[まとめ] 潜入者、悟 – サンダー・ジャンクションの無法者(加筆修正アリ)

2024年4月19日

皆様こんにちは、2024年4月19日に発売される新セット「サンダー・ジャンクションの無法者」のプレビュー、楽しんでおりますでしょうか。

今回はすでに「ほんとに大丈夫?」みたいなカードが散見されており、同時にスタンのカードパワーでこれだと、モダホラ3は一体どうなっちまうんだと言う恐れを抱きつつも、新カードに思いをはせています。

そう言えば久々にプレビュー中に注目のカードを紹介するのですが、これもう脊髄反射で4枚予約購入してしまったぐらいネタの宝庫なので、まとめ記事と言う形でお届けしますので、是非参考にしてみてください!

 


潜入者、悟

さて、管理人的に今の所は「可能性の塊」と評価している悟くんのカード画像がこちら。

とりあえず基本スペックから順に、能力の解釈や使い方などについて触れていきましょう。

 

基本スペック

ダブルシンボル2マナ 2/3 威迫のボディを持つ人間・忍者・ならず者、そして壊れ気味の誘発型能力を持つ伝説のクリーチャー。

 

誘発型能力

伝説のクリーチャーなのでボディ部分のマナレシオは良好、と言うより並レベル、問題はこの誘発型能力。

潜入者、悟やトークンでもこれでもない1体以上のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、それらのうちいずれも唱えられていないか、それらを唱えるためにマナが支払われていない場合、カード1枚を引く。

冒頭に書いた「ほんとに大丈夫?」の1枚は勿論このカードなのですが、要約すると

自分の場にクリーチャー(非トークン)を唱えずに出すか、マナを支払わずに唱えて出せば1ドロー。

こんな感じ。

例えば《霊気の薬瓶》とか使うと、手札を減らさずにクリーチャーを投げられるって事になります。

注意点は

  • 悟自身が出ても誘発しない。(2024-04-03 修正:悟本人を踏み倒しても誘発します。)
  • 一度に複数のクリーチャーが場に出ても1回分しか誘発しない。

と言う点ですが、制限なく何度でも誘発するので、小分けにして出せば何度でもドローできますよと。

ほんとに大丈夫?

 

2024-04-03 加筆

書いててあまりにも強い、そんなはず無いと思い、管理人が混乱したため誘発の条件に誤りがありました。(※フォロワーさんのご指摘により、原文のテキストを読み直しました。)

正確には以下のような誘発条件となります。

  • 潜入者、悟(本人)
  • 潜入者、悟以外の非トークン・クリーチャー

が唱えずに場に出たか、マナを支払わずに唱えて場に出たら誘発する。

 


誘発条件を満たす能力(効果)

悟の誘発条件を満たす能力について軽くまとめてみましたが、多分もっとあると思います。

 

忍術

手札 ⇒ 戦場

とりあえず悟も忍者なので、最初に書いておきましょう。

《忍術/Ninjutsu》はマナを支払いますが、あくまで起動型能力であって「唱えていない」ので、悟の能力が誘発します。

良く使われるクリーチャーだと《深き刻の忍者》や《月回路のハッカー》などが有名ですね。

 

ブリンク

戦場 ⇒ 追放領域 ⇒ 戦場

悟が居る時に自分のクリーチャーをブリンクするだけで誘発、お手軽簡単です。

この状況にある限り、自分のクリーチャーをブリンク出来るカードや能力全てにキャントリップが付いたような状態になります。

悟の色的にちょっと微妙な気がしますが、ブリンクを使うようなデッキは ETB 能力持ちを沢山入れているだろうから、物凄くアドアドしい事になるはずです。

2024-04-03 加筆

悟本体に飛んできた除去をブリンクで回避すると1ドロー出来るので、アドバンテージが取れます。

 

不死や頑強

戦場 ⇒ 墓地 ⇒ 戦場

ブリンクと違って「対象が死亡する必要がある」ので少し手間ですが、ヨーグモス系のデッキなら素で不死持ちとか入ってるので、何か化学反応があるかも知れない。

ハーフリングで悟を安全に着地出来るのも良さげ。

 

ピッチ想起

手札 ⇒ 戦場 ⇒ 墓地 ⇒ 戦場

ネットでも何度か目にしましたが、悟が出ている状態でモダホラ2の神話エレメンタルのサイクルを《想起》コストで唱えると、条件を満たしているので1ドローします。

悟は豆の木だった?

特に良くないのが《悲嘆》と色が共通しているところで、先述の《不死》や《頑強》系の呪文との合わせ技で更に1ドロー出来てしまいます。

2枚カードを使って、2枚ドローして、自分の場には 4/3 威迫が残って、相手は2枚ハンデス。

明らかに何らかの法に触れているような動きなので、モダンでギリギリ禁止を免れた感のある《悲嘆》も、今度こそお縄になりそうな雰囲気が。

 

リアニメイト

墓地 ⇒ 戦場

不死や頑強で誘発するなら、勿論リアニ系の効果でも誘発します。

悟の色やマナコスト的にも《発掘》などと相性が良く、リアニ呪文にキャントリップが付くと考えると非常にお得。

《戦列への復帰》や《祖先の結集》のような大量リアニメイト呪文でも誘発は1回なので、低コストで何度も1本釣りする方が効率が良さそうですね。

2024-04-03 加筆

悟自身をリアニメイトしても誘発するので、立て直しながらアドバンテージが取れて非常に強力。

伝説のクリーチャーなので《頑強》では釣れないので注意。

 

続唱や発見(2024-04-03 加筆)

フォロワーさんの情報より。

《続唱》や《発見》で唱えた場合もマナコストを支払わないため、悟の誘発条件を満たします。

謎めいた外套(2024-04-03 加筆)

フォロワーさんの情報より。

《偽装》は「裏向きで出す」ため、唱えていないので悟の誘発条件を満たします。

その中でも使いまわしが効くこのカードは、繰り返しアドバンテージを得られる可能性があるため相性が良さそうですね。

カルロフ邸殺人事件の次のセットなので、この辺のシナジーは想定して作られているのだと思います。(結果的に誘発条件がガバガばになってますが)

 

復讐蔦

墓地 ⇒ 戦場

同一ターン内に2回目のクリーチャー呪文を唱えると墓地のヴァインが誘発して場に出るので、悟の誘発条件を満たします。

ブン回りでごっそり戻ってきても1回しか誘発しないのは寂しいですが(2024-04-03 修正:読者さんのご指摘、1枚1枚が別々に誘発してスタックに乗るので戻ってきた枚数分ドロー出来ます。)、久々に《縫い師への供給者》とか使いたい方にはおススメ。

 

ナルコメーバ

ライブラリ ⇒ 墓地 ⇒ 戦場

ライブラリから直接墓地に置かれたら誘発して場に出るので、悟の誘発条件を満たします。

色的にも《異世界の凝視》とかと合わせて使いやすそうなので、実用レベルかも知れない。

 

恐血鬼

墓地 ⇒ 戦場

《上陸》すると墓地から戦場に戻ってくるので、悟の誘発条件を満たします。

これも色的に合っているので、久々に使いたい方は是非。

 

秘蔵の縫合体

墓地 ⇒ 戦場

自分の墓地からクリーチャーが戦場に出たら誘発、縫合体も墓地から戦場に出るので悟の誘発条件を満たします。

複数体が一気に飛び出すことも良くありますが誘発は1回だけ、得してるのに損した気分になりそう。(2024-04-03 修正:読者さんのご指摘、1枚1枚が別々に誘発してスタックに乗るので戻ってきた枚数分ドロー出来ます。)

銀打ちのグール

墓地 ⇒ 戦場

自分のエンドステップまでに3点以上のライフを得ていたら、墓地から戦場に出てくるので悟の誘発条件を満たします。

自身をサクって1ドローする起動型能力もあるので、なんか良さそうに見えますが、ライフゲインどうするん?的な。

こいつも複数体が一気に飛び出すことがありますが、誘発は1回だけ。(2024-04-03 修正:読者さんのご指摘、1枚1枚が別々に誘発してスタックに乗るので戻ってきた枚数分ドロー出来ます。)

この流れ、ドレッジ紹介の記事かな?

 


別に唱えても良いんじゃよ?

ここまでは「唱えずに場に出す」パターンでしたが、別に唱えていてもマナさえ払っていなければ条件を満たす事ができます。

 

全知経由でクリーチャー呪文を唱える

これはちょっと極端ですが、マナコストを支払うことなく唱えるので誘発します。

もっとも、全知が出せるなら悟がどうとかじゃないよねって話ですが。

 

創案の火(2024-04-03 加筆)

フォロワーさんの情報より。

コントロールしている土地の枚数以下のマナ総量の呪文を踏み倒せるので、クリーチャー呪文を唱えれば悟の誘発条件を満たします。

ランプ系は全くノーマークだったので、デカブツを叩きつけながらドローされるの想像してゾッとしました。

悟が不在でも戦えるのデッキなので普通に良さそう。

 

メムナイトや羽ばたき飛行機械

「0マナ支払う」は実際にマナを支払っていないので、悟の誘発条件を満たします。

挙動的には「0マナ支払って唱える」となりますが、《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》の下の能力が、ブラック・ロータスや各種モックスを打ち消すのと同じ理由で、実際に「マナの支払い」が無ければセーフという事らしい。

という事はラヴィニアを出されたら詰むのか…?(門衛のスラルとかでも詰むよ!)

 

屋根の上の嵐や予言により

これらのカードの能力で、呪文コストを「0マナ支払う」に置き換えて唱える事で、悟の誘発条件を満たします。

色的に《予言により》はなんとなく使えそうな雰囲気がありますが、《屋根の上の嵐》が場に出せるなら、さっさと《アーチリッチ、アサーラック》とか《墓所這い》とコンボしてどうぞ。

 

虚ろな者

とにかくマナの支払いが無ければセーフなので、3回以上ディスカードかサイクリングをしてから唱える事で悟の誘発条件を満たします。

そこまでするかどうかは別として、コスト軽減による誘発もアリだよって事で。

 

親和などのコスト軽減クリーチャー(2024-04-03 加筆)

フォロワーさんの情報より。

これも虚ろな者と原理は同じで、コストが軽減されきっていれば悟の誘発条件を満たします。

こいつとか、しょっちゅう0マナで出てくるよね。

 

無色Xコストのクリーチャー

マナコスト部分に(X)や(X)(X)しか書いていないクリーチャーは、X=0で唱える事で悟の誘発条件を満たします。

《歩行バリスタ》や《搭載歩行機械》などのアーティファクト・クリーチャーでなくとも《ウギンの召喚体》や《果てしなきもの》なんかも行けますね。

これで唱えると、場に出た瞬間に《状況起因処理》チェックでお亡くなりになりますが、一瞬だけでも「場に出た」事になるので悟の誘発条件を満たします。

結果だけを見ると、手札が入れ替わった(=ルーティング)だけですが、死亡誘発のギミックを仕込んだり、単純にストームを稼いだりと色んな利用方法がありそうです。

 


面白カード枠

強い弱いは別として、出たら面白いことがおこるカードの紹介。

 

狙い澄ましの航海士(2024-04-03 加筆)

読者さんの情報より。

正直初めて見たカードなのですが、結魂すると(1)(青)でブリンクする能力が付与されるクリーチャー。

どうも見慣れないタイプのブリンクで「自分のコントロール下で戦場に戻す」と書かれているので、相手のクリーチャーを《初子さらい》などで奪ってきて、うまいこと航海士と結魂させてブリンク出来れば、強めの NTR が発生する模様。

この時、相手のクリーチャーが自分のコントロール下で出るため悟氏から結魂祝いが贈られると言うカオスな状況になる。

別にコントロールを奪わなくても、マナの許す限りぴょんぴょんしながらドローするだけでも面白いに違いない。

ただ、こいつ自身が重いのが問題。

6マナかぁ…w

なんかこれ、綺麗に上手く出せないもんですかね。

 

以上、現時点でメモっている事をまとめてみました。

《潜入者、悟》はスタンでどうなるかは全然分かりませんが、きっと下環境で色々やらかすと信じていますので、紙が手元に来るのが待ち遠しくて仕方ないです!

 


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雑談

Posted by theuri