[Modern] 法と秩序を押し付けろ – ラヴィニア待機

まぁなんだ、プレビュー段階の前評判では「青いパス」だとか言われて騒がれていたのに、フタを開けてみればみんなアンコモンの《虹色の終焉/Prismatic Ending》に夢中になってしまって、すっかり200円以下のレアに成り下がってしまった《待機/Suspend》を使ってみようじゃないかと。

別に弱い呪文では無いと思うんだけど「フルパワーを引き出すには専用構築が必要なんじゃないか?」って思ったので、こんなリストを作ってみた。

<ラヴィニア待機/Lavinia Suspend>

このデッキは性質上、待機状態のカードが沢山発生するはずなので、多めにダイスを用意しておこう。

 


戦略について

このデッキは相手のクリーチャーや呪文を「待機状態」にし、待機が明けた時にその呪文を自動で打ち消すギミックを駆使して戦場をコントロール、隙を見つけてはチクチクと小突き続ける事で勝利を目指す。

このデッキのアイデンティティを保つために集結したカードは、考察すべき「強いか弱いか」の論点を「ウザいかウザくないか」にすり替えるレベルのメンドクサイ系カードがズラリと並ぶ事となった。

 

待機/Suspend

まずは今回の主役、出てしまったクリーチャーを「待機2状態」にしてしまう風変わりなカード。

アップキープで待機が明けた呪文は「マナを支払わずに唱える」事が強要される仕様なので、それを上手く使ってみようじゃないかと言った感じ。

時間カウンターが減るタイミングが「コントローラーのアップキープ」なので、出来るだけ相手ターンのメインフェイズ以降に当てるのが吉。

なお、このフワァーッとなってるアートが印象的で、個人的にイラストアドが高い。

 

アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade

もう1枚のコンセプトカード、コントロールしている土地の枚数以上の非クリーチャー呪文を唱えられなくする常在型能力と、マナを支払わずに唱えた呪文を打ち消す誘発型能力を持つ伝説のヘイトベア。

法と秩序を順守する真面目キャラのくせに、効果は対戦相手だけと言うインチキくさいカード。

先述の通り待機が明けた呪文はマナを支払わないので、ラヴィニア嬢の誘発型能力によって打ち消されますよってギミック。

ピッチスペルが飛び交うエターナル環境では定番のカードですが、モダン環境も少しずつそれに近づきつつあるので、今後活躍の機会が増えるかも知んない。

 

遅延/Delay

デッキ名を冠するにしては「待機4枚だけじゃ弱い」と思ったので、追加で似たようなカードを探したものの、相手のパーマネントを「待機状態にする」なんて言う変なカードは存在しなかったので、このカウンター呪文をチョイスしました。

カウンター呪文なので出てしまったものは触れないけど、カウンターに成功すると「待機3状態」にする事が出来るので、相手のカウンター呪文をカウンターすればデメリット無し、そうでなくても最低3ターンの時間稼ぎが出来るのはまぁまぁ強いかも知れない。(※その間にラヴィニア嬢とか着地させれば消せるし。)

正直な話をすると、同じコストなら《マナ漏出/Mana Leak》や、キャントリップ付きの《差し戻し/Remand》の方が良い気がしてならないが、わざわざコレを組むためだけに4枚購入したので意地でも活躍させたいと思う。

なお、待機では無いけどやりたい事は出来るカードとして《風への放流/Release to the Wind》があるのですが、色濃く漂う「コレジャナイ感」が凄かったので採用には至らず。

 

翻弄する魔道士/Meddling Mage

続いて追加のラヴィニア、場に出る時に土地ではないカード名を1つ選んで、それを唱えられなくする大迷惑なクリーチャー。

元々モダホラ2の《虚空の鏡/Void Mirror》を検討していましたが、アレは「条件が揃っていないと何もしない」のでこちらに軍配。

待機や遅延でフワァーッとさせた呪文の名前を指定してやっても良いし、来るのが分かっているカウンターや除去呪文の名前を指定しても良いなど柔軟性が高い。

何より手足が生えているので、クロックを刻めるのがエライ。

このデッキではハンデスと合わせたカンニングが出来ないから、そこはちょっとマイナスポイントか。

 

時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler

ラヴィニアが伝説のクリーチャーなので場に1体しか出れないため、待機明けの直前に除去されると隙が生じてしまいます。

そこで2段構えを可能とするため「待機呪文そのものを否定する」悪名高き3テフェを採用。

待機呪文どころか「あらゆるカウンター呪文まで否定する」ため実質ラヴィニアの上位互換、言わばネオ・ラヴィニアと言った所か。

一時期親の顔より見る機会が多かったので、そのウザさ強さは説明するまでも無いだろう。

 


テクニックについて

待機は自分のクリーチャーに撃つことも出来るため、クリーチャーに向いた除去を回避したり、若干ラグってでも再利用したいETB能力を使い回したりと言う動きが出来る。

Wikiにも書かれているが、モダホラ2の《孤独/Solitude》《悲嘆/Grief》なんかとも相性が良い。(※想起で唱えて生け贄スタックで待機させる。)

相手からすると「2ターン後に〇〇される」のが見えているため、行動に制限がかかってテンポダウンは免れないだろう。

 

以上、待機状態にする能力を頑張って活かしてみたいデッキの紹介でした。

実戦はまだですが、多分4ターン目には《至高の評決/Supreme Verdict》がメインに入っていない事に発狂してる未来が視えてます。(あかんがな)

この記事を書いていて気付いたのですが、意図的に待機状態を作り出しそれを咎める構成になっているので、カスケードクラッシュやリビングエンドなどの「続唱デッキ」全般にメインから有利を取れるのは美味しい気がします。

他には大暴れしているモンキー系のデッキが、宝物でブーストして非クリーチャー呪文を唱えようとしても、ラヴィニアの常在型能力に引っかかる可能性があるとか。

メタゲーム外から攻めると言う観点から見ると、中々良いデッキに思えてきました。

勝てるかどうかは知らんけど。

 


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theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

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