[Modern] 遺跡ガニでエンジン8枚体制、エイト・クラブ爆誕!

現在絶賛プレリ中のゼンディカーの夜明けに《面晶体のカニ/Hedron Crab》のリメイク版である《遺跡ガニ/Ruin Crab》が新録されます。
コレすなわちライブラリ破壊エンジン8枚体制が可能になった訳で、だったらもうLOデッキ組むしか無いよね!(純心)
と言う訳で今回は「ライブラリ・アウトデッキ」で遊ぼうと思います。
私は新カードの遺跡ガニを4枚200円で予約していて、書庫の罠も少し前にそこそこ安く買えていたので「今回のデッキは安く済みそうだ!」と完全に油断していました。
しかしどうでしょう?
安定した毎ターン上陸を可能とする今回のキーカードの1枚である《雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds》がとんでもない値段になっておりまして、結局それなりの出費となりました(白目)
ちょっと前までは2,000円もしなかったのにw
さぁ歯を食いしばってリストの紹介、雛形はこんな感じ。
メイン (60)
さっそく相手のライブラリを吹き飛ばす構築内容を見ていこう。
カニの基本
とにかくカニを出して土地を置いていく訳ですが、このデッキにはクリーチャーがカニしか入っていないため、必然的に「除去が全部向いてくる」事になります。
ただし複数枚出ている状態になると、土地のセットだけで凄まじい枚数の《切削/Mill》を行う、文字通りエンジンとして機能します。
何体のカニが並ぶかは手札と相手次第ですが、2体並んでるだけでもフェッチセットからの起動で12枚、3枚並んでいれば18枚。
ライブラリの初期枚数が60ー7の53枚であることを考えると、伊達にデッキ名を冠している訳じゃないって事が分かりますね!
クラブ・ヴァインを使ったり、見た事が有れば察していただけると思いますが、4枚のカニだと3枚並ぶ事なんてほぼなくて、2枚ならたまに並ぶかな?程度でした。
しかしデッキの中に8枚もカニが入っていれば、3枚並びだって十分現実的なのです。
令和のバンチューを強く使える
遺跡ガニがまだ手元に無いのでサムネにした書庫の罠、そして相手のライブラリを切削しながらドロー出来る思考掃き、そして2種類のカニ。
コレらが全部4枚ずつ入った相手のライブラリを削る事に特化したこのデッキだからこそ、常に強いカードが存在します。
それは令和のバンチューと呼び声高い《対称な対応/Scheming Symmetry》です、何故か激安価格で投げ売りされてるけど!
ちょっと前にオブやん使うぜ!と息巻いて対称な対応を使ったのですが、上手く使いこなす事が出来ませんでした。
上手く行かなかった理由は、思考掃きや廃墟の地と併せて使わないと「致命的なカードを先に相手に引かれる」と言う点にありました(まんまか)
しかし噛み合えばバンチューなんだから当然強い訳で、噛み合う条件は「お互いサーチ後に相手のデッキトップを削るかシャッフル」する事。
つまりこのデッキなら常に噛み合ってるようなもんだから、
常に強い
と言う図式が成り立つ。
さて、その強力なカードを使って何をサーチしてくるかですが…引けば勝ちみたいなカードは無いので状況に応じてカウンターや除去、明らかにヤバいのが墓地に落ちていたらサージカル系、カニが沢山出ているなら朧宮を持って来て出し入れするのが良いかなと思います。
能動的に書庫の罠の条件を満たせるのも見逃せないポイントだね!
その他ギミック
そもそもの話になりますが、基本的にライブラリ破壊(※特に呪文を唱える)行為は自分がアド損するだけのアクションとなります。
相手の手札が減る訳でもなければ、盤面に影響を与える訳でもなし。
つまりライブラリ・アウト戦略を取るなら、何らかのシナジーを駆使して行かないと「ひたすらアド損行動を繰り返して負ける」と言うことになります。
ここではこのデッキに仕込んだ様々なシナジーを紹介していきます。
サージカル系
相手のライブラリを削り、墓地に落ちたカードにヤバいカードを《外科的摘出/Surgical Extraction》で引っこ抜く定番のムーブ、4積みしていれば実質3枚切削がオマケで付いてくる。
これの利点は「抜けば勝ちのコンボパーツ」や「速やかにライフをゼロにしてくるクロック」や「こちらの行動を著しく阻害してくる呪文」などを、予めゲームから除外してしてしまえる点。
サージカルを撃つタイミングは相手ターンのドローステップの直後、メイン1前が最適です。
このタイミングで撃つ事で、相手の今引きも含めた手札確認ができる上に、指定したカードがその中にあればハンデスのような効果も得る事ができます。
そして相手のターンに撃つと言う事は「青フォースがピッチコストで撃てない」と言うことでもあるので、カウンターされづらいと言う利点も。
言うてアンタップステップの後なので、呪文貫きや払拭などの軽量カウンターには引っかかり安くなってしまうので、私のリストでは《根絶/Extirpate》と2枚ずつ散らしてあります。
最近流行りの《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》系とか相手にすると、このデッキの攻撃を利用される上に、間違いなく青い(=カウンターがある)ので、根絶で確実に抜くと言うのがポイントになってくるのかなと。
後はドレッジを始めとする「墓地利用デッキ」に対しては、サージカル系の呪文がないと秒で殺されちゃうので、メイン4枚は必須だと思います。
朧宮と剥奪
自らの起動型能力で手札に戻る伝説の土地の朧宮、唱える時に土地を一枚手札に戻す確定カウンターの剥奪、これらは何度も上陸を誘発させたいこのデッキにベストマッチします。
朧宮はとにかくお手軽に出し入れ出来る上に、土地であるがゆえの妨害されづらさが安定性をもたらしてくれます。
そして剥奪は定番の《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》とのコンボで、切削しながら確定カウンターを無限に使い回しと言う、結婚まであるレベルの相性の良さが売りです。
引けば勝ちじゃないけど、確実に勝利への一歩を進めていけるナイスカードなので、どちらも令和のバンチューから引っ張ってくる候補筆頭かなと。
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以上、カードが届き次第組み上げる予定のリストでした!
カニを使う予定がある方はぜひ参考にしてみてください、令和のバンチューは絶対強い自信がありますから(フラグ)
サイドボードはまだ考え中ですが、エムラくんのようなライブラリ修復してくる相手にサージカルを当てれないと負けるよなぁと。
黒力線入れちゃうと、ディスシナジーになる呪文が沢山あるからごっそりチェンジしないといけないし…。
考える事が多くて楽しいわ(ビルドジャンキー)
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