[Modern] 格安デッキで遊ぼう(※土地以外) – ドロー・ドレイク
みなさんこんにちは、牡蠣に当たってここ数日トイレ・シャトルランを強いられていた管理人です。
とりあえず今は回復しているので、今年最後の新デッキを紹介したいと思います。
何度か書いていますが、この年末は「出費を最低限に抑えてデッキ作って遊ぼう」みたいなユルイ縛りでモダンを楽しんでおりまして、前回の<液鋼スカイダイバー>と、前々回の<ジェスカイ・フェニックス>は、基本的に買い足しせずにデッキを構築しました。
しかし今回はついに、真紅の契りの新カードを解禁する事にしました!
新カードと言っても、買い足したと言うより不笑のソリン様を買うついでに「注目のカード」をいくつか一緒にカートに突っ込んでいたから、早速使ってみた的なアレです。
何度か一人回しを挟みながら、あれこれ調整を経てリストが完成。
新カードが多いとストレージから探すカードが少なくて、非常に楽ですね!(整理しないとマズイ)
メイン (60)
内容的には、真紅の契りの注目カードで紹介していた《嵐追いのドレイク/Stormchaser Drake》と《ケッシグの炎吹き/Kessig Flamebreather》をキーカードにしたアグロ(?)デッキなんですが、なんとこのリスト、土地以外のカードが全てアンコモン以下なんですよ!
狙って組んだ訳じゃ無くて、調整していったら自然とこうなってたんですよね。
これは…どうなんだろう。
カードプールがエターナルなパウパーならまだしも、禁止カード含めてモダンのカードプールでレア無し構築って、カードパワー的に考えたら相当低いって事でしょ?
まだ実戦に持ち込んでいないけど、少しだけ「クソデッキなのでは?」と思っていたりする。
いや、実際に対人戦で使ってみなきゃわかんないよね。
逆にこのデッキがそれなりに戦えるぐらい強ければ、盛大にドヤれるだろうし!
なので今回はカードのレアリティと参考金額も書きつつ、中身を紹介して行きます。
クリーチャーについて
このデッキ内のカードは土地と稲妻を除くと、ざっくり「クリーチャー」と「クリーチャー強化」の2種類で構成されています。
つまりクリーチャーが居ないと何もできません、ただの豚です。
だから必ずクリーチャーをキープする必要があるため、4枚ずつ計12枚のスロットをクリーチャーに割く事にしました。
これで60枚のライブラリから7枚引いて、クリーチャーが1枚以上含まれている確率は、
演算結果
240,000回の試行結果
194,085回の該当
約80.87%の確率
※誤差考慮77.8%~83.95%の範囲
キープ率80%超えなら十分ですね!
採用したクリーチャーは以下の3種類、全て数十円のカードとなっております。
嵐追いのドレイク(アンコモン:30円)
真紅の契りの注目カードで紹介した2マナ2/1のフライヤー、自分のコントロールしている呪文で対象に取ってあげると1ドローさせてくれます。
と言う訳で、英雄的デッキや感染デッキみたいな「単一クリーチャー強化呪文モリモリの構成」にする所から、このデッキの構築が始まりました。
このゲームは沢山カードを引いたら強いので、こいつの能力で沢山カードを引いてやろうと言う作戦です。
これ系のデッキを組む理由になるカードと出会う瞬間が、一番楽しかったりしますね!(妄想が捗る)
ケッシグの炎吹き(コモン:10円)
こちらも真紅の契りの注目カードで紹介したカード、2マナ1/3で非クリーチャー呪文を唱えるたびに各対戦相手に1点のダメージを飛ばします。
クリーチャー強化呪文モリモリと言う事は、非クリーチャー呪文を沢山唱えると言う事なので、つまりそう言う事です。
もはやコイツは突っ立っているだけで凶器なのですが、後述のコンボを織り交ぜる事で「絶対に放置出来ないレベル」のドローエンジンと化します。
スプライトのドラゴン(アンコモン:80円)
元は上記2種類のクリーチャー8枚体制でしたが、
- マリガン率高すぎ問題
- 除去られるとキツすぎ問題
以上2点の理由から、3種類目を追加する事にしました。
非クリーチャー呪文を沢山撃つので、速槍みたいな果敢クリーチャーで良いかなとも思いましたが、回避能力に加えて「+1/+1カウンターで強化が永続的」であるスプライトのドラゴンが、このデッキ的には一番良いように思いました。
呪文について
前述の通り最低限の除去である稲妻を除くと「クリーチャー強化」を担当するのがこれらの呪文です。
内訳的には「攻撃」と「防御」と「アドバンテージ」の3種類に分かれていて、それぞれバランスよく8枚:8枚:8枚にしています。
勿論全て「非クリーチャー呪文」で「対象を取る呪文」となっているので、3種類全てのクリーチャーとシナジーを形成します。
攻撃担当
- 祖先の怒り(コモン:10円)
- 厚鱗化(アンコモン:80円)
先祖の怒りはこれまた真紅の契りの新カード、パワー修正はともかくトランプル付与とキャントリップが素で付いているのが素晴らしい。
厚鱗化はモダホラ1のカード、感染デッキのお供と言う印象が強いけど、攻撃が通るなら1マナ6点火力みたいなもんなので普通のデッキでも当然強い。
防御担当
- 顕在的防御(アンコモン:30円)
- 蛇皮のヴェール(アンコモン:10円)
どちらのカードも対象のクリーチャーに呪禁を与えてパンプする系の呪文、デッキの構造上クリーチャーが居なくなると何も出来なくなるので、この辺のカードでどうにか守ってあげましょう。
立ち回りで気を付けるべき点は、なるべく緑が1浮いた状態でターンを進めていく事。
それだけで牽制出来るので、相手はかなり嫌だと思います。
現モダン環境では例のサルこと、ラガ○バンの存在が「1マナ除去を入れないのは甘え」みたいな状況を作り出しているため、2ターン目にフルタップしてクリーチャー召還と言うムーブはリスキーと考えるのが良いでしょう。
アドバンテージ担当
- 好奇心(アンコモン:30円)
- 鋭い感覚(アンコモン:30円)
エンチャントしたクリーチャーに「対戦相手にダメージを与えると1ドロー」と言う効果を付与するオーラ。
元祖が好奇心で、鋭い感覚は次元の混乱により緑にシフトした同一性能のカードで色以外は全く同じ効果を持ちます。
オーラは「対象を取る呪文」とルールで定められているのでドレイクの能力はちゃんと誘発するし、フライヤーとダメージ誘発は相性がとても良い。
しかしこのオーラの本命は、ケッシグの炎吹きの所で触れた「コンボ」にあります。
具体的には、このオーラを貼り付けた炎吹きが突っ立っていると
全ての非クリーチャー呪文が1点ダメージ&キャントリップのオマケ付きになる
とか言う、バグみたいな状態になります。
たまらず除去を飛ばして来た相手に「スタックで顕在的防御」とか言って「あっこれでまたケッシグが誘発したので1点と1ドロー解決しても良いですか?」とか言っちゃったりして、リアルファイトに発展しないよう気を付ける必要があるでしょう。
なお、試作品では好奇心ではなく+1/+1修正付きの《執着的探訪/Curious Obsession》を採用していましたが、
- 攻撃しないと執着的探訪が生け贄に。
- ドロー誘発が戦闘ダメージのみ。
と言う事で相性が悪く、調整により好奇心に変更となっています。
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以上、結果的に土地以外レア無し構築になってしまった2021年最後のデッキリスト紹介でした。
今年は仕事納めまでこのデッキで遊びたいと思います!(あと4戦ぐらいしかないけどw)
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