モダンはおもちゃ箱6 vol.5 – イノベーション!
前回のお話では、実戦を重ね「インティとサイクリングカードは相性がよろしくないのでは?」と言う結論に至った管理人。
ディスカードはしたいけど、サイクリングカードを抜いて、軽い呪文を色々入れ替えまくる、それって《弧光のフェニックス/Arclight Phoenix》ってコト!?みたいな、なんともお粗末なグリクシスカラー化(=青黒赤)が破綻の始まりでした。
- 言うほどディスカードしないデッキだった。
- 知ってたけどパーマネントカードが少なかった。
- インティがフェニックスを追放した。
流石にこれはダメと思い、パーマネントカードを増やそうとしたり、ディスカード手段増やそうとしたらデッキがぐちゃぐちゃに…なるわな、そりゃ。
てな訳で、今回は壊れる前のデッキを使っていて強いと思った要素を残しつつ、それに最適化したカードの入れ替えを検討していくことにします。
デッキを振り返ってみて
実際に対戦をしてみて「何が強かった?」と問われて、真っ先に答えるのは勿論《太陽の執事長、インティ/Inti, Seneschal of the Sun》ですが、同じレベルで強いと思ったのは《迷いし者の魂/Souls of the Lost》です。
残したい要素
この2枚は、さすが「令和のクリーチャー」だなと言う性能で、非常に印象に残っています。
インティは散々褒めたのでもういいとして、迷いし者の魂があまりにも簡単に大きくなるので、こいつ頼りになってしまった試合が何回もありました。
モダン以下の環境はフェッチランド使うから、それだけでもうスタンやパイオニアより強いよねって言う。
それ故に墓地を飛ばされた(=サイズダウン)のが原因で逆転された試合もあるぐらい依存してしまいました。
対戦レポートにも書いた通り、インティとの噛み合いが凄く良かったので、この2枚は残したいなぁと。
無くしたい要素
インティは一度に捨てる枚数が多くても意味がない上に、誘発する衝動的ドローはガチャ要素なので、更に不確定要素が大きい最上級ガチャカードである《燃え立つ調査/Burning Inquiry》を合わせて使うと、ガチャ回しすぎ(=廃課金)になってしまいます。
事あるごとに引っ張り出し続けている大好きなカードですが「強いシナジー」や「特別な理由」、または「自分の運によほどの自信」がない限り、ランダムディスカードは正常なプレイを阻害する要素にしかなりません。
そもそも自分だけアド損するカードなので、今回はここで戦線離脱してもらいましょうね。
そして燃え立つ調査が抜けるという事は…、
我らがアイドルは、この戦いにはついてこれなかったのだ。
アスモラノマルディカダイスティナカルダカール
大失敗に終わった調整で分かったこと、
- しっかりディスカード手段を確保する。
- パーマネントカードをそこそこ入れる。
- 追放した時に唱えるのが困難なキーカードは入れない。
なるべくこの条件に準拠しながら軽量スペルを積むことで、きっと「理想の形になっていくはず」と思ったのも束の間、早くも天啓が降りてきました。
アスモパッケージ
モダン環境には、アド損せずに繰り返しディスカードが可能となる有名なギミックが存在する。
みんな大好きアスモパッケージ!
なんか早くも懐かしく感じる事に恐怖を覚えますが、このパッケージって上記の条件を全部満たしてると思うんです。
しっかりディスカード手段を確保する
楕円競走の無謀者&地獄料理書は、毎ターン「ディスカード」と「タダ飯をゲット」する永久機関の2枚コンボです。
本家では相手のエンド時とか、緊急時に起動してアスモ=キャノンの弾を供給するのですが、インティがいるなら第1メインでとりあえずメシ作りつつ衝動的ドローって動きが非常に強そうに見えます。
土地ならそのままプレイすれば良いし、そうじゃなくても手札から土地を出してそれを唱えるかの検討ができるため、最もアドバンテージを得る確率が高くなるのではないかと。
これだけでも十分凄いのに、なんとタダ飯は迷いし者の魂の追加コストに充てることも出来ます。
凄くない?
パーマネントカードをそこそこ入れる
このパッケージの内容を見てください、全部パーマネントカードです!
以上。
追放した時に唱えるのが困難なキーカードは入れない
アスモがインティに追放される時は「必ずディスカードしている」ため、そのまま1マナで唱えるべし。
地獄料理書はそもそも1マナなので、そのまま唱えるべし。
パッケージの中で、楕円競争の無謀者だけは該当するのですが、こいつは最低1枚でも手札か墓地にあれば OK(2枚あると動きやすい程度)なので、偶然4枚とも衝動的ドローで追放しちゃうってのは中々ないんじゃないかな。
えっ、ないよね?
落魄デッキはどうか
以上の理由から、アスモパッケージはインティ&迷いし者の魂との相性がよいと思われる。(色も合ってるし)
ただ、そのまま組むとアスモフードになっちゃいそうなので、なんとか「新カードを主軸にしたデッキ」にしたいと考えていた矢先。
これ《地獄料理書》で《楕円競争の無謀者》を捨てるたびに《このターンに落魄した/Desecended this turn》を満たしてるくね?
と言う事に気づく。
シングル予約で購入しておいた《溶鉄の崩壊/Molten Collapse》と《鍾乳石の追跡者/Stalactite Stalker》をストレージから引っ張り出して考える。
落魄デッキいけるんじゃね?
—
こうして新しい方向性が決まった訳ですが、もはや原型がどうとかのレベルを超越した再構築が始まりました。
おもちゃ箱に手を突っ込むと、大体こんな感じになるよね!
候補カード過多でリストがまとまっていないのですが、毎ターン何かしら落魄してる気がするので上手くハマればワンチャン。
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