[XLN-GRN] セラマゲドンにフィードバック – スタンダード Vol.10

2018年10月29日

スタック周りでちょっとした疑問があって、Twitterでフォロワーさんに教えを乞うていた時、某氏より「エスパーコン組んだから代わりに回してちょんまげ」と言う旨のリプライが飛んできました。

なんと、平成最後のセラマゲドンなどと嘯いたイロモノデッキにフィードバックが来たのです。

 

スランの崩落コントロール – 《名前を入れてください/Plese Enter Your Name》

Author:Emissary

 

以前パワーストーンの破片を全力で使ってみようとした時に、偶然検索で氏のブログを発見して以来絡ませて貰っております。(※スタンド使い同士はなんとやら)

実際に紙で対戦できる機会があって、その時に使ってきた「コスモ(小宇宙)を内包したバカデッキ」から察してはいたけど…同じ匂いがするんですよね。

こう言う斜め上のカードがお好きって言うw

 


真面目に討論した

我々イロモノ好きは、得てして「ふざける為」に真面目に内容を精査します。

この件に関しても割とまじめに案を出し合ったのですが、まず氏の組んだリストを眺めての感想。

 

どうやら強そうだ。

 

悔しいけど《ファイレクシア教典/Phyrexian Scriptures》を4枚採用しているのが見事としか言いようがない。

私のリストと比べると

  • 悔恨する僧侶
  • 浄化の光
  • 残骸の漂着

の計6枚分のスロットを4枚に圧縮出来ていて、しかも点数でみたコストが4で全部自動でやってくれると言うのがヤバい(ぐぬぬ)

脅威が着地済みの場合は見てから置くため、ラグのせいで1発は貰ってしまうと言う弱点はあるけど、6マナとスランの崩落も握っていると突然コスモ(小宇宙)が炸裂する。

動きをシミュレートするとこうだ

  1. [自分] 教典を置いて第1章が誘発、ターンを返す。
  2. [相手] 次のターンリセットされるのが見えているので、クリーチャーは破壊不能でもない限り出さない。
  3. [自分] 第2章のクリーチャーリセットが誘発、その後崩落を置いて第1章が誘発、土地をリセットしてターンを返す。
  4. [相手] 突然土地がゼロになり、先ほど出さなかったクリーチャーは当然出せなくて「ファッ!?」ってなる。
  5. [自分] 教典の第3章と崩落の第2章が同時に誘発するので、先に教典の相手の墓地だけリセットを解決するようにスタックを積むと、崩落の第2~3章は自分だけ土地を2枚ずつ戻せる。

 

ペガサス・ファンタジー

 

しかもタフ1で除去されやすい僧侶と違い、英雄譚はエンチャントだから単純に割りにくい。

もはやこの2枚は噛み合い過ぎていて言葉が無いね、

 

結婚すればいいのに。

 


フィニッシャーについて

氏のフィニッシャーは《変遷の龍、クロミウム/Chromium, the Mutable》をピン刺し、除去耐性を持つ大型フライヤーです。

アゾリウス評議会がまだ来ていないので白青のマナベースが弱すぎる(※ギルド門すら無い)環境だし、青黒に白タッチの方が良くない?って話で、そうなると白のダブシンは不安定だから。

と言う判断だそうです。

ぐうの音も出ない程の正論だし、私も勿論クロミウムは購入済みなのですが…

セラマゲドンのフィニッシャーはライラじゃなきゃヤダ!!(大人げない)

と駄々をこねてみた所、「スタンに本家本元のセラ天が居る訳だが?」と返されました。

勿論言い返してやりましたよ!

セラ天あんまり強くないからヤダ!!(無茶苦茶)

こんな大人にはなりたく無いものです。

 

しかし、本当にそうなのだろうか?

《浄化の輝き/Cleansing Nova》《残骸の漂着/Settle the Wreckage》は、確かに言う通りで「撃ちたい時に撃てない」では話にならない。

だけど、フィニッシャーだけはその限りでは無いんじゃないか?そんな予感が。

このデッキを回していると気付く、初代セラマゲドンと大きく違うポイントがそう告げてくるのでした。

 


タッチカラーだけどダブシンを許容できそうな理由

初代セラマゲドンは自分のマナ基盤も死ぬから「先にセラ天を着地」させておく必要がありました。

しかし平成最後のセラマゲドンは「焼け野原から土地だけが再興していくと言うストーリー」が付け加えられています。

特に教典からの崩落のコンボが決まっていれば、普通に余裕があるし、崩落撃った=白は最低1出る状況。

崩落の2~3章は「自分の好きな土地を2枚戻せる」から白を優先して戻す、通常のドローだって2回ある。

それでも足りないならドローソース使って白マナが出せるカードを…

 

引け!!

 

いや、意外と大丈夫じゃない?真面目な話w

 

私のリストでは貧弱なマナ基盤をサポート、かつマナ加速の為に《金粉の水蓮/Gilded Lotus》《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》が採用されていましたす。

まぁ正直隙がデカくて使いにくかったので、昨日《宝物の地図/Treasure Map》を2枚買ってきて差し替えちゃったんだけど!

コイツは2枚目以降の《アズカンタの探索/Search for Azcanta》としてライブラリを掘り進みドローの質を上げつつカウンターを貯めて、崩落前に変身させておけば第2章で5マナ(=うち3マナは好きな色を選べる)が確定します。

元々これを実現するためのロータスだったけど、やはり5マナキャストは負担が大きすぎた。

 

それに比べて2マナでスッと出せて、毎ターン占術出来て、最後にちんp…《宝物/Treasure》を3つ出すって動きは、同僚も「おおー、めっちゃ良いっすねそれw」ってな具合で。

青白として最後の戦いに臨んだセラマゲドンで早速大活躍してました、ドロー変換も強いね!

 

まとめると

リスクを冒して崩壊前に唱えるより、カウンターも除去も撃てない絶対安全な状況で優雅に舞い降りる方がカッチョイイんじゃないか。

って事です。

クロミウムちゃんは普通に強いから、試してはみたのだけど、土地のリセットを挟むデッキだから重すぎるなって感じた。(※たまに崩落を生撃ちしたりするし)

 

それにしてもこれ…なんだか本当に強そうで希望が見えて来た!

氏のリストの良い部分だけをパクッ…いや、ちがう。

 

コラボデッキって呼ぼう。

 

Ver.2はコラボデッキ、いいよね?そうしよう、ヤッター(ごり押し)

 

今日早速ファイレクシア教典4枚買って帰ろ!

 


あとがき

取り返しのつかないレベルでマナ基盤をズタズタに出来ないものかと、アリーナ上で廃墟の地と漂着撃って「相手の基本土地を引きずり出しまくってから崩落を撃つ」ってのを試そうとしましたが…。

悠長すぎて先に死ぬから無理でした。

 


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Standard,雑談

Posted by theuri