[Modern] 狂乱吸血鬼/Vampire Frenzy
なんか忙しくて遊べない!
皆さんこんばんは、新基幹システムの導入で調整やら出張やらに手一杯でMTGに全然触れていない管理人です(※今週も半分ぐらい出張。)
超ストレス溜まるやんコレ…。
エルドレインでフューチャーされまくってる騎士達を、モダンならではの外道な使い方で相手を倒すデッキを作成しているのに全然進まない。
対戦する時間さえもほぼ取れてないんだけど、少ないチャンスに手ぶらと言う選択肢は無いと鶴瓶師匠も言ってたので、買い足ししなくても調整出来るデッキを使う事にしました。
以前当サイトでシリーズ連載していた吸血鬼デッキ、コイツをブラッシュアップです。
最近あまり見かけないけど、5色人間のような強いデッキを倒すのはストレス発散には持ってこいなのです!
ちなみに元ネタはコチラ。
最終回で一応の完成を迎えて、電子情報の海で電波デッキを応援するナイスサイト、紙束MTGの管理人さんに、凄くそれっぽい感じで紹介してもらったので未読の方は是非!
https://kamitabamtg.com/2019/08/07/frenzy_vampire/
紙束MTGの管理人Landa氏もコメントしてくれていますが、これはあくまで廉価バージョン。
もう少し予算を追加すればもっと強く出来るよねって事で調整したのがこちらになります。
メイン (60)
まぁ結局そこまで高額なカードは使わなかったんだけど、元々のコンセプトである「5色人間ガンメタ」は引き続き継続しつつも、多少は他のデッキにも対応力を持たせてみました。
1マナ域は14枚
アグロデッキなので1マナのクリーチャーは多く採用したい。
調整し始めて、最初は14枚の1マナクリーチャーを搭載していましたが、これはすぐに間違いだと分かりました。
理由は2ターン目に《翻弄する魔道士/Meddling Mage》で《傲慢な血王、ソリン/Sorin, Imperious Bloodlord》を指定して来ると言う状況、除去が薄いとコレだけで身動きが取りづらくなり、デッキパワーが半減してしまいます。
身内メタ的な話になりますが、対戦相手が1ターン目の吸血鬼を見るや否や「ノールックでM20ソリンを指定」されました(ヒドイ)
まぁ初見の相手であっても2本目以降は同じ状況になると思われるので手を打たないと。
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このデッキのあらゆるカードとシナジーを持つ最強カードは紛れもなくM20ソリン様で、これの着地を何よりも優先したい。
しかし、翻弄1枚で簡単に封殺されてしまうようではお話になりません。
そうなるとやはりハンデスで先に抜いてしまうか、除去で退かせるか。
セオリーとしては黒使いのご挨拶「1マナのハンデススタート」なのですが、手札覗いたら翻弄を2枚引かれていて結局指定されて止まったと言う裏目がありました。
ここで状況を整理すると、
- 3ターン目に最速でM20ソリン様を着地させたい
- 初手におば賛美を出そうが薬瓶を出そうが翻弄はどうやっても2ターン目以降にしか着地出来ない
それなら相手のエンド時に「指定している翻弄を焼けば次のターンはソリン様が着地出来る」と言う事になる。
2ターン目のサリアも2マナ有れば1マナ除去で焼けるので、3ターン目に着地出来ませんでした!って事にはならないでしょう。
てな訳で、ここでは裏目を引く可能性が少ない除去を優先してみようと思います。
採用するのは無難にプッシュと稲妻、これらを2ー2で散らして、《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter》で手札を見てから指定しないと50%の確率で裏目を引くって仕掛けも入れておこう。
相手が先攻の3ターン目に2枚目の翻弄出して来たらゴメンナサイで。
残りの10枚は全て1マナのクリーチャー、元々入っていた《流城の貴族/Stromkirk Noble》は止まると何もしないと言う理由から差し替えるべきだと思っていたので、ちょうど良い機会になりました。
1ターン目に貴族、2ターン目にロード置いて殴りかかると言う動きは非常に嫌らしいのですが、超えられないサイズに着地されると凄く弱いのです。
まず試したのはモダンホライゾンの《変わり身ののけ者/Changeling Outcast》、相手のブロックを常にこじ開け続けると言う意味では非常に強力なクリーチャーだと思ったのですが、追い詰められている時にトップして「こいつブロック出来ないじゃん!」と憤死したので印象が悪くなりました。
相手の展開の方が早い時とかも弱いし、イマイチ感強かった。
次に試したのは《傲慢な新生子/Insolent Neonate》、ドレッジとかで使われる使い捨てルーティングの吸血鬼です。
これがね、コレだったか!と思いました(語彙力)
このデッキの潤滑油である《臓物の予見者/Viscera Seer》は、戦闘面では全然強く無くて採用枚数を抑えざるを得ない問題がありました。
しかし減らし過ぎると狂乱モードで引っかかりまくって気持ち良くなれないし、とても難しい。
それを全部解決した上に、新たなルートまで作ってくれたのがコイツだった訳ですよ!
- サイズが小さいながらも威迫は2体以上のブロッカーを強要するため、ソリン様の+1で接死を持つと1:2交換を要求出来る。
- 狂乱モードでは手札の土地とかはどうせ使えないから、気軽に捨ててライブラリトップで引っかかっているカードを退かせてチェーン続行。
- 狂乱モードでマナが足りなくてトップの吸血鬼が唱えられない時には、コイツでドローしてソリン様で手札からシュート。
占術では実現出来なかった新たな攻め口を見事に開拓する事が出来ました、こりゃ強いぞ。
2マナ域は10枚
アグロデッキなので2ターン目に取れる行動も非常に重要なのですが、《恐血鬼/Bloodghast》が増えただけであまり代わり映えしていません。
ソリン様と除去を握っているなら、最初の2ターン目は構えることの方が多いだろうしね。
- 軍団の副官:貴重な2マナロード、踏み倒し条件も満たしており全てにおいてこのデッキにマッチしている超重要クリーチャー。
- 恐血鬼:上陸による自動リアニのおかげで除去に強かったり、気軽にサクれたりとシナジーが多い上に、相手のライフが10を切ると速攻を持つため、上陸からの奇襲で最後の一押しをねじ込んだりと活躍が期待される。
- 終止:言わずと知れた強力なクリーチャー除去呪文、プレインズウォーカーも見れる戦慄掘りも好きなんだけど、実験の狂乱を使うデッキのためインスタントである必要があった。
こんな感じで、デッキの動きをサポートするカードで構成されています。
遂に4枚手に入れた恐血鬼は色拘束がキツイと言う弱点があって実際出しにくいのですが、生け贄で回り始めたらアド取りまくりなので上手く使いたい所です。
3マナ域は7枚
モダン環境における3ターン目は逢魔時と言えます。
何故なら3マナ域からは「明確な脅威」となるカードが一気に増えるからです。
- 流城の隊長:着地すると全ての吸血鬼が+1/+1の修正を受けると共に先制攻撃を持つと言う非常に強力なロード、色々と接死を付与できるデッキなのでとても噛み合いが良い。
- 傲慢な血王、ソリン:我らがソリン様がM20でなんと3マナまで軽くなり、能力も何やら超強力になって帰ってきてくれましたので、その絶大なお力をお借りしようと思います。
隊長がホントに強くて、着地しちゃえば「攻めても守っても強くなる」ので地上はほぼ制圧したような物です。
2枚目以降は先制攻撃部分が無駄になってただのロードにしかならないので3枚にしていますが、4枚でも良いのかなぁとか悩むぐらい強いイチオシの吸血鬼です。
そしてM20ソリン様!踏み倒し能力を悪用したモロフォンシュートのパッケージとして5色スリヴァーなどで試されているようですが、他部族で使用すると
- モロフォンを発射する
- +1/+1カウンターを置く
これだけしか仕事が出来ません(※十分強いけど)
しかし、このデッキではなんと!
- デッキ内のクリーチャーは全て発射可能
- デッキ内のクリーチャーは全て+1/+1カウンターを置くとオマケでターン終了時まで接死と魂絆が付く
- デッキ内のクリーチャーは全て稲妻のらせんになる
ヒューッ!
これが弱いとは言わせない、ソリン様最高です!!
まだ改良の余地あり
サイドボードはメタ次第ではありますが、相変わらずチャリスのX=1がお葬式だったので置物対策は色々入れています。
その他にも吸血鬼でありながらチャリスと同時にプレインズウォーカーや、見たことない変なカウンターを置くパーマネントなどをケア出来る様に《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》を4枚積むなど多少の色気を持たせつつ遊んでおりますが、コントロール系とあたった時、サイド後に起こるであろう「リセットを連打される」をケアする何かが欲しい所ですねぇ。
エルドレインの《永遠の大釜/The Cauldron of Eternity》とかワンチャンあるかな?って思ってるんですが、狂乱使うしタイミングが難しいよねーって。
懐かしの《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》とか、先置き出来て凄い強そうなんだけど…強すぎたのか後継カードは軒並み1回きりの効果に調整されちゃってますね。
何か良いカードは無いものか。
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