[Pioneer] グリクシス・クロクサ/Grixis Kroxa

テーロス還魂記のプレリリースが始まりました、この時期は現地組のTwitter眺めてるのが楽しいです。

私はいつもながら一般発売日までお預けなのですが、そこは文明の力を用いて入手前にデッキを妄想する、コレがもはや通例になっています。

 

と言う事で、新カードの赤黒タイタンこと《死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death’s Hunger》ちゃん!

もうとにかく待ちきれなくて、コイツを使ったパイオニアのデッキを組んだので紹介したいと思います。

<グリクシス・クロクサ/Grixis Kroxa>

繰り返しクロクサを戦場に出す事で相手のハンドとライフを攻めつつ、相手のクリーチャーは黒の単体除去で素早くお掃除。

道をこじ開けたら、骨太パンチを数発ぶち込んで勝ち!みたいなコントロール風味のデッキ。

問題点があるとすれば1/24の発売日までクロクサが手元に届かない事かな(悶絶)

 


戦略について

ハンデスと除去で敵のリソースを削り取り、高打点パンチを数発ぶちかまして勝利を目指します。

今回のキーカードであるクロクサの能力をしつこく誘発させる事で、土地だろうがなんだろうが全てハンデスの餌食にする事が出来ます。

如何なる脅威も「プレイできなければただの紙に過ぎない」という事を教えてやりましょう!

 

グリクシスカラーを採用したので、クロクサを使い回したり《脱出/Escape》のコストを踏み倒す手段は以下の3つとなります。

詳しくは以前書いたこの記事を参照されたし。

[テーロス還魂記] 死の飢えのタイタン、クロクサ

これだけでそれなりな運用が出来ると踏んでいたのですが、Twitterのフォロワーさんのツイートを見て度肝を抜かれました。

うり「これは凄すぎるw」

クロクサのCIP能力がスタックに乗ったら、生け贄に捧げる方の能力を解決する前に《領事府の弩級艦/Consulate Dreadnought》に搭乗しちゃえばコストピッタリ乗り逃げ出来るよねってお話。

よくこんな機体見つけたなぁと、ただただ感心するばかりなワケですが、スタンの頃に大暴れしていた赤黒機体をベースにクロクサの運用考えていたとの事(色的にもベースに向いてそう)

私はその当時、王神副陽を使って《発明の天使/Angel of Invention》を釣り上げる事に夢中になっていたので「機体に乗せる」と言う発想が全くなくて、どうにかして「墓地から釣る」事ばかり考えていた訳ですw

 

もちろん私は双方の良いとこどりを慣行し、結果的に強力なシナジーを発見する事になりました。

形は違えど、同時期のスタンで対立していたアーキタイプが融合して、新たなアーキタイプが生まれるかもしれないってのが男の子のアツい部分を刺激する展開です。

 

クロクサ素出し→弩級艦乗り逃げ

2マナの行動で「ハンデス+3点の可能性」に過ぎなかったアクションも、弩級艦が出ていれば7/11がオマケで走っていくと言う凶悪ムーブに。

初手弩級艦ならなんと2ターン目に7点パンチが走って行く事が可能、この悪夢のような光景には怖い夢愛好家のアショクさんも苦笑いです。

 

立身リアニ→弩級艦乗り逃げ

クロクサが墓地にいれば「ハンデス+3点の可能性+7点パンチが1マナアクション」と言う、まさに破格としか言いようが無い壊れムーブ。

パイオニア環境にこんなクレイジーな1マナアクションは他に無い!

立身を使った後の余波で、出したばかりの弩級艦に速攻を付けたりも出来るので、物凄く相性が良い組み合わせだと思っています。

 

クロクサ→物語の終わり

脱出を踏み倒すギミックには召喚酔いと言う弱点がありましたが、弩級艦があれば問題も解決。

無駄なく7点パンチを繰り出しながら「弩級艦とタイタン、どっちを処理する?」と言う対応を迫る事が可能。

タイタンは脱出があるから弩級艦を処理したいけど、タイタンが墓地にいると後々のラザーヴや立身に繋げられるから…みたいなヒドイ選択肢しかないのが売りです。

この召喚酔いを克服するテクニックは機体使いの間ではお馴染みのようですが、何せ走って行く機体がデカすぎるw

何より伝説のタイタンが出てきて、物語の終わりを迎えると言うのはフレーバー的にもドラマティックで素敵ですね!

 

上記のテクニックを駆使しつつも、しっかりハンデスやラザーヴみたいな奇襲カードで臨機応変に戦っていきます。

勿論正規ルートの脱出も忘れないようにね、タイタンシリーズは戦場に定着した方が遥かに強いから!

とにかくフォロワーさんのナイスツイートにより「2〜3回小突けば人が死んでしまうパンチのオマケ」が追加される事になり、かなり本格的なデッキに近づいたのではないかと思います(感謝!)

このとんでもない組み合わせは「クロクサ弩級/Kroxan Dreadnoughtクロクザン・ドレッドノートと呼ぶ事にしようと思う、なんか「弩級ってドレッドノート級って意味だよ」って戦艦オタの友人が言ってた気がするけど、ホントだったのね。

 


紛争との相性

モダン環境に比べ、フェッチランドが使えないパイオニアでは少し扱いにくい《致命的な一押し/Fatal Push》、これがクロクサの簡単に死ぬスペランカーみたいな体質と凄く噛み合っているので、ガッツリ4枚採用となっております。

要は基本的に勝手に死ぬので、能動的に紛争を達成できるよねって。

紛争プッシュで4コスト以下が触れるなら、序盤から中盤に出てくるクリーチャーは大体どける事が出来ます。

加えてクロクサが戦場に出てくるたびにハンデスが誘発するので、手札に抱えている重たいクリーチャーは出てくる前にポイポイの刑です。

かと言って悠長に土地を伸ばそうとしても「6〜7点のパンチ+土地も捨てれるハンデス+3点の可能性」が飛んでくる訳だから、相手はなんとかせねば死ぬという状況になるんじゃなかろうか。

 


青白コンに有利?

これは机上の理論ですが、先攻だと青白コンみたいなデッキには悪い夢を見ていただけるんじゃないかと存じ上げます。

  1. 初手は土地置いて弩級艦、これは必ず通る。
  2. 次のターン、クロクサ唱えてハンデス解決、生け贄に捧げる前に弩級艦に乗り逃げ、弩級艦でアタック。

1はパイオニア環境に0マナで撃てるカウンター呪文が無いので、確定着地です。(※相手が先攻なら儀礼的拒否とか呪文貫きが間に合う。)

返しの後手1ターン目(=土地1枚)に取れる行動かつ青白コンだと《断片化/Fragmentize》ぐらいしか回答が無いような気がする。

続いて2の状況、返しで弩級艦を割れていない場合の相手は1マナ構えた状態になっているはず。

これまたパイオニア環境に1マナで撃てる有色クリーチャーをカウンター出来る呪文が無いので、クロクサも確定着地~乗り逃げまでが確定。(※相手が先攻なら本質の散乱とかが間に合う。)

そして走ってきた弩級艦に対して「青白コンが取れる1マナの行動って有るの?」って思いました、普通の青白コンって《送還/Unsummon》とか積んでないよね。

 

黒ならプッシュでいとも簡単に捌けるけど、2ターン目に火力系呪文でタフ11はまず無理だから、色んなデッキに対して驚異的なムーブになりそうですね。

とにかく「環境が固まれば固まる程強くなる」青白コンと言うアーキタイプに有利が取れると言うのは、デッキの強みになるのかなと思います。

 


サイドボードについて

まずは墓地対策を何とかする事。

赤黒タイタンは墓地経由しないと正規ルートではガチの使い捨てになっちゃうので、強さが半減してしまいます。

しかし脱出踏み倒し用にメインから投入している物語の終わりは、実は墓地対策をかわす用途にも使えるため、警戒すべきは実質以下の2枚となる。

 

墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage

常在型能力は打ち消せないのでどかす必要有り、加えて1マナ呪文なのでバウンスはあまり意味無し。

スカされても2点クロックになる《エンバレスの盾割り/Embereth Shieldbreaker》で事足りるような気がしますが、《力ずく/By Force》とかも候補になってくるのかな、アーティファクトが多いなら複数交換の可能性があるのは魅力的。

ゆうて他のアーティファクトや土地での「誘発型能力」「起動型能力」による墓地対策には物語の終わりがぶっ刺さるので、そこまで警戒しなくて良いと思う。

 

虚空の力線/Leyline of the Void

コレはマズいですよ!

グリクシスカラーはアーティファクトを触れてもエンチャントは触れない!

ってな悩みを解決してくれる新カード《ファリカの献杯/Pharika’s Libation》をドーンと4枚採用しています。

このカードについての考察はこちらの記事で細かくやってみましたので、未読の方は是非ご覧ください。

[テーロス還魂記] ファリカの献杯

確定では無いとは言え、やはり黒単色でエンチャントに触ってしまうのはドキドキしますね。

実にイケナイ気持ちになります。

 

攻城化改造/Siege Modification

最後にメインにも一枚忍ばせているオシャレ枠、それの増量用。

これはもう漂流自我とかでクロクサを全部抜かれたとか、なんかよく分からん事をされてデッキが機能不全になった時の突破口。

雑に弩級艦に張り付けて10/11先制攻撃でぶん殴る、相手は死ぬ。

 

以上、机上の理論だけで構築されたクロクサデッキ第一弾です。

シミュレートしてる感じだとマナベースに不安が残るものの、動き的には割とクレイジーで面白そう。

序盤にクロクサを連続で叩きつけて「相手のキープしたハンドをめちゃくちゃに出来るかどうか」で勝率が大きく変わると思われます。

キーカードが「機体」「普段は墓地で死んでるヤツ」の組み合わせだから、トップデッキした1枚のカードで両方を処理するのは難しそうだしね!

theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

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