[モダン構築] 悟エクストーム – 潜入者、悟デッキメモ
最近、寝ても覚めても《潜入者、悟》の事ばかり考えている管理人です。
2,080円で4枚予約したもんだから暴落すると悲しいし、後には引けないからね。
もう助からないぞ❤
そんな気持ちとは裏腹に、先日投稿した<[まとめ] 潜入者、悟 – サンダー・ジャンクションの無法者(加筆修正アリ)>も、ありがたい事に中々の反響がございまして、陰ながら悟氏の人気を支えて行ければと思い、普段当サイトの裏側で作られているクソデッキの草案を紹介していこうと思います。
まず1つ目に紹介したいのは、かの有名な《純鋼ストーム/Puresteel Equipment Storm》から着想を得たはずが数々の不可能にぶち当たり、過去に作ったクソデッキと悪魔合体してしまった事により爆誕したストームレスストームデッキです。
メイン (60)
土地
15枚
クリーチャー
27枚
このデッキ、上手く回って妨害が無ければ3~4ターンで相手が爆発四散する計算で、理論上2キルも可能だと思います。
もし純鋼ストームの動きが分からない場合は、先にリンクから Wiki を読んでもらえれば、より記事を楽しんでもらえるかと思います!
MTG Wiki – 純鋼ストーム/Puresteel Equipment Storm
はじめに
モダン環境で《オパールのモックス/Mox Opal》が禁止された事により、
オパモから青1を出して、そのマナで撤収を唱えてオパモを回収、再びオパモを出し直すとまたマナが出せる。
この動きが出来なくなって、純鋼ストームはお亡くなりになりました。
しかし《潜入者、悟》が登場したことにより《モックス・アンバー/Mox Amber》と組み合わせると
アンバーから青1を出して、そのマナで撤収を唱えてアンバーを回収、再びアンバーを出し直すとまたマナが出せる。
これが出来ると同時に、《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》や《メムナイト/Memnite》と言った0マナのクリーチャーを唱えて場に出すと1ドローする事が出来る、しかもこれらは《撤収/Retract》で回収できる。
つまり《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》の代役もこなせると言うミラクルが発生した事で、
悟で完全再現出来るやん
と、勝利を確信したところから構築が始まりました。
そりゃないよ
しかし、構築を始めてすぐに残酷な現実を目の当たりにしました。
まとめ記事の方で「有名なので紹介した」と思っていた《羽ばたき飛行機械》と《メムナイト》(=0マナのクリーチャー呪文)は、モダン環境にその「2枚しかないから有名だった」という事を今更ながらに知る事に。
純鋼ストームの0マナ装備品は20枚必要なのに、悟ストーム(仮)の0マナクリーチャーが8枚ではお話になりません。
Xコストのアーティファクト・クリーチャーをX=0で唱えると、《撤収》で回収出来ない(=即死する)のでダメ。
アンセム系の全体強化で無理やりX=0を生かす方法も、白タッチでダブルシンボル出ねえとか、要求値が爆上がりすぎでダメ。
《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》などで(1)軽減し、X=1を0マナで唱えても、《撤収》でこいつも回収しちゃうから、出し直しの(1)(青)が重くてダメ。
《心なき召喚/Heartless Summoning》で(2)軽減し、X=2を0マナで唱えて、常在型能力の -1/-1 修正を耐えようとしたけど《メムナイト》が死ぬからダメ。
ダメだ全然噛み合わねえ。
と、頭を抱えていました。
発想の転換
気持ちを切り替えて別の悟デッキに着手していたら、ストレージから昔作ったクソデッキの残骸が出てきまして。
そうだよ、別に0マナで出したクリーチャーが全部死んだっていいじゃん(過激)と言う方向性にシフトしました。
アンバーの件で嬉しくなって《撤収》に拘っていましたが、別の回収方法を採用したところ上手く行ってしまい、調整していくと純鋼ストームとは似ても似つかないリストとなりましたとさ。
戦略について
このデッキは《潜入者、悟》と《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》を場に出し、Xコストのアーティファクト・クリーチャー(=以降タネ)をX=0で唱えまくって、ドローをチェインさせると同時に相手のライフをガリガリと削り取る事で勝利を目指します。
手札のタネが尽きたら《永遠の若さ/Forever Young》を唱えて、墓地のタネを全てライブラリトップに戻して1ドロー、何度だってよみがえれフォーエバー・ヤング。
純鋼ストームと大きく違う点は、フィニッシャーが《大霊堂の信奉者》となっている所で、ラストに(1)(赤)を残しておくストレスが無くなりました。
これにより「完走しなければならない」と言う概念が無くなったので、分割して相手の命を削る戦略が肯定されます。
また、キーカードを全てクリーチャーにする事で《永遠の若さ》から立て直す事が出来るのも売りの1つです。
0マナ域
今回のXコストの呪文は全て「0マナ装備の代用」として運用するため、すべてここで紹介します。
モックス・アンバー
有色の伝説のクリーチャーか、有色のプレインズウォーカーが居る時だけ本気だす、限定的なパワーカード。
勿論、純鋼ストームの《オパールのモックス》の役割を担います。
チェイン中は「あと1~2マナ捻り出せればフォーエバー・ヤングッ…!」みたいな時に使う事が多い。
なお、これは伝説のアーティファクトなので、2枚目を出すと状況起因処理でどちらか1枚が墓地に落ちるのを利用して《大霊堂の信奉者》を誘発させるテクニックがあります。
テクニックと言うより、誘発するのを忘れるので注意しようねと言う方が正しいか。
庁舎の歩哨
何かの間違いでは?と思う程度には弱い事が書かれているXコストのアーティファクト・クリーチャー。
プレビューの頃に「バリスタを限界まで弱くしたカード」と誰かが言ってるのをみましたが、その通りだと思う。
ただ、自壊できるのはちょっとだけえらい。
搭載歩行機械
バリスタが出るまでは、すっごい良く見かけたXXコストのアーティファクト・クリーチャー。
サイズアップして行けるのと、相手からしたら追放以外ではあんまり触りたくないのとで、妙に場持ちが良い印象があります。
キーカードが揃うまでの盤面維持に貢献してくれますが、キーカードが揃ったら死んでほしい(ひどい)ので、自壊能力の無さが気になる事がありました。
石とぐろの海蛇
なんのデメリットも無いのにメリット能力はモリモリと言う、頭エルドレインなXコストのアーティファクト・クリーチャー。
キーカードが揃うまでの盤面維持のエースで、相手のデッキよってはこいつ1枚でビタ止まりするぐらい強い。
こいつも自壊能力が無いため、コンボが始まると、どうにかして死んでくれないかなと思う事がある。(たびたびアレな言い回しですが、墓地に行ってくれた方がフォーエバー・ヤングの威力が上がるため。)
歩行バリスタ
エターナル級のカードで、説明不要の強さを誇るXXコストのアーティファクト・クリーチャー。
好きな所にダメージを飛ばし、好きなタイミングで自壊出来る、このデッキの動きを何一つ邪魔しない凄いカード。
1マナ域
このマナ域にはフィニッシャーと、デッキの潤滑油となるサポートカードが入っています。
大霊堂の信奉者
このデッキのフィニッシャー、純鋼ストームの《ぶどう弾》の役割を担当します。
X=0で唱えたXコストクリーチャーが全て1点ルーズとなり、当然複数並べば威力が増していきます。
これで対象を取らないタイプだったら、指輪のプロテクションすら貫通出来て最高でしたね。
除去されやすいデメリットがありますが、キーカードを探してライブラリを掘っている最中もちまちまとライフを削ってくれるので、一度に要求されるリソースをどんどん緩和していけるのが強み。
定業
1マナのキャントリップの中では、現モダン環境最強(最大3枚見れる)と言っても差しさわり無いカード、純鋼ストームの《血清の幻視》の役割を果たします。
純鋼ストームが環境に居たころには禁止されていただけで、これが使えるなら間違いなくこっちを使っていた事でしょう。
バネ葉の太鼓
ここは妥協枠になってしまいましたが、純鋼ストームの《極楽のマントル》の役割を果たします。
本家の方では0マナ装備の条件を満たしつつ、《純鋼の聖騎士》の能力で召喚酔いしていないクリーチャーに次々付け替えてマナを出すヤバいカードでした。
ゆうてスラムは伝説だし、クリーチャー自体が殆ど入ってなかったので「2マナ出ればラッキー」ぐらいの感じでしたが。
なお、2ターンキルのルートはこの太鼓スタートになります。
- 土地置いて《バネ葉の太鼓》を出す。
- 土地置いて《大霊堂の信奉者》を出して、土地と太鼓と信奉者を捻って《潜入者、悟》を出す。
これでアンバーやXコストのクリーチャーが数枚あれば、ワンチャン2キルが成立します。
倒しきれなくても全く問題ないどころか、詰めが楽になるのでガンガン行きましょう!
2マナ域
デッキの重要パーツはやはり2マナに集中しています、なんとか通したい所です。
潜入者、悟
主役の悟は、純鋼ストームの《純鋼の聖騎士》(またはスラム)の役割を担いつつ、アンバーから黒マナを出すためのキーカードとなります。
このデッキは、悟が居ないと成り立たないって程ではありませんが、居ると居ないとでは強さが全然違うので、なんとか盤面に残って欲しいですね。
永遠の若さ
自分の墓地にあるクリーチャーカードを「望む枚数」デッキトップに積み込み、何故かキャントリップまでついている頭エルドレインなカード。
リソースの回収に使うカードで、純鋼ストームの《撤収》の役割を担います。
本家と違いトップに積んでそれをドローしなおすので、ライブラリを掘り進める能力は低い。
ただし、キーカードがほぼ全てクリーチャーなので、単純なカウンターや破壊除去による妨害なら、これ1枚で立て直す事が出来ます。
フォーエバー・ヤング!
完成化したウェザーライト
流石にドローエンジンが悟4枚だけだと足りないので、買ったのに全然使えなかったこいつを2枚だけ挿しております。
最初は4枚入れていたのですが、2枚目以降がうんち猛烈に何もしない上に「ファイレクシア病・カウンター」と言う謎のカウンターが7個乗るまでは、死亡誘発が占術1と言う地味さも相まって2枚に減らしました。
ただ、カウンターが4個乗ると 5/5 飛行になるので、ライフを詰める補助が出来るのは良いなと思った。
3マナ域
マナカーブの頂点はどちらも調整用カード、パーツ不足で仕方なく感が否めない。
不気味な腸卜師
これもドローエンジンの枚数調整枠、完成化(笑)ウェザーライトとスプリットして2枚の採用となっている。
これ系のクリーチャーの中では珍しくデメリット能力が無く、誘発回数にも制限が無いので非常に優秀なのですが、マナベースがヒドいので3マナが重い。
いっそのこと、完成化(笑)とこれを全て抜いて、緑をタッチした上で《唯々+諾々/Beck+Call》を入れた方が安定するかも知れない。
練達飛行機械職人、サイ
アーティファクト呪文連打するし、とりあえず入れとけって感じでピン挿し。
何かの間違いで「生き残った状態でチェインを開始」すると、盤面がとんでもない事になる秘密兵器。
伝説のクリーチャーなので、アンバーから青マナが供給できるのは嬉しいんだけど、このデッキの場合はフォーエバー・ヤング!のための黒マナが出て欲しいのが残念ポイント。
—
以上、新カード《潜入者、悟》を使ったデッキ案の紹介でした!
一人回しをシミュレートしている限りでは何度か3~4キルが発生しているので、熟練度と調整次第では地雷デッキとして爪痕を残せるかも知れない。
問題はサイドで、墓地対策されたらフォーエバー・ヤングが何もしなくなります。
Xコストのクリーチャーが山盛り入っているから、《硬貨した鱗》系のデッキに変形させちゃいますかね。
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