Re: ゴリラ式で構築する馬鹿デッキ vol.5

思い付きで始めた(※いつもの事だけど)このシリーズも5回目。

序盤はワーッと行って、中盤から重たい呪文をオラオラと叩きつけて、最終的にウオオと勝利する馬鹿っぽいデッキを作りたいと言う欲望が抑えきれなくなっての狼藉。

そろそろデッキとして完成させたい所なので、最後の検証と題して「マナカーブから見えるゲーム展開」みたいな事をして締めくくりたいと思います。

 


現在のリストのマナカーブ

0 0
1 10 ■■■■■■■■■■
2 8 ■■■■■■■■
3 5 ■■■■■
4 7 ■■■■■■■
5 5 ■■■■■
6 0
7 1
8 1

ほー…って感じです。

低コスト帯が多めのミッドレンジ的なマナカーブを描いているように見えますね。

ちょっと数えてみましょう。
5マナ域以上の本命を通すまでのカードが30枚、土地が23枚なので、4マナ以下でプレイ出来るカードが合計で53枚。

53枚!?

本命の7枚に繋げるために53枚のスロットを使っている、と。

フィニッシャーから逆算したのは初めてなので結構新鮮な衝撃です、コントロールデッキとかフィニッシャー2~3枚とかザラなので57枚は全て布石みたいな感じなんですね。

シブい。

 

5ターン目までの土地引き確率

これは全パターン網羅するのは不可能なので、デッキシミュレータからやり直し無しのきっちり三回だけ実際にキープした手札を何パターンか抜粋してその後の経過で土地を引く確率がどうなるかを検証してみましょう。

検証するためのデッキリストのベースはこんな感じ

23 土地
37 その他

ここからドロー結果分、対象のカード枚数を減らしてシミュレートすれば期待する確率が算出されるはずです。

表の単位は「%」で、ヘッダーのYes/Noは最初のドローを除いて、「Yes」は前のドローで土地を引いた時、「No」は前のドローで土地を引かなかった時をそれぞれ表しています。
また、「連続」は連続で土地を引いてしまう確率、「複合」は複合確率で100%-連続で土地を引けない確率の計算式を使用します。
前にやった積の法則ですね!

要するに連続値が高いと土地ばっか引いてマナフラッドする(=事故る)確率が高くて、複合値はドローによって土地を1枚引くまでの確率となります。

では早速やってみましょう。

 

パターン1

  • 土地3
  • 2マナ呪文2
  • 3マナ呪文1
  • 4マナ呪文1

これ以上無いぐらいベストな初期手札ですね、ミシュランのタップイン処理から入って、2ターン目に黒騎士、3ターン目にリンリン、4ターン目にゴンティ様とマナカーブに沿った美しい展開が期待出来ます。

その場合4回目のドローまでに次の土地を引けば良いので先行なら3回、後攻なら4回ドロー出来ます。

Draw Yes No 連続 複合
1 37.98 37.98 37.98
2 36.54 38.56 13.88 61.89
3 35.32 39.16 4.9 76.81
4 34.09 40.07 1.67 86.1
5 32.67 40.59 0.54 91.74

 

パターン2

  • 土地4
  • 1マナ呪文2
  • 4マナ呪文1

これはヒドイですね、1マナは除去呪文2枚ですがクリーチャーが居ない状態で最序盤のパスは状況が悪化する可能性がかなり高いのでマリガンせざるを得ません。

  • 土地1
  • 1マナ呪文1
  • 2マナ呪文1
  • 3マナ呪文1
  • 4マナ呪文1
  • 8マナ呪文1

ゴリラ式シミュレータでは55%ぐらいの確率で、1マリすれば理想的な手札が来るらしいですが所詮は55%、先ほどよりヒドイ状況になってしまいました。

この手札は2枚は土地が引けないと普通に死んでしまうのですが、ダブマリもかなりリスク高いんですよね。

まぁマリガンするんですけど。

  • 土地3
  • 1マナ呪文1
  • 3マナ呪文1
  • 占術で2マナ呪文が見えたのでトップ

おお?コレは悪くないですね、占術でナイトが見えていなければかなり辛い手札なのですがw
実戦でもこれぐらい引き強になりたいものです。

Draw Yes No Cont Synt
1 0 0 0
2 37.03 37.03 37.03
3 36.17 37.5 13.39 60.64
4 34.61 38.55 4.63 75.81
5 33.23 39.56 1.54 85.38

占術でこの手札に一番欲しいナイトが見えた訳ですが、これがもし違うカードでボトムに送った時、次のカードがナイトである確率は

演算結果
110,000回の試行結果
16,002回の該当
14.55%の確率
※誤差考慮10.21%~18.9%の範囲

結構薄いとこ引いてたみたいですね、リンリン撃つまでにヤバいの出て来たら最序盤パスもやむなしと言った所です。

 

パターン3

  • 土地2
  • 1マナ呪文2
  • 2マナ呪文1
  • 4マナ呪文1
  • 8マナ呪文1

圧倒的輝き!!

この子、やたら最初に引いちゃうんだよなー。
土地2で白騎士も居るんだけど、1枚がタップインだから初手で審問撃つと2ターン目白騎士が出せないと。

マリガン後にこれならキープするけど、やっぱり唱えるのが困難すぎるフィニッシャーをキープ許容するにしては弱い手札です。

マリガンしましょう。

  • 土地3
  • 1マナ呪文1
  • 2マナ呪文1
  • 4マナ呪文1
  • 占術で土地が見えたのでトップ

良い初期手札の定義とはちょっと違うけど、相手がクリーチャー主体のデッキならかなりアリな手札だと思われます。

次のドローで4枚目の土地が確定しているので、2ターン目に白騎士を出して被弾を最小限に抑えつつ、4枚目の土地を置いて直ぐにラスゴでドーンまでが確定してます。

殆どのクリーチャーデッキは序盤に全力展開を狙えるようにマリガン基準を決めているはずなので、4枚土地が並んだ時にリセットをかけると2:3以上の交換まで期待出来るのは熱い。

さらに4マナ域からグッと強いのが出てくるから、フルタップして本命を召喚していようものなら、例え2:1交換でも全然悪くないと思いますね。

オマケにプッシュも1枚温存出来る訳だから、立て直そうとする出鼻をくじく事も出来るかも知れません!

Draw Yes No Cont Synt
1 100.0 0 0
2 35.66 35.66 35.66
3 34.72 36.69 12.38 59.26
4 33.3 37.24 4.12 74.43
5 32.2 38.15 1.32 84.18

 

うーん?

何と言うか、誤差?って感じですね…w

あまり意味のない検証となってしまいましたが、マリガンすればする程ライブラリの枚数が多くなり手札が減るので、ハンドアドバンテージ及びドローの進行がマリガン回数分遅れる(※7枚キープと比較して)って事になりますね。

当たり前の事が分かる事が証明されました(白目)

まぁ、こんな事もあるさ。

 


おまけ

デッキに2枚だけ入っている7マナと8マナのヘヴィ級コストの呪いが妙に初期手札に来てしまう現象なのですが、これ実は割と順当な確率のようです。

感覚的に2/60とか滅多に引かないだろって思ってたのですが、実際は7枚もドローしちゃうと2/60・2/59・2/58・2/57…って感じになるので意外と引いてしまうんですよね。

2 重いヤツ
58 それ以外

このリストをゴリラ式で実際にどれぐらい引くのか試してみた所、

演算結果
120,000回の試行結果
26,802回の該当
22.34%の確率
※誤差考慮18%~26.69%の範囲

うん、コレは普通に引いちゃうヤツですねw

 


あとがき

実は構築において、どこまで机上の理論だけで調整出来るのかが知りたかったみたいなとこがあって。

だからやる事なす事手探りで、正直どこまでが有効だったかと問われると…色々口ごもってしまいそうな結果になりましたw

あ、でも最初の手札に来てほしいカードの調整は割とガチで役に立ったと思っていますよ!

今後もここだけは試行回数の暴力(=ゴリラ式)で調整して行こうと思いますね。

お付き合いありがとうございました!

theuri Written by:

エクソダスからイクサランの相克まで約20年のブランクを持つ復帰勢、罠の橋を愛している。 デッキ構築を何よりの楽しみとしており、それを管理したり一人回しをシミュレートするWEBアプリを開発&運営中。 是非使ってみてください! Twitter:@uri_mtg

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