[モダン戦略] 続唱リビングエンドを攻略する – URデルバー編
ご無沙汰しております、電波デッキ構築スランプ?な管理人です。
もうね、作ってはお蔵入り、作ってはお蔵入りを続けていて、心がヘシ折れています。
と言うのもここ1カ月ぐらい、ずっと「4Cオムナス」と「続唱リビエン」と言う、Tier1クラス(※2022年6月時点)のデッキとヘビロテで対戦しており、こやつらは流石としか言いようがないレベルで強力かつ安定したゲーム展開になるため、
スタンの新カードで電波デッキ作ったやでww
みたいなノリでは勝てるはずもなく、文字通り手も足も出ないと言った状況。
管理人程度の構築レベルだと、新カードを軸にしたデッキでは最早どうにもならんと確信した(軽くトラウマになってきた)ので、一旦新カードは脇にどけて、定番のアーキタイプなどを駆使した攻略記事を連載しようと思う。
メイン (60)
と言う訳で「困ったら取り合えずコレ」ってな具合でクロパの大本命を持ち出すも、色々足りてないやつ。
勘の良い読者諸君ならお気づきだろう、その高すぎるカードパワー故にシングル価格も高すぎる《敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer》と《濁浪の執政/Murktide Regent》は所持していない懐事情に。
しかしMTGの世界には「デルバーレスデルバー」や「親和入り親和」と言った、伝統を重んじる(?)謎のネーミング文化があるので、このデッキは実質「ラガバンレスラガバン」と言える(言えない)のだ。
それでは、最新の続唱リビエンについて掘り下げた「対デッキ戦略記事」を始めていきましょう!
そもそもの相性
無理ゲー度:★★★☆☆
管理人感想:少なくとも有利ではないが、勝てなくはない。
内容
続唱リビエンはリストによるが、デッキ内に《死せる生/Living End》が2~3枚入っている。
クロパの強みの1つは「カウンター呪文を使える」事だから、この2~3枚を処理しながらクロックを刻んで行けば、勝機は十分に有ると言う事になる。
逆に言うとクロパの弱みは「クロック細い」事だから、1回でもリビエンが通ってしまって場と墓地が入れ替わるとほぼ詰みと言う事になる。(※パワー3の飛行と稲妻では抜けないクリーチャーが複数出て来るので詰む。)
対処方法
今回のリストはメタゲームを意識して、ハンマータイムや続唱(サイの方も含む)にイージーウィンを許さないために《呪文貫き/Spell Pierce》をメインから採用しているので相性は多少改善されているハズだが、実際は不十分だったりする。
と言うのも、こちらのターンに《暴力的な突発/Violent Outburst》で続唱を誘発されると、捲れたリビエンに当てに行った呪文貫きに、嬉々として《否定の力/Force of Negation》をピッチコストで当て返しに来るからだ。
つまり相手が突発と否定の力(とピッチコスト用の青いカード)を持っている場合、自分が後攻の2ターン目のアップキープに仕掛けられると「青2マナ分の土地と呪文貫き2枚が手札に無いと確定で通される」事になる。
何が何やら分からないが、実際に相手が3ターン目でこんな盤面を作って来たのは事実。
逆転の可能性はゼロなので、ネクストゲームの準備をするしかない。
悲嘆によるハンデス
やるせない度:★★★★☆
管理人感想:どうしようもないし、戻ってきた時に解決策を抜かれるので詰みやすい。
内容
ネオ神河がリリースされる前から強力だったムーブで、《悲嘆/Grief》を「ピッチコストで唱えてハンデス」はハンドアドバンテージを失う代わりに、カウンターや墓地対策カードなどの妨害手段を引っこ抜く事でリビエンが通る確率を上げて来る強力な一手。
しかし結果的にリビエンが通れば、墓地から悲嘆が戻って来てもう一度ハンデスが誘発し、差し引き2:2の等価交換となって「実質ノーカン」となる。
更に付け加えるなら、ソーサリータイミングでしか撃てない全体除去などを盤面を作ると同時に抜かれるので、とてもやるせない。
対処方法
現モダン環境では、初手のクリーチャー呪文(の出た時誘発)とサイクリングはほぼ干渉不可能なため、こんな感じで初手島出してそのままサイクリング構えながら妨害を仕掛ける2アクションが「ほぼ確定で通る」ため、儀式的なものとして見守る事となる。
サイド後であればゲーム開始前に《虚空の力線/Leyline of the Void》を置く事で間に合うが、メインだと自分が先攻の時のみ《マナの税収/Mana Tithe》を構える事で、悲嘆そのものをカウンターする事は一応可能だったりする。
ゆうて「マナの税収使ってるヤツおる?」ってお話になってくるので、実質的にはほぼ干渉不可能なためアキラメロンと言うしかない。
超厚かましい借り手
エルドレイン度:★★★★★
管理人感想:リビエン視点だと完全に借り手の上位互換、度肝を抜かれるレベルで強かった。
内容
続唱リビエンが続唱サイを押しのけて上位Tierになった理由の一つは、なんと言ってもネオ神河で追加された新しい魂力カード達による所が大きいと思う。
魂力と言えば緑と青の土地が有名だが、リビエン的には《巨大な空亀/Colossal Skyturtle》の獲得が超強化につながったと見ている。
こいつは2つの魂力能力を持っており、一つは(2)(緑)で墓地のカードを1枚回収出来るため、相手の妨害によりリビエンが不発に終わっても、暴力的な突発や断片無き工作員を墓地から戻して、もう一発ねじ込む事が可能。
もう一つは(1)(青)で対象のクリーチャーをバウンス、一見《厚かましい借り手/Brazen Borrower》の下位互換に見えるが、ことリビエンで使う場合はそんな事はない。
管理人のデッキなら変身したデルバーを戻されたり、石鍛冶デッキならカルドラコンプリートを対処したり、変身デッキ相手なら3テフェを無視して、さらにエムラくんのプロテクション(有色の呪文)すらも無視してバウンスしたりと、異様な高性能っぷりを発揮する。
驚くべきことに、上記の能力を使うと自動的に墓地に落ちるので、
6/5飛行、護法(2)
リビエンが通るとコレが戻ってきてめちゃくちゃされる。
対処方法
魂力は起動型能力なので普通のカウンター呪文では打ち消せず、手札にあれば特に指定が無い限りインスタントタイミングで起動する事が出来る。
それだけでも既に強いのに、リビエンでバケモノになって戻って来るのがマジでヤバくて、一旦場に出てしまうと管理人のURデルバーではホントにどうしようも無かったです。
リビエンの他にも目を向けるなら、割とマジで《物語の終わり/Tale’s End》は「メイン採用あるのでは?」とか考えたりする。
魂力は勿論、フェッチ打ち消したり、出た時誘発や伝説の呪文とかも打ち消せるのは割と真面目に強い気がするんだけど、どうだろうか?
素出しビートダウン
意外と強い度:★★★☆☆
管理人感想:4/4/4飛行は普通に強いな?
内容
サイド戦でレリックを2枚引けて、ひたすらに相手の墓地を追放し続けており、正直な所「もろたで工藤!!」と内心ほくそ笑んでいた試合がありました。
相手はずっとサイクリングして、ひたすら土地を並べて、惜しげもなくリビエンをリセットボタンとして使ってくるので、堪えきれずに場が流れてしまいました。
で、気が付いたらなんか負けてたって言う。
イリュージョンかな?
対処方法
大きな敗因は《秘法の管理者/Curator of Mysteries》で、稲妻ぐらいしか除去がないため、コイツ一枚で盤面が止まるって言う。
冷静に考えて4/4/4飛行は「普通に強いな?」って思いましたw
これは単純に、昂揚出来るデッキなのに邪熱を積まない自分が悪いのですが、リビエンのクリーチャーって基本デカいから、素出しされたら「え、どうしたらいいのコレ?」ってなるんだね!
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以上、URデルバーで続唱リビエンとやり合う時の戦略…?
いや、普通にどうしようもない事が多くて戦った感想しか書けていないけど、敗因から見えてくることも有るだろうと言う事で。
そこそこの回数戦った感覚だと、多分このリストだと100回やったら70回は負けるんじゃないかなって思います。
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