[Pioneer] 蛇オゾリス/Winding Ozolith

久々にパイオニアデッキのエントリーです!

今回は新セット「イコリア」の伝説のアーティファクトである《オゾリス/The Ozolith》が面白そうだね!って事で、早速使ってみる事にしました。

これクリーチャーに乗っかるカウンターならなんでもOKだから、かなり遊べるおもちゃになりそう。

相方候補は色々あったのですが、まずはシナジーが最も濃いと感じた組み合わせ主軸に試してみようと思う。

試作品のリストはコチラ。

<蛇オゾリス/Winding Ozolith>

早速デッキの構成を見ていきましょう!

 


オゾリスの嫁

この新たなアーティファクトを眺めていると、ある事に気付いた。

こいつ既婚者だ

カウンター、クリーチャー、アーティファクト、この3つの要素全てに影響するカードを連想すると、否応無しにあの女の影がチラつきます。

そう、カラデシュ時期のスタンで一世を風靡した《巻きつき蛇/Winding Constrictor》です。

メスかどうかは知らんけど、オゾリスと蛇のシナジーはこんな感じ。

 

状況:2マナしか出ないがオゾリスと蛇は出ている。

このようにマナスクリューしていても、凄い勢いでクリーチャーが膨らむ事が分かる。

コレほどに相性の良いカードは無いのではないか?と思った次第。

故に巻きつき蛇が本妻に違いない(短絡的思考)

 

カウンターをわちゃわちゃするデッキと言えば、1マナで除去されにくい《硬化した鱗/Hardened Scales》が優先されますが、オゾリスへのカウンター移動時には効果を発揮しないので、今回は追加の蛇と言うポジションになるかな。

 


ハンガーバックを投げつける

とにかくオゾリスにカウンターを乗せるためには、カウンターが乗っかっているクリーチャーをコントロールする必要がある。

なので、自然とカウンターが乗っかって場に出るXコストのクリーチャーを使う所までは確定。

1体は参考画像に挙げた《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》が良いハズだ、トランプルを持っているからデカくすればそれだけで大ダメージを叩き込む事が出来る。

流石に4枚では安定しないので、他のXコストのクリーチャーを眺めていたら凄い組み合わせを発見した。

 

それは、ハンガーバックこと《搭載歩行機械/Hangarback Walker》

なんとコイツは死んだ時の誘発型能力でトークンをばら撒いて、さらにオゾリスにカウンターを乗せる事が出来る、まさに一粒で2度美味しい系男子!

 

状況:さっきと同じく2マナしか出ないがオゾリスと蛇が出ている。

後続が居なくても、生成した飛行クロックにカウンターを移せば打点アップ、そいつが除去されたとしても今度はオゾリスにまたプラス1されたカウンターが乗る。

相手からすれば、まさに負のスパイラルと言えるよね!

 

なお、ハンガーバックを任意のタイミングで死亡させるためによく使われる《致命的な一押し/Fatal Push》は除去も兼ねていて非常に良い選択ですが、どうせなら相手に投げつけてみると言う手段も併用したい。

例えば相手のデカブツへのチャンプブロック、からの(1)タップで太らせる、からの《投げ飛ばし/Fling》

インスタントタイミングだから何らかの厄介な対象をフィズらせたりも出来て、一気にライフを詰められるのは強力です。

上記の例で出した最後のシーンのハンガーバックを投げつければ

  • 6点ダメージ
  • 6体の飛行機械トークン
  • オゾリスに7個の+1/+1カウンターを貯金

6点顔面の後に飛行クロックも残せて、その飛行クロックに蛇効果で+1/+1カウンターが8個も乗るって考えると、多少の噛み合いを要求されるのは仕方ない強さだと思います。

 


補足

最後に軽くリストに入れたカードの意図など。

庁舎の歩哨:バリスタをコレでもかと弱くした下位互換ですが、5色出るなら墓地から手札に回収出来るのは地味にありがたそう。

ドスン:追加の投げ飛ばし、インスタントでなくても良い場面では1マナの軽さが光る。

採取+最終:クリーチャー少ないので採取はかなりありがたいし、最終は最悪自軍を巻き込んでもオゾリスが必ず膨らみながらのリセットになり得るのが噛み合っています。

硬化した鱗:追加の巻きつき蛇、ゆうてこのカードは強い。

 

後はハンデスと除去を適当に入れてみましたが、一人回ししてみた感じだと「肝心な時に赤マナが出ねえ」ってケースがボチボチあった印象が割と強め。

やはりパイオニアのマナベースは難しいですねぇ。

 

以上、新カードを使ったデッキ案でした!

とにかく除去されても後続に託して行くというのは、イコリア次元って感じで楽しそうです。

色々可能性を感じる楽しいアーティファクトで、今後も期待ですw

 


あとがき

最初はアゾールの雄弁家の牛歩カウンターを一気に増やして特殊勝利を狙う「牛歩コントロール」を組んでみたんです。

雄弁家を出す時の隙が大き過ぎる上に、雄弁家とオゾリスの両方を守るのが困難と言う中々のクソデッキに仕上がったので、なかったことにしました。

Pioneer

Posted by theuri