[Modern] モダホラ2の赤想起が強い! – URデルバー

皆さんこんばんは、モダホラ2がぶち込まれた環境で如何お過ごしでしょうか?
現在モダン以下の環境で遊んでいるほぼ全てのプレイヤーが、手探り状態で様々なカードを試して楽しんでいる事でしょう。
単純に強化されたデッキ、テコ入れで復活したデッキ、完全に新しいアーキタイプのデッキ、エターナル環境のアーキタイプをモダンで再現したデッキ。
現在モダン環境は、良くも悪くも一番アツいフォーマットである事は間違いないでしょう!
かく言う私もクソデッキ案を3つぐらい平行して考えていて、もう「これだけで何日遊べるん?」と言った状況。
んでまぁ、訳の分からん電波デッキを構築している時ぐらい、まともなデッキで遊ぶに限ると言う事で、王道を行くフェアデッキを組んで遊んでおります。
メイン (60)
ゴリゴリの正統派クロック・パーミッションですね。
つい最近まで全然見かけなかったと言うか、URカラーは殆ど《果敢/Prowess》でウェイウェイしているので、ここはあえてデルバーで遊ぼうじゃないかと。
モダホラ2とストリクスヘイヴンで、強力な新カードを手に入れたからってのもあるんだけどね!
それらの新カードの使い心地を中心に、新しいURデルバーを見て行きましょう!
激情/Fury
おススメ度:★★★★☆
モダホラ2からの強化カードその1、赤いピッチ想起でクリーチャーかプレインズウォーカーに4点を好きに割り振れるクリーチャー。
注目のカードでこれ超強いでしょ!ってふんすふんすしていて、予約販売で1,780円で2枚購入していたのですが、なんか今見たら700~800円で売られてますね…。
いや、でもね?実戦で使ってみなってお話で。
この記事のサムネにもしているけど、無茶苦茶強いよこのカード。
現在、メタゲームが固まっていないとは言え《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》が《カルドラの完成体/Kaldra Compleat》を手に入れた事により、以前よりワンランク上の理不尽ゲーを押し付ける事が出来るようになりました。
同時に異常なヘイト性能を持つ《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》も手に入れてるから、デスタクがTier1に上がってこない理由を探す方が難しい状況。
非クリーチャー呪文への軽量ヘイト生物であるエスパーの歩哨、そして定番の《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》と言う非情ムーブを、赤想起の激情くんがものの見事に返してくれます。
なんなら2点割り振りが余るから「石鍛冶もついでに焼いてしまえ!」とかも可能。
実際に対デスタクで使ってみたら毎ゲームぶっ刺さりまくりで、まさに獅子奮迅のご活躍でした。
今使ってるリストは「赤が薄い」上に、クリーチャーカウント増やし過ぎるとデルバーが仕事しなくなるのでメインに2枚しか入っていないけど、こんなに安いなら今のうちに2枚買い足してサイドに2枚挿すまであると思います。
なんと言っても《否定の力/Force of Negation》に引っかからないピッチ除去なんて代えが効かないからね、なんでこんなに評価低いんだろ?w
緻密/Subtlety
おススメ度:★★★☆☆
モダホラ2からの強化カードその2、青いピッチ想起でクリーチャー呪文かプレインズウォーカー呪文をライブラリへ戻す(※トップかボトムはオーナーが決める)クリーチャー。
打ち消しでは無いので、打ち消されない呪文や《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由のクリーチャー呪文も弾けるのがポイント。
ただし、実際に使ってみて一番強く思った事は疑似カウンターではなく、
3/3飛行がフラッシュ出来ること自体が強い
でした。
これを実感したのは先制攻撃持ちのサリアが突っ込んできた所を、緻密氏のフラッシュ素出しで一方取った時。
いつもなら瞬唱でブロックしても一方取られるから、通さざるを得ないってなってた所に「新たな選択肢が生まれた」のは大きな意味を持ちます。
突っ込んでくる側も躊躇するからね、これはデカいよ。
ただ、想起で撃つと確実にアド損するから沢山入れるのはキツいなって思いました。
激情氏と同じ理由でクリーチャーカウントあまり増やしたくないなってのもあるけど、URデルバーとはそこまで相性が良い感じはしなかったかな。
対抗呪文/Counterspell
おススメ度:★★★★★
モダホラ2からの強化カードその3、打ち消せない呪文でない限りどんな呪文も2マナでカウンター、正直これが使いたくて青いデッキを組んだまである。
エターナル環境ではあまり使われていないそうですが、モダン環境なら最強のカウンター呪文と言っても過言では無いでしょう。
一時はモダン環境のトップを走っていたデルバー系のデッキが、急に鳴りを潜めて行った原因はいくつかあるのでしょうが、その一つは間違いなく「カウンター呪文が弱かった」からだと思っています。(※カウンター呪文が強力なエターナル環境では未だにトップクラスのアーキタイプですしね!)
つまり2マナの万能打ち消し呪文が来たなら、
モダンのデルバー系デッキも息を吹き返すんじゃね?
って感じで4枚フル搭載した次第。
感想はまぁ、カンスぺが弱い訳ないよねw
カードタイプに縛られず、相手にどれだけ浮きマナが有ろうとも、打ち消されないと書かれていない限りは問答無用でカウンター。
実家のような安心感を堪能できました。
構築段階で気をつけたのは《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》でカンスぺを使いまわすため、URデルバーにしては土地を多めにした所です。
素早い青ダブルの確保と、相手が息切れを始める辺りで青3+1マナが出るぐらいのマナベースをイメージ。
これでトップデッキによるちゃぶ台返しを咎める事が出来て、本当に気持ちよく押し切る事が出来ていました。
表現の反復/Expressive Iteration
おススメ度:★★★★☆
最後はストリクスヘイヴンからの強化カード、2マナで3枚見て1枚ボトム、1枚手札、1枚は追放してそのターン中はプレイ可能。
ダブシンがアレだけど、通れば3枚ライブラリを掘りながらアドが取れる非常に強力な呪文です。
素の《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》では使いまわせないため、最初は2枚しか入れてなかったのだけど、あまりにも使いやすいので3枚に増量しました。
なお、この呪文はセットランド権を残して唱えられる「3ターン目以降」に唱える事を推奨します。
URデルバーはこれからのモダンでやれそう?
モダホラ2のリリース前後を通して使っているけど、割と良いんじゃないかなって手ごたえがあります。
カンスぺは勿論そうなんだけど、今の環境はバウンス呪文が強いなって思うんです。
赤いカードではほぼ対処不可能なカルドラの完成体は勿論、息を吹き返しつつある親和デッキ、まだ頭角は現していないけどそのうち来るであろうリアニメイトなどに、ことごとくバウンスが刺さります。
そして、大量に搭載している非クリーチャー呪文を妨害され、更にマナ拘束を仕掛けてくるデスタクはまさに天敵でしたが、激情氏による薙ぎ払いでこれを解決できるようになったのも追い風。
元々ファンが多いデッキだし、これからのモダン環境でのURデルバーはかなりアリなんじゃなかろうか。
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以上、新環境でのURデルバーの感想でした。
クロパって上手くハマってる時の気持ちよさが異常だから、使ったこと無い人は是非試してみて欲しいですね!
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