
今回一番期待しているシナジーがコレです。
相手がコスト3以下の呪文を唱えるたびに、相手のクリーチャーかプレインズウォーカにも2点飛びまくると言う地獄絵図になる予定。
つまりタフネス2以下の人権が完全になくなる事を意味する。
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焼尽の猛火/Searing Blaze
相手がクリーチャーをコントロールしていないと唱えられないため「メインでは2枚」に抑えていますが、サイドには追加の2枚が搭載されているメタゲーム的に超重要なカード。
現在のモダンメタゲームのTier1には3種類のタイタンが居座っており、ヤツらは全てタフネス6。
赤い火力呪文で焼こうと思うと2:1の不利交換を余儀なくされ、多くのケースでアド損は確実。
しかし焼却者がいる状態で《上陸/Landfall》を達成すれば、焼尽の猛火で「タイタンとあなたに3点3点、焼却者誘発してタイタンにもっかい3点」とすれば、見事に1:1交換となる。
コレは必須テクニックだと思うから、絶対に覚えておこう。
サイドボードについて
毎度の事ながらメタゲームによるんだけど、今回はバーンのサイド定番である《頭蓋割り/Skullcrack》を切って《ギデオンの勝利/Gideon’s Triumph》を採用してみました。
私の身内メタゲームではバーンを使うと《コーの火歩き/Kor Firewalker》がやたらと出てくるんですよ。
アイツが突っ立ってると凄い面倒臭くて、どんどんライフゲインされるし、雑にブロックされてクロックさげられるしでホントきつい。
他にもバントスピリットの呪禁軍団もかなり厳しいので、頭蓋割りで「タイミング合わせてプロテクション(赤)を討ち取るバットリ」とかするより、両対応出来る布告除去が手っ取り早いのかなと。
その他
ガイドや速槍抜くとか信じらんない!と思われるかも知れませんが、私のメイン対戦相手がタイタンニンフを好んで使うため
森置いて樹上の草食獣出して、シミックの成長室置いて森戻して終わりです(初手)
って、ほぼ毎回言われるんですよ!
森置いて3マナからイリーシア木立のドライアド出して、ギャレンブリグ城追加で置いて終わりです(2ターン目)
って、結構な確率で言われるんですよ!
コレでもうビタ止まり、全く火力の足しにならないから要らない!(私怨)
だからこそM21で登場する焼却者は革命だと思うんだよね、ケダモノもドライアドも踏み潰せば良いし、桜族の長老はブロックしてサクるをやると6点全部貫通するし。
何より適当に本体に火力撃ち込めば、それが除去になるって言うね。
今までならクリーチャーに撃った火力は本体に飛ばなかった訳だから、手数が実質2倍になったようなもんでしょ?
しかも投げつけたのが自分のターンなら、おかわり焼却者のコストが減るって言うね。
そう、おかわりできちゃう、伝説じゃない、2体並ぶと誘発も2回、偉すぎる。
カタコトみたいになっちゃったけど。
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以上、新カードをメインにしたデッキ案でした!
M21発売は2020/7/3です!はよ!!
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