[モダン対戦] 液鋼コントロール∞ vs 5色人間

皆さまごきげんよう、破壊の限りを尽くす除去コンで10戦ほど遊んできました。

お相手は久々に5色人間となっておりますが、相変わらず翻弄と反射にハゲ上がるほどイラつかされたり、新戦力として<輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar>と言う強力な3マナの人間が追加されていたりして、とてもエキサイティングな戦いとなりました。

ファクト絶対壊すマンなデッキなので、薬瓶と言う明確な的があるから「流石に有利でしょ」と思っていたけど、いざやってみると結構いい勝負(五分五分)になるのがMTGの面白い所です。

<液鋼コントロール∞ ver.1.1/Liquimetal Control Infinity>

メインボードは変更無しですが、サイドから出て来る《ヴェクの聖別者/Sanctifier en-Vec》に手も足も出ない事が分かったので、こちらはプロテクションを消し去る手段として、パンイチこと《激しい叱責/Dress Down》を入れて対抗する事にしました。

ヴェクのプロテクションに引っかからない緑単色の《基盤砕き/Foundation Breaker》などの《帰化/Naturalize》系で対処しようかとも考えましたが、全クリーチャーを巻き込めるパンイチのが「見れる範囲が広い」と思うし、キャントリップが偉いんだよね。

 


ファクト破壊×激情=クソゲー

液鋼シリーズを起点に破壊の限りを尽くすデッキは、逆に「液鋼シリーズが無いと何も出来ないデッキ」と言い換える事が出来る。

元々《稲妻/Lightning Bolt》4枚でお茶を濁していた「通常除去枠」ですが、追加で採用した《激情/Fury》4枚が、やはりクソゲーレベルで強かったですね…。

ハンドアドバンテージを失うとは言え、赤いカードが豊富なこのデッキでは0マナで4点バラマキつつ準備を進められるため、超えてはならないラインを超えている感が凄いです。

でもこれが無いと勝てなさそうだし、やはりモダホラ2ゲーミングな環境だなぁと。

首尾よくさばいて、液鋼シリーズで相手の盤面をコントロールして、カーンが出ればウィッシュした《殴打頭蓋/Batterskull》でマウント取っていく動きが強力です。

10戦やって、カーンでマウント取っての勝利は3回、無限サヒーリでの勝利が3回。

綺麗に2つのルートで勝利を目指せるので、思っていた以上に良い感じの出来かも知れません。

 


ラクシオールつけてみた

折角の新カードなので、当然「使ってみたい!」と言う欲望を抑えきれず、コンボリーチ状態のサヒーリに装備してみました。

毎ターン大きくなって行くし、殴られて忠誠値が減る事もないし、占術1で群の祭壇やウルサガを探しに行ける!強いじゃん!!

そう思ったのも束の間、やはりクリーチャーはクリーチャーでした。

クリーチャー化した事で反射魔導士にバウンスされ、次のターンはサヒーリが唱えられなくなるので、見事にラグ死しました。

人間って副官絡むと一瞬でデカくなるし、これは上手い事やられた感が強かったですね。

構築段階で気にしていた「腐ってたクリーチャー除去が飛んでくる」ってヤツが、見事に当てハマったかたちになってしまいました。

 

無限サヒーリで勝つ

先に書いた通り、10戦中3戦は無限サヒーリを決めて勝利しました。

理論3キルの可能性は微レ存ですが、構築時に想定した基本通り「除去コンの末に突然勝つ」を体現出来ているので、管理人的には凄く満足しています。

写真を撮り忘れたのですが、とても印象に残ったプレイがありました。

場には忠誠度2のカーンと忠誠度5のサヒーリ、盾割りの本体、起動していない首飾り、そして墓地には古えの遺恨、相手からは分からない情報として「カーンが忠誠度2以上で生還したら群の祭壇をウィッシュで勝ち確」と言う場面。

その盤面で一番放置出来ないエーデリンを首飾り&遺恨フラバで除去して「カーンの忠誠度が1残った状態で生還」と言うのが最善手のように見えました。

しかしウィッシュのラグを嫌って、あえてエーデリンを生存させたままコンバットに入る事で対戦相手の認識を後ろ(次のターン)にズラし、どう考えても盤面が悪くなる人間トークンへの除去で自分の勝ちを前にズラすプレイングを選択しました。

結果的に忠誠度2を死守する事に成功し、ターン貰って予定通り無限コンボで勝利を手にしましたが、何らかの妨害が入っていれば間違いなく負けていたでしょう。

決着を前にズラした管理人と、決着を後ろにズラした対戦相手、ほんの1手差で明暗が分かれた試合でしたが、これがいわゆる「噛み合い」と言うヤツなんでしょうね。

脳汁出まくって、痺れるほど気持ちよかったです!

 

3ターン目にカーンって言う

2ターン目に液鋼の首飾りが出せると、続く3ターン目(3枚目の土地)で《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》を着地させる事が出来ます。

首飾りはカードパワーの関係上、近年は刷られなくなった2マナのマナファクトだから届く境地、流石はモダホラ2と言った所か。

本来4ターン目に出てくるカードが1ターン早く出てくるのは強力で、特に先攻の相手に3ターン目カーンとか言われると、最悪ウィッシュしたカーン(忠誠度3残り)を落とし損ねる事すらあります。

灯争カーンの恐ろしい所は-2能力による「上質なハンドアドバンテージの確定」で、何故か2連発しても忠誠度が1残ると言う壊れっぷり。

更にこのデッキでは、塗膜と組み合わせる事で「毎ターン忠誠度を上げながら0マナでランデス」とか言うバグが発生します。

と、べた褒めしながらこれまでの対戦を振り返ってみると

  • メイン:塗膜4・首飾り3
  • サイド:首飾り1

これ間違ってるね。

  • メイン:塗膜3・首飾り4
  • サイド:塗膜1

多分これが正しいです、カーンから首飾りウィッシュした時にマト・・が無くて「うん??」ってなったのでw

メインに首飾り4の方が3ターン目カーンの確率が高くなるし、着地したらウィッシュで塗膜引っ張って来て、カーンが生還したら土地攻め確定って構造にした方が無駄がなさそうです。

 

以上、液鋼シリーズを使った除去コントロールの紹介でした。

自画自賛はちょっとモヤっとしますが、このデッキは普通に強いと思いますので、是非とも試してみて欲しいです!

 


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Posted by theuri