[Modern] 白黒トークン – エルドレインのカードを試す

さて、今大注目されている新セット「エルドレインの王権」のカードを使ったデッキ…と言うより、既存デッキに新カード入れて使い心地を身をもって理解しようと言う趣旨で何個かやって行こうと思います!

既存デッキと言う事でフォーマットはモダン、ベースにするデッキは色々候補があったのですが…最近ソリン様を使ってなかったので白黒トークンを組んでみました。

 

最近のモダン環境では、同一部族を並べるとサイドから《疫病を仕組むもの/Plague Engineer》が出てきてドヤってくるのでトークンの種類を意図的に散らし、リセット耐性も付けるため継続的にトークンを生成出来るパーマネントを沢山採用したミッドレンジ風に仕上げてみました。

デッキリストはこちら
<白黒トークン ver.1/WB Token>

このリストで6戦ほどこなして来たので、どんな感じになったかを見ていきましょう。

 


対スゥルタイ忍者戦

正直メインの相性はかなり悪いと言うか、絶望的と言って良い程なので相手の事故をお祈りするゲームになります。

  • コジレックの審問
  • 思考囲い
  • 暗殺者の戦利品
  • 致命的な一押し
  • 否定の力
  • 氷牙のコアトル
  • 瞬唱の魔道士

とにかくドローと使用済みスペルの使い回しが激しい相手なので、この辺りをひたすら連打されます。

コレをやられてキツくないデッキ自体が殆ど無いんだろうけど、とにかく何もさせて貰えず延々とアドバーテージの塊をぶつけられ続けます(白目)

こうなっちゃう原因はやっぱり3マナ以降にしか強いアクションが無いから、序盤のハンデスと除去が瞬唱で再び回り出すタイミングに丁度重なってしまうからかなーと。

さぁ反撃するぞ!の時点で手札も盤面も既にズタボロになってるワケです。

 

印象的だったのはトロフィーが土地も触れるせいで、秘匿ランドでカードを追放する時はいかにポーカーフェイスを保つかなどのスキルを要求してくるのがかなり斬新でしたw

私は顔に出ると言うか、めくれ方がヒドイとすぐに笑ってしまうタイプなので「対戦中は常にニヤニヤしておく」と言う逆転の発想で何とか感情を隠し続ける事に成功しました。

上手く行ってたのかは知らないけど、皆さんも真似して良いですよ()

 

逆にサイド後は《神聖の力線/Leyline of Sanctity》とメタ的な理由で入れている《倦怠の宝珠/Torpor Orb》を出して、序盤のハンデスとCIP能力のアドバンテージ源を断つ事で相手の戦略を根本から否定、大幅な減速に成功します。

ロンドンマリガン、最高やな!

序盤さえしのげばコチラのペース、ミッドレンジならではのパワーカード連打が楽しめるので、オラオラタイムの始まりです!

相手が捌き切れなくなった盤面、たまらんよなぁ?(悦)

 

後ほど紹介しますが、ピン挿しの新カード《静寂をもたらすもの/Hushbringer》が序盤の砦となって大活躍したマッチがありました。

すぐ除去られるサイズなんだけど、相手はコアトルと忍者と瞬唱で鬼のようにアドバンテージを取ってくるデッキなので、コイツは1枚でその3枚全てを睨めるベストカードって感じ。

  • 瞬唱のCIP能力が誘発しなくなる
  • コアトルの1ドローも誘発しなくなる
  • コアトルをブロック(相打ち)出来るので忍術を起動できない(=回収もできない)

2マナのクリーチャーで2ターン分テンポ取れたし、コスパ良し。

なんか飛んでるし魂絆ついてるし刺さる相手にはとことん刺さるトガった性能、良いね気に入った。

新メカニズムの《出来事/Adventure》は、システム的に強いから《残忍な騎士/Murderous Rider》を試してましたが、構えるにはちょっと重いなーって感は否めないものの、ハンデスの効かない領域に手札をストック出来ると考えるとやっぱ強いと思う。

取り敢えず今回のデッキリストは重たさが目立ったので、全体的にもう少しダイエットしたら使っていて楽しい系のデッキになりそうなので今後に期待。

ソリン様を自然に採用できるのも超高ポイントですし(信者)

 

それではここからは新カード交えて、所感や解説などを。

 


エルドレインの新顔

まずは今回の主役、新カードから紹介しましょう!

まだシングルまとめ買い出来ていないので枚数が少ないのですが、使い勝手が良ければ増量する方向で行きます。

 

アーデンベイル城/Castle Ardenvale

土地枠にはレア土地サイクルの白を採用してみました。

このデッキは初手に絶対ハンデスを撃ちたいのに、2マナ以降は白が絶対に欲しくて、出来る限り3ターン目には白のトリプルが欲しいと言う我儘なマナ要求をしてきます。

なので白黒ショックランドを3枚とそれを引っ張ってこれるフェッチを4枚、とにかく平地タイプは一目散に戦場に出てくるようにしているため、この土地は多くの状況でアンタップインするハズです。

ただ、実質5マナ起動ってのは重過ぎて起動のチャンスは一度もありませんでした。

土地の起動型能力は止めにくいし、グダった時は継続的にアド取れるから強いとは思う。

 

石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent

なんか単純に強いし、バリスタ的な無色の入れやすさを感じるので1枚入れてみた。

意外な所で「あ!」みたいな事があって面白いカードです、プッシュで気軽に除去られるけど、トロフィーとかコアトルは止まるみたいな。

後半にトップして、単純にデカく出しちゃえば到達とトランプルはかなり厄介な能力だと思います。

 

静寂をもたらすもの/Hushbringer

先に少し触れましたが、こいつはポテンシャル高いと思ってるし、今後メタ次第では下でもサイドで使われだすと思います。

クリーチャーが戦場に出ることで誘発する能力を止めるのは《倦怠の宝珠/Torpor Orb》《トカートリの儀仗兵/Tocatli Honor Guard》がありますが、死亡する事で誘発する能力もまとめて面倒見れるのは非常に画期的。

スタン環境(=勿論Arenaでも)で強力とされている、かまど猫ちゃん系デッキやファイアーズ系デッキの騎兵には特にブッ刺さる(※騎兵が場に出ても死んでも何も誘発しないため)ので、メタゲーム的にかなり強力な妨害カードだと言えます。

下なら代表的な所で《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》みたいな、やべえPIG能力持ちの処理が超ラクチンになるとか、アリストクラッツ系のデッキをまとめて機能不全にしたり、5色人間のようなメインに除去が入っていないデッキは最悪2ターン目で詰むなどなど、中々広範囲をカバーできる可能性があるのはアツイよね!

取り合えず1/2飛行で魂絆持ちなので、相手の1/1を止めれるし、メイン採用もあり得るってのも良いよね(ベタ褒め)

 

残忍な騎士/Murderous Rider

基本的に除去呪文として使うんだけど、状況によっては出来事を経由せずクリーチャーとして出せるのは凄い事だと思う。

使ってみて気付いたんだけど、こいつクリーチャーで死んだらライブラリに戻るのね(無知)

シャッフル手段の多い下環境だと、シンプルにカサ増しになるのが良いですね。

 

王権のための結集/Rally for the Throne

定番の《急報/Raise the Alarm》より1マナ重くなったが、新メカニズムの《一徹/Adamant》を持った亜種。

《幽体の行列/Spectral Procession》を使うデッキだし白のトリプルぐらい出るんじゃね?と思って採用してみましたが、「ライフ回復しなくていいから1マナ軽くしてくれ」って思いました。

つまり急報で良いと思うw

 


モダンホライゾンのカード

比較的新しいモダホラのカード紹介もしておきましょう。

 

無声開拓地/Silent Clearing

白黒のキャノピーランド、モダホラと言えばこの土地ですね。

マナを出す度にダメージを受けますが、それより白黒と言うドロー手段が乏しい色の組み合わせのデッキだからこそ、喉から手が出るほど欲しい一枚。

 

金切るときの声/Battle Screech

パウパーかなんかで話題になったトークン生成カード、疫病対策でトークンの種類を散らすために採用してみました。

結論から言うと素撃ちが重かった…なんらかの方法で捨てられれば、幽体の行列から一気に3マナでトークンの5体生成みたいな夢があるんだけどなぁ。

ヴェリアナとかと併用するデッキなら凄い強そう。

 

慈悲深きセラ/Serra the Benevolent

なんかウルザばっかり目立ってて、セラの名前は全然見ないので使ってみました。

散らしているとは言え、主力は勿論飛行持ちのトークンなので小プラス能力はそれなりに噛み合います。

真面目ソリン様と違いタフも上がるのは評価出来ますが、ターン終了時までなので「相手がアタックするのを躊躇う」状況に出来ないのが少し弱く感じました。

ただ小マイナスの天使トークンはマジで強かったです、コスト以外セラ天と全く同じだしねw

奥義はまだ使った事無いですが、アーデンベイル城の機動型能力を常に立てておく事が出来れば、かなり不死身に近い状態になるのでチャンスが有れば狙ってみたいです。

 

Modern

Posted by theuri