[Modern] 泥棒スカイダイバーで復刻、令和のカウンターハンマー

かつて《カウンターハンマー/Counter Hammer》と言う、《ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan》をエンドカードに据えた青赤のパーミッションデッキが存在しました。
存在したと言うより、幾度となく対戦するハメになるぐらい流行っていました。
戦略はひたすら盤面をコントロールし続けて、捌き切ったら相手のエンド時にハンマーを手札に戻して、メインで投げつけて、次のターンはカウンター構え、何もなければまた相手のエンド時に戻して…2ターンに1度3点ずつ死ぬまで延々と削ると言う「真綿で首を絞めるようなデッキ」で、非常にネチッこい印象しか残っていません。
当時まだ中学生だった私は顔を真っ赤にしていましたが、大人になった今ならこのデッキのアジが十分に理解出来ます。
と言う訳で、ゼンディカーの夜明けで参戦する新カード、《泥棒スカイダイバー/Thieving Skydiver》を使って、昭和のマジック(=平成初期)を復刻しようと思います。
ボガーダンハンマーを投げ捨て、手にしたのはコロッサスハンマー。
<令和のカウンターハンマー/Counter Hammer of REIWA>
メイン (60)
土地
24枚
クリーチャー
9枚
現代マジックのコントロールカラーである白青へ大胆イメチェンしての登場です。
カウンターして除去してハンマーで殴る
このデッキは相手をコントロールしつつ、隙あらば《巨像の鎚/Colossus Hammer》を装備したクリーチャーでぶん殴る事で勝利を目指します。
拷問の如き挙動であったボガーダンハンマーと違って、相手が2発で絶命するので「カイシャク」ってイメージになりそうですね!
私も含め一部のロマン砲ファンの間で流行ったシガルダハンマーとは異なり、パーミッション要素がモリモリなので「十分な数の装備品」が入っておりません。
何かと強い《シガルダの助け/Sigarda’s Aid》は同じく採用しますが、色々とフォローしてくれた《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》は残念ながら不採用。
こうなると既に出てしまっているハンマーを装備するのが著しく困難になるため、代用カードとして白羽の矢が立ったのが新登場の泥棒スカイダイバーって訳です。
自分のアーティファクトも対象にとれるみたいなので、キッカーX=1で唱えてハンマーを対象に取ればあら不思議。
3マナ12/11のクリーチャーに大変身です!(胡散臭ぇ)
いやしかし、名前…w
泥棒スカイダイバーて
エキサイト翻訳かな?
シガルダの助けがもたらすシナジー
装備やオーラをインスタントタイミングで唱えられるようになり、装備品ならそのまま装備しちゃっておk。
ちょっと何言ってるのか分からんぐらい凄い事が書いてます。
例えば泥棒スカイダイバーは元々は飛行を持っていますので、おもむろに出して、アタックして、通った所でインスタント化したハンマーを持たせる事が出来ます。
他にもこのデッキは青白コントロールがベースなので、当然例のポルトガル人が入っています。
エンド時に《瞬速/Flash》で出して除去とかをフラッシュバック、ブロッカーをどけた次のターンに殴り掛かって、通ればハンマー!(12点)的な動きも期待できる。
更には《天界の列柱/Celestial Colonnade》がイチバン胡散臭くて、飛んでる上に警戒付きで殴り掛かり、通ったら自らをタップして出した1マナでハンマー!(14点)
最早詐欺である。
サーチ呪文について
シガルダハンマーでは、ハンマーともう一枚のエンドカードである《きらきらするすべて/All That Glitters》をサーチするため、サーチには《武器庫の開放/Open the Armory》が採用されていました。
こちらではオーラは使わないため、装備品しかサーチ出来ない代わりに1マナ軽い《鋼打ちの贈り物/Steelshaper’s Gift》が理想的だと思われます。
ただ、これ地味に高いんですよね…。
朧宮とか至高の評決とか、新作デッキ3つ分の新カードも予約注文しちゃったから予算オーバーなんだよね(知らんがな)
仕方なくサーチは不採用でリスト組んだ訳ですが、序盤~中盤はひたすらコントロールするんだったら「4枚積みのカードは1枚ぐらい引くんじゃね?」って思いまして、ざっくりと6ターン目までに引く確率を算出してみました。
- 先行でドロースペル無し:約63.45%の確率
- 後攻でドロースペル無し:約66.49%の確率
- 先攻で2回フェッチ起動:約64.9%の確率
- 後攻で2回フェッチ起動:約67.93%の確率
なんか、うん。
実際にはドロースペルとかプレインズウォーカーがカード引くし、コントロールに専念してたら「サーチするまでも無くね?」ってレベルな気がする。
なるべく、そうであって欲しい。
影槍かなーやっぱw
《影槍/Shadowspear》を考察した時に「装備しなくてもコントロールデッキがその辺に転がしておくだけで強いんじゃね?」って書いたので、2枚ほど採用してみる事にしました。
1マナ起動でコントロールメタ能力の《呪禁/Hexproof》と《破壊不能/Indestructible》を無効化出来るんだから、普通に強いよね?
至高の評決で「破壊されませーんw」とか、パスで「対象にとれませーんw」とかを咎めちゃうよね。
しかもハンマーの弱点である「チャンプブロックで時間稼ぎされる」ってところも、影槍を装備する事で《トランプル/Trample》と《絆魂/Lifelink》が付いちゃうからね、咎めちゃうよね。
影槍の強いとこ全部出ちゃうよね?(盲信)
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以上、新カードが届き次第作成する新作デッキの第2弾でした!
最初は+1が魅力的な新ナヒリも使ってみようとジェスカイカラーにしてましたが、装備品が少なすぎるので小マイナスが弱いなって事で2色にしました。
も少しコントロール寄りにしたいけど、最近打ち消されない呪文が増えてるからどうなんだろう。
至高の評決頼りみたいなとこあるから、ドロースペルを増やすか灯争ナーセットを採用してみるかなど、調整の余地が沢山ある(=いっぱい遊べる)デッキになる予定です。
令和のカウンターハンマー、完全に言うたもん勝ちのデッキ名ですね。
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コメント一覧
ええデッキやん
ありがとうございます!
パーツも揃っているので、そのうち組んで実戦してこようと思います。
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